ユニクロ＆アレキサンダーワンのコラボがついに発売
アレキサンダーワンとは超一流の女性デザイナーで、その名前を冠したハイブランド「アレキサンダーワン」を率いています。そんな彼女の服がユニクロ価格で買えてしまう今回のコラボは、「見せるアンダーウェア」がコンセプト。
しかも「ヒートテック」を使っています。本来見せることのない肌着を、どのように「見せる」というのか？ アレキサンダーワンの高いデザインセンスで作られたヒートテックは通常のものと何が違うのか？ 傑作コラボからエクストラウォームタンクトップを徹底解説します。
高いデザイン性が込められている
まず特筆すべきはデザインでしょう。タンクトップの正面に１本のシーム（縫い目のこと）が太く入っています。その中央に走ったシームから斜線が何本も伸びていて、一見して普通のタンクトップではありません。
また、服の右下にワンポイント「ALEXANDER WANG（アレキサンダーワン）」と印字されているので、ユニバレ（ユニクロとバレること）しにくく、黒で刻印された英語のワンポイントが高いデザイン性を与えています。
着用画像はこんな感じ。これ１枚だけでサマになるのがよく分かります。
着心地などについて
発熱、保湿などのヒートテックとしての機能はもちろん、特筆すべきはその「肌触り」です。
写真だと伝えるのは難しいですが、まるで上質なコットンを使用したような高級感のある肌触り。いままでのヒートテックのような、化繊特有のチープ感のある素材感とは一線を画しています。それでいて、素材の構成はアクリル58％、レーヨン39％、ポリウレタン3％。化繊素材であるにもかかわらず、こんな肌触りを実現されては、どんなアパレルプランドも太刀打ちできません。
注意点について
ここまで絶賛しておきながら、それでも気になった点はありました。
まず、この真ん中に走ったシーム（縫い目）が高いデザイン性を与えてくれるものの、シームがある分、当然に裏目が「ボコッ」となってしまっています。このボコっとなっている部分が、肌に当たって違和感を生じさせ、着心地を非常に損なっています。せっかくの上質な肌触りなのに、ここはもったいない。
また、白は当然ながら「透け」ます。先ほどのボコっとなってしまっている点を含め、「重ね着」をしてこの難点をカバーするのが前提といっていいでしょう。
色、サイズ展開について
色展開は、先ほどの着用画像の白、及びグレーと黒の３色です。素材の透け感が気になる方はグレーや黒を選んだ方が無難です。サイズ展開もXS～3XLまである充実ぶり。ただしXS、XXL、３XLについては店舗にはなくネット通販でのみ取り扱いとなっていることに注意して下さい。サイズ感については、普段お召しになっているユニクロの普通のサイズで大丈夫のようです。
洗濯をしてみた結果
ネット使用の洗濯可能とのことでしたので、試しに洗濯してみました。
正直殆ど何も変わりません。ちょっと毛羽立ったかなー？くらい。肌触りを損なうこともありませんでした。素材に使用されている「レーヨン」は非常に水に弱い素材なので、正直心配していたのですが、これならヘビロテしても何の問題もなさそうです。
総評
結論を申し上げると完全に「買い」の商品です。国内のブランドであれれば8000円程度の値付けをタンクトップにしますが、それらと比較してまったく遜色ありません。むしろ、着心地、デザイン及び機能性を考えると国内ハイエンド品より勝っている点が多いといっても過言ではないでしょう。そんなタンクトップが1990円（+税）です。正直買わない理由はありません。
ちなみに、このタンクトップは重ね着がマストと記載しましたが、どのように重ね着をしてコーディネートすればいいかは、筆者のブログ「レディースファッションのオシャレの教科書」の、「ユニクロ＆アレキサンダーワンコラボ・ヒートテックを使用した、オススメレディースコーディネート日本最速紹介」をご覧ください。
間違いなくこの秋冬のマストバイ商品です。購入を躊躇われている方がいらっしゃったら、直ぐにでも購入することをオススメします。
