ユニクロといえばフリース。しかし、今回紹介するアウターはユニクロ定番のフリースにユニクロ独自のブロックテックを合わせた高機能アウターです。このユニクロの技術の結晶がどれだけスゴイのか紹介していきます。
フードは機能的にもデザイン的にも◎
デザインはアウトドアやスポーツよりで、フードの下の部分が長くジップが首もとからアゴにかかるくらいまであるので風の侵入を防いでくれます。またジップの裏はちゃんと生地があるのでジップの金具が肌に当たって冷たい思いをすることもありません。
フードの作りは少し小さめでジップを上げきった状態だとかぶることができません。ジップを適度に下げて目と鼻が出るくらいでかぶると顔の露出が少なくなり防寒性が上がるでしょう。
かぶらない場合は首もとにフードがたまるようになりネックウォーマーをしているような感じになります。これなら首もともあたたかいし顔まわりにボリュームが出るので小顔効果も期待できます。つまり、フードはかぶらないほうがカッコいいです。
(胸のジップポケットや袖口のパイピングがアウトドア感があります)
(首まわり。ネックが高いのであたたか。裏にも生地があるのでジップをあげきっても問題なし)
(フードの比較。とじて置くと開口部が小さいのがよくわかります。右はユナイテッドアスレ)
(ポケット内部。フリースでできているので手をあたためることができます)
ポケットは左右のポケットと胸ポケットがあります。すべてジップがついているのでモノをおとす心配がありません。ジップも生地の色と同じにしてあるので目立つことなくシンプル。
ただこれは黒のみで他のカラーはジップが目立つ色になっているので、シンプルに着たい方は黒がオススメです。ポケットの内側は毛足の短いフリースでできているのでポケットに手を入れてもあたたかいです。
見た目も機能も特徴的な素材
素材は表地と裏地同様に毛足の長いポリエステル100%のフリース素材です。毛足が長いので空気の層ができて外気との壁になるの保温性があります。また見た目にもモフモフしているのであたたかい印象がありますね。
(表側。毛足の長いフリース。あたたかでなめらか。モフモフしています)
(裏側。表と同じですね。写真でもわかりません。肌ざわりはバツグン)
裏側は体温であたたまった空気が外に逃げないので体温をキープできます。手ざわりがなめらかでとても気持ちいいのでついついさわってしまいます。裏地も同じ素材なので肌ざわりがよくストレスを感じません。ただ裏地もフリースなので中にウールのニットやヒートテックを着た場合は静電気が発生します。インナーはコットンをオススメします。
さて、どこがブロックテックなのでしょうか……? 実は表地と裏地のあいだにブロックテックという特殊なシートをはさんでいます。このブロックテックのおかげで冷たい風を通すことなく中の湿気を外に出すことができます。そのためあたたかいまま快適に着用できるのです。
サイズは使用目的で選ぶと吉
サイズ感は特に細くも大きくもありません。生地にシートをはさんでいるのでストレッチ性はほとんどありません。ジャストサイズを選んでしまうと、動きづらくなるので、ワンサイズアップがオススメです。ユナイテッドアスレのプルオーバーのパーカーと比較してみます。
ともにサイズはXL。ユニクロのパーカーはそで丈が64cm、肩幅が50cm、身幅62cm、着丈74cm。ユナイテッドアスレはそで丈が57cm、肩幅が51cm、身幅が56cm、着丈が68cm。ユニクロの方が身幅と着丈が長くなっています。
アウターなので中に着込むことを想定してやや大きめになっています。一方ユナイテッドアスレはインナーなので同じXLですも着丈や身幅がやや小さくできています。
(2枚を重ねてみました。着丈と身幅が大きいのがわかります。袖の幅もユニクロの方がやや大きめです)
カラー展開はオフホワイト、グレー、黒、ブラウン、青の5色展開。サイズはアウターでの使用を想定したので1サイズ大きくしました。ちなみにオフホワイトは白クマみたいに、ブラウンはクマみたいになります。素材の毛足が長いのでぬいぐるみのようなイメージでカワイイです。
以上のことをまとめると保温性があり防風性もある機能的なアウターだといえます。見た目もあたたかいイメージなので見た目も機能もかなり優等生。
防寒性を試してみた!
(今回の装備。かなり軽装です)
最後に、ゲレンデまで着て行って本当に寒くないのか検証してみました。今回着て行ったものです。
アウター ブロックテックシルキーフリースパーカー
インナー ボーダーカットソー(綿素材、長袖)、スーピマコットンTシャツ(半袖)
パンツ ユニクロ EZYジーンズタイツ ユニクロ ヒートテック(ノーマル)
ソックス happy socks
レインブーツ グリーンレーベルリラクシング
アウターの下はカットソーのみで上半身と下半身で衣服の枚数を同じにしました。(下半身は下着を含めて)足元はレインブーツです。自宅を出たときの気温が0度。ゲレンデに到着したときの気温はマイナス7度でした。
結果ですが、まず早朝自宅前ではまったく問題ありませんでした。上半身も下半身も寒いと感じることはありませんでした。下半身はヒートテックの効果があり、上半身はフリースがあたたかいと感じました。ここまでは想定内です。ここで寒かったら着替え必須です。
そして、ゲレンデに到着。駐車場は雪がつもり風が吹いています。おそるおそる外に出てみると、下半身は冷たい風が通るので寒く感じるのに上半身はまったく寒さを感じません。正直おどろきました。保険でダウンジャケットを持っていましたが必要ありませんでした。
裏側もシルキーフリースになっているため毛足が長くあたたかい空気をためやすかったこと、ブロックテックの機能で冷たい風をシャットアウトできたことの2点が考えられます。実は移動中の車内でも着ていたのですが汗がこもるような不快感もありませんでした。これもブロックテックのおかげです。
見た目も良く高機能なアウターをユニクロで購入できるのはおどろきです。いい時代になりました。価格はセールで1990円(+税)。この機能で1990円ならお買い得です。店頭にはまだ在庫があるのでお早目に!
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