ユニクロのベルトと言えば安っぽいペラペラなものという認識は昔の話。今は形や色、サイズなど様々な種類が展開しているのですが、筆者はデニムに合うイタリアンサドルレザーベルト、2990円（＋税）の09 BLACKが気に入っております。
重厚感と革の質
筆者が一番驚いたのが、手にした時の重厚感。重さといい厚さといい、滅多なことでは壊れないようなガッチリとしたベルトですが、筆者実測で重量154g、厚さ4mmなので、実際に重いわけでも厚いわけでもありません。
安っぽいペラペラなベルトを売っていた時代を知っている方は実際に手にとった瞬間、衝撃を受けるでしょう。
表面はシワが少なく、触り心地はツルツルして、肌触りがいいです。雄牛の背中部分のレザーのみを使用して作られており、イタリアにあるVolpi社のレザーを採用しています。
Volpi社は中世から使用されている樹皮などから抽出されたタンニンを使用して「なめし」（不純物を取り除き革製品として加工できるようにする工程）を行なっており、環境への負荷はほとんどありません。
また、Volpi社が加盟しているイタリア植物タンニンなめし協会は、製造工程から環境対策まで国際規格よりも厳しい基準を設けており、ユニクロの環境への取組みと合致しています。
重厚感・高級感があるだけでなく環境への配慮をしているベルトが、3000円以下で購入できるという驚くべきアイテムなのです。
カジュアルに特化したアイテム
公式HPには「デニム合わせにこだわった」と書いてある通り、これはカジュアルな服装のためのベルトです。
※ドレスとカジュアルのバランスとは？:http://www.neqwsnet-japan.info/?p=1810
幅は3cm以下がビジネス用、3cm～3.5cmがビジネス・カジュアル兼用、4cm以上がカジュアル用という目安があり、このアイテムは筆者実測で3.4cmの太さでした。
太さだけで見るとビジネス・カジュアル兼用にできそうですが、このアイテムはステッチの色が黒ではなく白になっています。
さらに、ベルト穴の中が染色されておらず、ここも黒以外の色が見えています。
スーツに合わせる場合は、こういうちょっとした色の違いの装飾すらも違和感になってしまいますので、ビジネス用に使用することはオススメしません。
逆にデニムのようなカジュアルな服装に合わせると、色の違いがアクセントになりますので、使用することをオススメします。
自分に合った長さにできない
筆者は30代で身長175cm、体重68kg、ウエスト79～82という体型で、Mサイズを購入しました。公式HPによると推奨ウエストサイズはMサイズ70～82cm、Lサイズ79～91cm、XLサイズ～100となります。
実際に筆者がMサイズを着用するとベルト穴は5個中手前から3個目だときつく、2個目だと少し余裕があります。本当は真ん中である3個目にしたいのですが、ベルトの長さ調整ができない仕様になっています。
自分のサイズに合わせたい方には向かないアイテムですが、お店では腰に巻くことができるので、一度試してから購入してください。
お気に入りのボトムスで試着をしよう
カラーはBLACK以外にも、38 DARK BROWNがあります。
どちらも暗めの色なので、どんなボトムスでも合うのですが、ボトムスと同色だと使いやすくなります。しかし、先述の通りデニムに合うベルトということで開発されていますので、まったく違う色のボトムスとも合います。
筆者はよくデニムに合わせて使用していますが、これは好みになりますので、ぜひ自分のお気に入りのボトムスを履いて試着をしてみてください。
種類は違いますが、メッシュのベルトや太いベルトなど様々なものがありますので、ユニクロに立ち寄った際はぜひベルトコーナーに足を運んで、手に取ってみてください。
