メンズの定番、チェスターコート。ユニクロでも毎年、「ウールカシミヤチェスターコート」として展開されています。そして、今年は定番の無地のほか、ガンクラブチェックの柄物が登場。
2019年秋冬のユニクロではユニクロUを筆頭にEngineered Garments(エンジニアドガーメンツ)、JW Andersonとのコラボレーションなど、多くの特別コレクションが展開されました。その陰に隠れてしまっている印象ですが本アイテム、高い品質とトレンド感を併せ持つ ユニクロの底力を感じさせる逸品です。ポイントは上品な素材感と使いやすいチェック柄。
素材と生地感
素材表示は表地 毛90%、カシミヤ10%、裏地 ポリエステル100%。ウールカシミヤというアイテム名通り、カシミヤブレンドの素材となっています。カシミヤとは秋冬物でよく聞く名称とは思いますが、カシミヤ山羊からとれる希少な獣毛素材です。カシミヤ毛の特徴は、1本1本の毛がとても繊細であること。そのため、普通のウールなどと比較し、柔らかく艶感があります。
高級素材のカシミヤが混紡されていることも一因だと思いますが、今季のアップデートポイントとしてアイテム説明にも「より細い繊維を使用し、表面の起毛回数も増やし」たと書いてあり、混紡の生地自体にも工夫が凝らされているようで、一見して上品な艶感がわかる仕上がりになっています。
実際に触ってみても、見た目に違わぬ、なめらかな心地よさ。
生地厚も薄すぎるということはなく、冬用のコートとして十分な厚み。ただダウンジャケットほどの防寒性はないので寒さの厳しい真冬にはインナーダウンや厚手のニットなどと合わせるといいでしょう。
上品なガンクラブチェック柄
また本アイテムは、名称通り、ガンクラブチェック柄の生地となっています。ガンクラブチェックとは、二色以上を使った格子柄のこと。全体のチェック柄というと「クセが強すぎるのでは?」と思うかもしれませんが、こちらそういった心配は皆無。
(ボタンも安っぽく見えないよう表情のあるものが採用されている)
ブラウンやブラックなどのダークトーンで柄が構成されているため、ぱっと見では柄の印象強さを感じさせません。また生地の起毛感や艶感が、柄の主張がほどよく緩和してくれています。生地の上品さが柄にも好影響。
サイズ感とクリーニング
サイズの作りは特にビックシルエットということはなく、通常のユニクロのサイズ感です。筆者はユニクロやGUでは通常、だいたいMがジャスト。こちらもジャストはM。冬に着込むことを考えるとゆとりをもって、Lサイズがちょうどいいという感じでした。いつものサイズで選べば問題ないでしょう。
ただトレンド的にダボっと着たい場合は、思い切ってサイズで遊んでみてもいいかと。筆者は今回オーバー気味の膝下丈にしたかったので、XXLをチョイスしました(Lサイズくらいだとごく普通の膝丈くらい)。生地感が上品で、また程よい厚みのある素材感のため、大きめに着てもそこまでだらしない印象にはなりませんでした。
クリーニングについては、ドライクリーニング推奨となっています。繊細なカシミヤブレンドのウール素材なので、ワンシーズン終わったらクリーニング店に出すのがいいでしょう。
価格は販売開始時1万4900円(+税)だったものが、現在値下がって、9990円(+税)となっています。元値でも品質に比べてお値打ちと思いますが、さらに手頃な価格に。トレンド感を押さえながらも上品で使いやすい柄物コート。この品質にこの価格、オススメです。
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