うだるような暑さが日に日に増すこの季節。そんな暑さも吹き飛ぶぐらいクールにカッコよく、ショートパンツを履いてみたくないですか?
「ショートパンツは女子ウケが悪い」「脚が短いから、とてもとても履く勇気がない」「どう頑張っても短パン小僧になってしまう」……涼しくて爽やかなイメージのある夏の定番ショートパンツですが、実際に履くとなると、体型やネガティブなイメージの問題で敬遠している方も多いかと思います。
そんなショートパンツを、クールでカッコよく着こなすことができる傑作アイテムがユニクロにありました。それが、定価1990円(+税)で販売されている「チノショートパンツ」です。

http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/182679-31
こちら、商品ページのモデル画像を見ると、どうにも野暮ったい印象があるのですが、実際に履いてみると脚長効果抜群の理想的なショートパンツの形で驚きました。
「短パンの形なんてどれもいっしょ」と思うかもしれませんが、ショートパンツほど些細な形の違いで、履いたときの印象が大きく変わるアイテムはありません。商品単体の画像だけであれば、どれも同じように見えるため、デザインや色でエイヤッと買って、実際に履いてみるとなんだかしっくりこないと後悔したことはありませんか?
自分も、毎年夏にはショートパンツが履きたくなって、ユニクロなどで様々なアイテムを買ったり試着したりするんですが、なかなか納得できるものが見つかりませんでした。たとえば、裾幅が細すぎて太ももがむっちり見えてしまったり、丈が中途半端で野暮ったくなってしまったり。
なかなか良品を見つけることが出来なかったのですが、ユニクロのチノショートパンツはそういった不満点を見事にカバーした素晴らしいシルエットでした。
理想的なショートパンツの形とは?

まず先にお伝えしておきたいのが、脚長に見せてカッコよくショートパンツを履くために重要なポイントが2点あること。
・細過ぎない程よいゆとりのある裾幅
・丈の長さは、ひざ下丈ではなくひざ上丈
上記のポイント以外にも、メンズファッションブロガーであるMBさんのサイト「knower mag」にて、ショートパンツの着こなし攻略術がわかりやすく説明されています。細かい理論や理由は省いておきますが、選び方・履き方を理解するだけで、びっくりするほどしっくりとカッコよく履きこなすことができるようになります。参照URLhttp://www.neqwsnet-japan.info/?p=2043
で、今回紹介しているユニクロのチノショートパンツなんですが、この重要ポイントの1つである、ゆとりのある程よい裾幅が見事クリアされております。
さて、実際に履いてみましょう。

丈感もひざ小僧が覗くぐらいの長さでポイント的に問題はないのですが、個人的にはもう少し短いほうがいいのでロールアップして履くようにしています。

丈が短すぎると抵抗感があるという方は、ロールアップをしなくても大丈夫です。ロールアップで丈の調節が可能なところはうれしい点ですね。
ちなみに、サイズ感については、身長178cm、体重64kgのやや細身体型の自分でMサイズを履いてます。普段はデニムであれば29インチ、スラックスなどは73センチを履いてますので、ウエスト部分にややゆとりがあります。

Sサイズでも問題なく履くことはできるのですが、裾幅のゆとり具合を考えると、ジャストサイズよりもワンサイズ上げたほうがしっくりくる気がしますので、ご参考に。
シルエットは最高だけども、万能アイテムではない

脚長効果抜群で絶妙なシルエット、大人でも履けるユニクロの傑作アイテム「チノショートパンツ」、そんな素晴らしいアイテムなんですが、コーディネートを組む際に認識して頂きたいことが一点あります。
それは、「ど」がつくほどのカジュアルアイテムであるということです。短パンというデザインはもちろん、ワークウェアなどで多く使われるチノ素材。大人っぽさの象徴ともいえるスーツスタイルでは、まず使われることのないデザインと素材です。
そういった大人っぽい印象から遠ざかったアイテムで、何も考えずに手持ちのTシャツやサンダルを合わせてしまうと、一気に夏休みの少年を彷彿とさせてしまい、クールでスマートな大人の魅力が失われてしまいます。

http://www.uniqlo.com/jp/stylingbook/pc/style/10003073
チノショーツを使ってコーディネートを組む際は、大人っぽさを感じるドレス要素のあるアイテムをあわせてあげることでバランスのとれた着こなしを実現することができます。
たとえば、Tシャツではなくシャツを着てみたり、サンダルも革靴のようなレザー素材でツヤのあるものを履いてみたり、帽子にハットをかぶってみたり、という感じでスーツで使われるような服や小物を使ってあげることで印象がグッと大人っぽくなります。

個人的にショートパンツを履く際のコーディネートの組み合わせとしては、長袖のリネンシャツにグルカサンダルとかが気に入ってますね。

シャツはオーバーサイズなものを着ることで、腰位置が隠れて脚長効果が上がるうえに、トップスとボトムスとのシルエットにメリハリがついてきれいなYラインシルエットを作ることができます。サンダルも革靴をくりぬいたようなデザインなので、過度にカジュアルな印象はなく、素足の見える面積が増えることで脚長効果に拍車をかけています。
こんな感じで、脚長効果を出してシルエットを良くしたり、ドレスとカジュアルのバランスを意識することで、胴長短足で日本人体型な私でも、スタイル良くスマートにでショートパンツを履くことができるようになってます。
色で遊んでみるのもおもしろい

総評
シルエット★★★★★
コスパ★★★★☆
大人っぽさ★☆☆☆☆
ショートパンツデビューをするのであれば、入門用として買ってもまったく痛くないコスパです。コーディネートで組み合わせるアイテムにさえ気をつければ、きれいな脚長シルエットを作ることができるので、着まわしやすさを優先するなら濃い色がおすすめ。
ちなみに、僕は着まわしやすさではなく、イタリアの伊達男のようなイメージを求めて白色を選びました。ショートパンツだと色の見える面積が少なくなるので、白のロングパンツを履くよりも違和感が少なかったからです。
おしゃれ中級者の方や黒パンツに飽きてきたという方は、今年の夏はカラーショートパンツなどで遊んでみてもいいのではないでしょうか。