ユニクロのデニムパンツは何を選ぶのが正解?

メンズファッションのボトムスで定番のデニム(ジーンズ)。「Life Wear」を掲げるユニクロにおいては欠かせないアイテムです。実店舗にいくと所せましとデニムが並んでいます。

しかし、種類が多く、どういった違いがあって、どれを選んだらいいのか? と迷う方も多いでしょう。そんな方にオススメなのが、「カラーステイスリムフィットジーンズ」です。ベーシックなつくりながらも履きやすさとシルエットの良さが光る良品です。そして、ポイントはズバリ、「生地のハリ」です。

素材構成とストレッチ性

素材はブラックが綿49%、ポリエステル33%、レーヨン16%、ポリウレタン2%、ネイビーはポリエステル52%、綿46%、ポリウレタン2%。

カラーにより若干構成比は異なりますが綿とポリエステルがめいん素材、そして、ストレッチのためだろうポリウレタンが少々混紡されています。そして、本アイテムの最大の特徴で利点は、さわるとわかる、しっかりとしたハリがある生地感。

ただし固いことはなく、ひっぱると伸縮性もキチンと担保されています。同じユニクロのウルトラストレッチスキニージーンズのようなギュンギュンとゴムのように伸びに伸びる感じではありません。

力が入るとしっかりと伸び、ストレスレスに履ける十分なストレッチ性を備えています。ひと昔前の硬いデニムを履いて慣らしていく感じはゼロ。初めから快適な履き心地。

カラー展開とディティール

(カラー展開はブラックとネイビーの2種類)

ブラックは素材裏までキッチリと真っ黒。色落ち感もなく、デニムという雰囲気はあまりなし。逆にネイビーは素材感がわかるような色合いで、デニムの雰囲気がしっかりと伝わります。

けれども色落ち感がなく、均一なスキっとした色合いのため、デニムながらカジュアル感が薄くなっています。デニムといえばカジュアルな街着のイメージですが、こちらのアイテムは両色ともにスマートな印象のボトムスになってくれます。

(生地の裏側のきれいに黒一色)

「ひざ下が長く見える直線的なパターンにより、脚がまっすぐ長く見える洗練されたスリムストレート」と公式サイトに記述がある通り、スキニーのようなぴったり感やテーパードがかったようなつくりではなく、シルエットはストレート。

ただし、スリムストレートとあるようにスッキリとしたストレートシルエットになっています。スキニーの方が細身でキレイに見えるのでは? と思うかもしれません。

たしかにスキニーまでの細さはありませんが、こちらはストレートながらもハリのある素材感のため、シワになりづらく、キレイなシルエットが保たれます。シワがもたらすカジュアルさが生まれづらく、スマートに印象を整えてくれます。

生地感は少し薄めなので、真冬では少し寒いかもしれません。ただスリーシーズンはいける生地厚です。

クリーニングと色落ち

こちらのクリーニング扱いは「洗濯機」OK。もちろん自宅洗いも可能です。「デニム特有の色落ちや色移りを抑えるカラーステイ素材」と記述があったので、筆者はこちらの黒のボトムスと白シャツを一緒に洗いました。

結果、白シャツに色移りなどはありませんでした。色落ちにも強そうです。本アイテム、スッキリしたボトムスとして、年齢やイメージとしてスキニーに抵抗がある人にはもちろん、すでにスキニーやテーパードを持っている人には、ストレートながらもスキっとしたボトムスは中々に貴重かと。

コーディネートの幅を広げてくれるでしょう。ブラックとネイビーはどちらも落ち着いたトーンの良い色合い。色落ちを楽しむデニム上級者には少し物足りないアイテムかもしれませんが、上質な定番品としてオススメできる出来。デニムなんてどれも同じ、と思わず、手に取ってみてください。価格は3990円(+税)

Nazy

この記事を書いた人

Nazy

身長170cm 体重65kg 靴26-26.5cm(コンバース・オールスターは26.5cm)

アラサーからアラフォーになりつつある、シンプル&ベーシック好き。 「地味過ぎず」「行き過ぎない」でどう差別化するのかを楽しく模索中。 人見知りの人好き。根はインドア。ファッションを好きになり、ちょっとアクティブになれたことに感謝している。