進化したユニクロの「コットンカシミヤリブVネックセーター」は買っておいて損ナシ

意外と使える期間が長く、特に初秋にもピッタリなのがコットンニット。「ウールのニットはまだ暑くて着れないけど、シャツ一枚じゃ寒い……」「ニットで季節感を出したい」というときに便利です。

そんなコットンニットのオススメがユニクロの新作「コットンカシミヤリブVネックセーター」。肌触りの良い素材で、シンプルながら脱地味にも最適なデザイン。なかなかの良品です。

コットンカシミヤリブVネックセーター

「コットンカシミヤリブVネックセーター」。なんだか色々詰め込みすぎてゴチャゴチャしている名前ですが、一つずつ簡潔に説明していきます。生地には「コットンカシミヤ」というコットンにカシミヤを少しだけ混ぜた素材が使われています。

元々肌触りのいいコットン素材ですが、それにカシミヤを混ぜてやることで、生地を更に柔らかくしています。以前からユニクロはこの「コットンカシミヤ」製品を販売していましたね。私も今年の春に「コットンカシミヤVネックセーター」を3枚ほど買った記憶があります。

今回のモデルと「コットンカシミヤVネックセーター」との違いは、主に生地がリブになっているかどうか。以前からのモデルも継続して販売されているようなので、ここで差別化を図っているのでしょう。

「コットンカシミヤVネックセーター」の価格は1990円(+税)に対して、「コットンカシミヤリブVネックセーター」の価格は2990円(+税)。今回のモデルのほうが、価格が1000円ほど高くなっています。

ぶっちゃけ通常のコットンカシミヤニットのほうがコスパが良さそうな気がしますが、生地がリブになっているメリットもちゃんとあるので、ご紹介します。

襟の形は、どちらのモデルもVネック。トレンド的には徐々にVネックに向かっていくと数年前から言われていますが、まだクルーネックが全盛。持っている服はクルーネックばかりという方もいるかもしれませんが、Vラインはそこまで深くはないので、あまり抵抗なく着ることができるでしょう。

まだそこまで寒くない時期に、このようなVネックのニットを一枚でサラッと着たりするのは、個人的にはかっこいいと思いますね。

リブニットで脱地味に!

さて、このニットの特徴であるリブ。珍しいものではないですが、リブになっているメリットもちゃんとあります。それは、生地に表情が付くということ。今後のトレンドでは「装飾性」がテーマになってきており、「脱ノームコア」の流れが昨年あたりから急激に強まっています。

シンプルなニットももちろん良いですし、使えなくなるなんてことは当然ありません。通常の「コットンカシミヤVネックセーター」などもオススメですが、コーディネートの合わせ方によっては少し「地味」な印象になってしまうことがあります。

そういった「地味」な印象を避けるために、「デザイン」や「シルエット」以外にも、「生地感」を工夫したニットが今年は多く見られますね。例えば生地にミックス感を出した物など、今年はよく見かけます。

昨年の秋冬に畔編みのニットが流行ったのにも、こういった理由があります。

今回のニットのようにリブになっている物も同様に、「生地感」に工夫がなされています。生地にはある程度の情報量があり、かといってそこまで目立つわけでもないので、「派手」な印象にはならず、「地味」な印象を回避しやすくなるというわけです。

コットン生地であれば、少量でもカシミヤを感じられる!

ユニクロの定番素材「コットンカシミヤ」。今回のモデルは綿95%、カシミヤ5%です。これを聞くと、「たったの5%かよ!」と思う方もいるかもしれませんが、意外と少量でもカシミヤの恩恵を感じるものです。

実は、リブじゃない普通の「コットンカシミヤVネックセーター」はカシミヤの割合が10%だったので、「さすがにこれ以上下げたらダメだろう……」と思いましたが、生地は柔らかく、しっとりとしています。

ですが、価格が1000円安いニットのほうがカシミヤの混紡率が高いと聞くと、なんだか損した気分にもなりますけどね(笑)。

ウールにカシミヤをブレンドするのであれば、5%程度であればほぼ分かりません。少量だけカシミヤを混ぜて、「カシミヤ混合」を謳ったアイテムもありますが、ぶっちゃけほとんど意味無いですね。

ウールニットでカシミヤの風合いを感じたければ30%くらいは必要になりますが、コットンニットだとそこまで必要ないのです。

ちなみに、洗濯は家庭でも出来ます。洗濯表示を見ると「手洗い」になっていますね。ドライモードで慎重に洗えば洗濯機でも問題ないでしょう。そこまで気を使う生地ではないですが、ニットなので、干す時は出来る限り平干ししましょう。

水を含んで重たくなった状態でハンガーにかけてしまうと、ニットの重量で生地が伸びてしまいます。

サイズ感とシルエット

ニットなのでサイズ上げは必須。ニットアイテムは通常、小さめのサイズ感で作られているので、「普段より1~2サイズアップ」が基本です。普段通りのサイズではピチピチになってしまいがちなので、1サイズアップがジャストサイズのイメージ。ゆるめで着たい場合は2サイズアップくらいが良いでしょう。

もちろんサイズ表記はあくまで目安なので、最終的には試着して自分の目でサイズ感を確認して購入しましょう。オンラインストアで購入する場合も、できればサイズ違いで注文すると分かりやすいです。ユニクロであれば、買わなかったサイズの商品の返品も簡単に出来ます。

私は普段トップスはMサイズのことが多いですが、このニットはLサイズがジャスト。Lサイズの寸法は実寸で、着丈69cm、肩幅43cm、身幅51cm、袖丈62cmでした。

リブニットということもあり、シルエットはニットの中では少しタイト目ですね。伸縮性の高い生地なので、体にフィットさせるイメージ。

袖口や裾もリブもリブになっています。そこまで締め付け具合も強くないので、着ているうちに生地がずり上がって腰に溜まったりするのも、あまり気になりません。

一枚買っておいて損はない良品

肌触りの良い「コットンカシミヤ」ニットをリブにしたこのアイテム。価格は2990円(+税)です。コットン素材のニットなので使える期間も長く、リブで生地にも表情があるので、脱地味効果も期待できます。

何か際立った特徴があるわけではないですが、とりあえず買っておいて損はない良品です。

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