街中ではスキニーやスラックスを用いたコーディネートがスタンダードになっています。しかし、そういったアイテムに飽きている方は多いでしょう。今回はスタンダードなボトムスの「次」になりそうなアイテムをユニクロのレディースで見つけたので紹介します。
メンズではなかなか見つけられないシルエットのパンツ
商品名は「クレープジャージーフレアワイドパンツ」。メンズではなくレディースの商品です。ユニクロは「Life Wear」を標榜しているとおり、スタンダードな衣類を高品質・低価格で出すことが得意で、最先端の流行を目指したトレンドを反映するものづくりではありません。しかし、ユニクロでも選び方次第でトレンドを捉えることは可能です。
特にメンズファッションにおいては、レディースを探すのがオススメ。オンラインストアではメンズ・レディース問わず3XLサイズまで展開されている商品が多いため、サイズレス・ジェンダーレスなアイテム選びが可能ですね。
この商品は後述するようにメンズファッションにあまり見られない独特な形であり、普段のデニム等から置き換えるだけで普段と違うシルエットを楽しむことができます。
気になるサイズ感は?


メンズでも問題ないサイズ感になっています。一般的なワイドパンツのように腿の幅や裾幅といった「横」のサイズが大きく取られており、腿の辺りで35cm、裾で45cmにいたります。
細身のデニムやスラックスが大体20cmであることを考えると、倍の太さ。2019年、レディースに続き、少しずつですがメンズのファッションでもタックインが街中で増え始めました。このアイテムでは深めの股上により、トップスをタックインした着こなしも可能で、逆に腰の辺りで履いてサルエルパンツのように着こなすこともできます。
ひとつのパンツで、しかも履く位置を変えるという簡便な方法で2WAY的に使えるのは大きなメリットです。メンズがレディースのパンツを選ぶときに心配する点である「股間周りの窮屈さ」についてですが、股上、股間周りの布がサルエルパンツのように多く取られているため、変に股間が目立つ心配もありません。
また、この商品のウエストのゴムはややきつめなので、比較的幅広な体型に合わせることができます。上述の通り、このアイテムは股上が広くとられており(約36cm)着用する位置をある程度上下することができます。
これによりハイウエストからスタンダードな位置まで、好みの着こなしが可能。更に、丈感も絶妙です。一口にワイドパンツといっても、くるぶしが隠れるものからそうでないものまで幅広です。
筆者の身長は164cmですが、このアイテムはXLをチョイスしたところ、ちょうどくるぶしにかかるくらいのサイズ感でした。体格にもよりますが、ワイドパンツの入門編として「すそ幅が広くワイドパンツのボリューム感が楽しめ、且つ、足首が見えることで子供っぽい野暮ったさを回避できる」とも言えます。
ユニクロお得意のイージーケア


更にこのアイテムの大きな特徴はイージーケアです。ユニクロはスーパーノンアイロンシャツやドレープブラウスなど、アイロンをしなくてもシワにならないというイージーケア商品を多く手がけていますが、この商品も例に漏れずシワになりません。
素材の表記は混合素材(ポリエステル)100%です。詳細は不明ですが、少なくとも筆者が洗濯をした限りでは一切シワは付きませんでした。
以上、クレープジャージーフレアワイドクロップドパンツの紹介でした。レディースなだけに周りと被ることはまれでしょう。スラックス。価格は1990円(+税)