最近レディースでは定番のボトムスとなっているワイドパンツですが、男性でも着用している人をちらほら見かけるようになりました。
とはいえ、やはり男性のパンツの定番といえば、細みのインディゴのジーパンや黒スキニーパンツであり、ワイドパンツに興味はあるもののなかなか手が出せないという方も多いのではないでしょうか。
今回はそのワイドパンツの入門アイテムとして、ユニクロのドレープワイドアンクルパンツを紹介します。
なぜワイドパンツか
・通気性がよく快適
このサイトを見ていただいている皆様は多少なりとも服に興味をもっている方だと思いますので、黒スキニーやジーパンはすでにお持ちでしょう。
でも、これからの季節に黒スキニーやジーパンでは暑苦しい、かといっても今から短パンを履くのも早すぎる……そんな方にオススメしたいのがワイドパンツなのです。
ワイドパンツとはその名のとおり、全体的にゆとりのあるつくりになっていて、細みのパンツとは異なり、肌に密着しません。したがって通気性がよく、今ぐらいの季節であれば快適に過ごすことができます。
・簡単にAラインシルエットがつくれる
さて、ここまでの記事を読むと「いやいや、快適なのかよりもオシャレなのかが重要なんだけど?」と思っている方もいるんじゃないかと思います。実はコーディネート理論からも夏はとくにワイドパンツが使いやすい時期なんですよ。
コーディネートにおいて、基本のシルエットが3つあります。Iライン、Yライン、Aラインの3つです。簡単に言うと、Iラインは上半身も下半身もボリュームが小さいスタイル、Yラインは上半身にボリュームがあり、下半身のボリュームが小さいスタイル、そしてAラインは上半身のボリュームが小さく、下半身にボリュームがあるスタイルです。
夏は、スラックスやスキニーを合わせればIラインになりますね。でもたまには違ったシルエットも取り入れたい……というときに、ワイドパンツを使えば簡単にAラインが完成するのです。Aラインは秋冬には構築するのが難しいので、ある意味夏限定のシルエットかもしれません。
入門アイテムとしてのドレープワイドアンクルパンツ
ここまでワイドパンツの良さについて簡単に語ってきましたが、市場に存在するワイドパンツのなかでも使い勝手がよく、コスパ最強の商品としてユニクロのドレープワイドアンクルパンツを紹介します。
なんといってもポイントは生地の光沢感と落ち感からくるドレス度の高さです。少し話が逸れますが、先程のシルエット論以上に重要なコーディネート理論として、「ドレスとカジュアルのバランス」というものがあります。
詳しい説明はこちらのサイト(http://www.neqwsnet-japan.info/?p=1810)に譲りますが、我々日本人は若干ドレスよりにバランスをとったコーデが一番オシャレに見えます。ドレスの要素というのは、一言で言うとスーツに使われる要素です。デザインでいうとテーラードジャケットやスラックス、シルエットでいうと細身、色でいうと黒。一方カジュアルはスーツでは使われない要素ですね。
ではワイドパンツがどうかというと、少なくともデザインは太いため、カジュアルですよね。繰り返しますが、日本人は若干ドレスよりにバランスをとるのが一番オシャレに見える、しかしワイドパンツはデザイン自体はカジュアル…となれば、色や素材感はドレス度の高いものを選ぶ必要があります。
さてこのドレープワイドアンクルパンツ、実物を見ていただければひと目でわかりますが、スラックスのようにさらっとしたツヤのある高級感たっぷりな生地です。また、生地に落ち感があり、履くとストンと下に落ちる感じになっていて、履いてもシワがつきにくくなっています。
上記のドレス要素に当てはめるとシルエットは太いのでカジュアル要素ですが、光沢のある・シワのない生地感、色(黒)はドレス要素であり、うまくドレス寄りのアイテムにまとまっています。
このドレス「寄り」というのが使いやすさの肝です。例えばドレスボトムスの代表格のスラックスに白シャツを合わせるとドレス100%でキメすぎ、カジュアルボトムスのブルーのジーパンにカットソーを合わせると子供っぽくなりがちですが、このワイドパンツはあくまでドレス「寄り」であるため、トップスが白シャツにもカットソーでもサマになります。
また、もしこのアイテムの素材がチノパンのような素材であれば、どうしてもツヤが少なくなり、更に履くことでシワが生まれてしまいます。
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決して、ツヤの少ないアイテムやシワが生まれるアイテム自体を否定しているわけではありません。しかし、ただでさえデザインがカジュアルなワイドパンツにとっては、シワが生まれやすいツヤのない素材であれば一気にカジュアルアイテムになってしまい、使いにくくなります。したがって、ワイドパンツ入門アイテムとしては、ユニクロドレープワイドアンクルパンツをおすすめします。
それにしてもこれが2990円とは……流石ユニクロです。私ならセレクトショップで1万円で売っていても買ってしまうでしょう。それぐらい高級感があります。
是非一度実物を見て試着してみてください。楽だし使いやすいしで慣れると細身のパンツの使用頻度がガクンと落ちちゃいますよ、依存性高いアイテムです笑
まとめ
繰り返しますが、この素材感で2990円というのはコスパ最強です。ちなみに実はこの商品レディースです。「レディースなんか恥ずかしくて使えるか!」という方もいるでしょうが、全然レディースとわかりませんのでレディースコーナーから商品を持ってくる時だけ我慢していただければ大丈夫です笑
サイズですが、私は身長172cm、体重60kgでユニクロのメンズパンツは基本Sですが、XLを選択しました。Lでも入りますが少しきつかったのと、XLの方がウエストの位置を調子しやすく、足首の見え方の調整が楽だったからです。
ユニクロのページではハイウエストにして7分丈で履いていますが、足首見えるくらいの9分丈で履くのがオススメです。足首が見えるぐらいの丈であれば、足元がすっきり見え、ワイドシルエットによる子供っぽさが緩和されます。7分丈でもすっきり見えるのは見えるのですが、足の長さが強調されてしまいますので、日本人体型の方にはオススメできません。
また、このアイテムを使ったコーディネートですが、トップスはカットソーでもシャツでも合いますが、下半身に過剰にボリュームが出ないようにするためにシューズは細身のものをオススメします。
個人的には、ナイキのアクアソック(https://goo.gl/XZPXcy)やアダムエロペのレザースリッポン(https://goo.gl/gk6mz7)は1万円以内で買えるのでオススメです。よりコスパ重視であればユニクロルメールのキャンバススリッポン(https://goo.gl/sfChmm)なんかも良いですね。
最後に、ユニクロは購入後三ヶ月は試着していても返品可能ですので、仮に試着でしっくりこなくても、家に持って帰っていろんな服と合わせてみて下さい。きっとハマるコーデが見つけられるはずですよ。