今回はリニューアルされたユニクロのドライEXウルトラストレッチアンクルパンツを紹介します。パッと見は大きく変わっていませんが、リニューアルの手本のような品でしたので、2017年版と比較しながらレビューしていきます。
念願のユニクロマーク撤廃&ポケット増加で使いやすさUP

まず、去年2017年度版(以下、旧版)と2018年版(以下、新版)の大きな違いは、ユニクロマークの有無と後ろポケットの数です。旧版は右後ろにポケットが一つありその上に□□マーク(通称ユニクロマーク)がついていました。
一発でユニクロとわかるこのマーク。旧版もシャツの裾を出せば隠れ、目立たないようにはなっていたのですが、今回はこの□□マークがなくなりました。
このマークを好んでいたという人はいないと思いますが、そもそも目立つロゴやデザインはそれ自体が持つイメージを見る人に与え、またカジュアルな要素となるため、着る場を限定してしまいます。この変更により、使い勝手が大きく向上したと言っていでしょう。
また新版ではポケットが左右後ろに二つと増えています。男性は女性と比べ荷物が少ないと思いますが、それでも財布+αの小物をいくつか持ち歩いています。後ろポケット一つではなかなか厳しい。かといって前ポケットに入れてしまうとシルエットが崩れます。
後ろポケットが二つあれば最低限の携帯アイテムを入れることができるので、使い勝手と結果見た目を大きく向上させています。
素材感と洗濯感

素材は旧版、新版ともにポリエステル100%のドライEX素材。艶のあるサラっとした素材感です。新版は「伸縮性がアップした」とオフィシャルでうたわれていますが、新旧の二つ並べて生地を引っ張ってみると新版のほうが「少しだけ伸びがいいかな?」といった感じです。
おそらく店頭で触ってみて実感できるほどの差異はないです。ただもともと伸縮性に富んだノーストレスな素材なので、良品なことには変わりありません。取り扱いについて「洗濯機・ネット使用」と書かれていますが、特にネットの使用は必要ありません。
実際にネットなしで洗濯機洗いをしてみましたが、縮みなども生じず、問題もなく洗えました。軽く伸ばして干せばノーアイロンでそのまま使用できます。
もちろんネットを使用したほうが、生地に優しく長持ちするとは思いますが、せっかくのイージーケアなアイテムなので、割り切って、洗ってしまってよいかと思います。
変わらぬサイズ感と長くなった裾丈

サイズ感は旧版・新版で大きくかわりません。筆者は通常、ユニクロではMサイズを着用しており、旧版もMでジャストでしたが、新版もかわらずMでジャストでした。リピートの人は前のサイズ感を参考にしてよいでしょう。
シルエットについても変わらず、裾に向かって綺麗なテーパードしていて、ビジカジスタイルでも使ってもらえると思います。ただ唯一旧版と新版で大きく違うのは裾丈の長さです。
筆者は旧版ではくるぶしが出るくらいのちょうどアンクル丈でしたが、新版ではくるぶしが隠れるくらいまでありました。
Mサイズで比べてみると裾幅は変わりませんが、裾丈が5㎝ほど新版のほうが長かったです。以前と同じ丈の長さが希望の場合は裾直しが必要になります。
アンクル丈だとカジュアル度が高く、ビジカジユースを想定した場合に使いにくいので、ユニクロマークの撤廃と合わせて、幅広いシーンに使えるようにしたのではないでしょうか。
価格は2990円(+税)とお手頃。暖かくなるこれからの季節に、気軽なスラックス感覚で使えるアイテムとして、初めての方にも去年ヘビロテした方にもオススメできる良品です。2018年3月現在、旧版の在庫がまだあり、オンライン・店頭ともに併売されていますので、購入の際は注意してください。
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