ユニクロのファーリーフリースフルジップジャケットは気軽に洗濯できる優秀なフリース

秋冬のユニクロといえばヒートテックに、フリース。今季のユニクロでもフリースアイテムか数多く出ています。Engineered Garments(エンジニアド ガーメンツ)やJWアンダーソンなどの有名ブランド・デザイナーとのコラボレーション、ルメール率いる特別コレクション・ユニクロUなどでもフリース――特にボアフリースのアイテムがラインナップに入っています。

そんなさまざまなフリースアイテムが出そろうなか、インラインでユニクロがイチオシしているのが、ファーリーフリースフルジップジャケット(長袖)。おそらく多くの人が店頭や広告で見かけて、「あ、これか!」と思うアイテムです。今回はこの、ファーリーフリースフルジップジャケットを紹介。ユニクロらしい上質なベーシックアイテムながら、いまはトレンド・コーディネートアイテムとしても使ってもらえます。ポイントは「ふわふわ感」と「なめらかな艶感」です。

素材感と着心地。

こちらの素材はポリエステル100%。「ファーリー」とは「毛皮に覆われてフサフサした」という意味ですが、天然素材は使われていません。

ユニクロでは様々なフリース素材が展開されていますが、このファーリーフリースの特徴は毛足が長く、「ふわふわ」とした感触が特徴です。ボアなどの毛足の丸まった「もこもこ」の素材とは異なり、触ってみるとわかりますが心地よいほどのなめらかさ。化繊感は皆無で、肌触りの良さはほかのフリースにはありません。

シンプルなデザイン

(ジップ部分の色も生地色に合わせてある)

素材がファーリーフリースということ以外、デザインはいたってシンプルなジャケット。他のコラボアイテムのように素材違いの切り替え等はありません。左右の両ポケットもスリットになっており、目立ちません。またジップのカラーもフリース地と同色になるように配慮されています。

シンプルすぎるのでは? という人もいるかもしれませんが、そこで活きてくるのが素材感。ファーリーフリースの長い毛足は立体的な生地のため、自然と陰影をもたらしてくれます。これらが素材に表情を生み、「のっぺり」した印象とはなりません。ノームコアトレンドも落ち着き、ちょっとした装飾がトレンドとなってきていますが、いきなりデザインや柄に凝ったモノには手が出しにくいもの。しかし、このファーリーフリースのジャケットベーシックなデザインながらも、表情豊かな素材感で脱地味な印象を与えてくれます。

また、フリースやボアなどは実用性重視のカジュアルな印象になりがちですが、こちらはなめらかな艶感のある素材。ボアにありがちな「やぼったさ」が少なく、ボア系に慣れていない人も抵抗感なく、サッと羽織れるでしょう。

防寒性とクリーニング

こちらは非常に軽い素材ながらも、長い毛足が保温性を担保してくれます。実際、羽織った際に「ふわっ」としたあったかさを感じることができます。ただし、特別な防風仕様などはありません。秋はいいですが、冬にこれ一枚ではちょっと心許ないでしょう。

クリーニングについては、洗濯機・ネット使用となっています。筆者が実際に洗ってみたところ、問題ありませんでした。ただ正直、洗う前は、「洗濯すると、艶感やなめらかな肌触りが損なわれてしまうのでは?」と心配でしたがそういったこともありませんでした。さらに、特にケアの必要もなく、そのまま着られる乾きあがり。

カラー展開は、12色とユニクロのインライン面目躍如の種類の多さ

サイズは特にビックシルエットなどではなく、通常のサイズ感です。ただ秋冬は厚手のインナーを着ることがあるかと思いますので、ワンサイズ上げてゆとりをもってもいいかもしれません。筆者は通常、ユニクロではMサイズがジャストくらいですがこちらはLをチョイスしました。価格は1990円(+税)。特別コレクションやコラボアイテムのボアフリースシリーズの大体半値以下となっており、破格といっていいのではないでしょうか。ベーシックな秋冬の羽織物の一枚としてのほか、インナーを着込んで&コートなどのアウター下として……など、トレンドライクな着こなしのコーディネートアイテムとしてもオススメです。

ファーリーフリースフルジップジャケット(長袖)

Nazy

この記事を書いた人

Nazy

身長170cm 体重65kg 靴26-26.5cm(コンバース・オールスターは26.5cm)

アラサーからアラフォーになりつつある、シンプル&ベーシック好き。 「地味過ぎず」「行き過ぎない」でどう差別化するのかを楽しく模索中。 人見知りの人好き。根はインドア。ファッションを好きになり、ちょっとアクティブになれたことに感謝している。