今回のレビュー商品は、ユニクロのヒートテックチドリガラソックス、590円(+税)です。メンズファッションにおいて靴下はとかく軽視されがち。ビジネスシーンともなると、黒無地を選んでいる人が多数ではないでしょうか。
そんな方にこそ、今後は何も考えずにこのチドリガラソックスを一択で買うことをオススメします。
ビジネスシーンでも使えるデザイン
スーツスタイルではおしゃれの自由度は限られます。スーツとシャツは固定されているので自由に選べるのはネクタイ、時計、靴ぐらいのもの。普通は目につきやすいネクタイでおしゃれをするのですが、上級者はあえて目立たない靴下にスポットを当てます。
靴下は目立ちにくい箇所なので圧倒的に差別化につながります。普段は見えないけれど、ふとした瞬間にチラリと見えるおしゃれこそ、上級者の証なのです。
しかし、少ししか見えないからといって派手なデザインはNGです。ここがビジネススタイルのいちばん難しいところ。私服であれば、多少相手の好みに合わないような服装でも特段不利益にはなりませんが、ビジネスの場ではそうはいきません。
相手に少しでも不快感を与えるような服装はそれがそのまま会社の印象にもなり、仕事に差し支えることにもなりかねません。ビジネスシーンにおいては、「無難」の域を出てしまうとおしゃれ以前の問題になってしまうのです。
では、無難でかつおしゃれを目指すならどんなデザインがいいのでしょうか。色はダークトーンで無地もしくはチェックやストライプこそ「無難かつおしゃれ」だと筆者は考えます。そして、このヒートテックチドリガラソックス(黒)は、黒ベースに千鳥柄。
無難だけど少しデザインが入っている実にバランスのとれた靴下なのです。
大きいサイズ展開でつま先が破れない
私の足のサイズは28cmで、一般的な靴下の適応サイズである25~27cmだと少し窮屈です。なんとか履くことができるのですが、履き始めてから2~3週間で親指に穴が開いてしまいます。それでもユニクロの靴下は安くて高品質なので、穴が開く前提で定期購入していました。
この靴下は、オンラインストア限定ですが27~29cmの大きいサイズが販売されています。1日おきに1か月以上履いていますが、まだつま先が破れていません。また、ダメージを受けやすいかかと部分も丈夫にできています。
冷え性にも効くのか?
私は冷え性で、冬は体の先端が冷えきってしまいます。その為、毎年ヒートテックにはお世話になっているのですが、この靴下もヒートテック仕様。
その効力は残念ながら「普通の靴下よりは暖かいときがある」というレベルです。ヒートテックは水分を熱に変換する仕組みなので、歩いたあとはたしかにポカポカします。
ただし、デスクワークでずっと座りっぱなしだと足は冷えてきます。私は寒くなったら足先をムズムズ動かしたり、足首をストレッチさせたりして寒さをしのいでいます。
素材は、アクリル47%、ナイロン27%、キュプラ21%、ポリエステル3%、ポリウレタン2%となっています。トップスのインナーとして使うヒートテックは静電気でバチッとくることがたまにありますが、靴下では特に静電気が起きたりかゆみを感じたりということはありませんでした。
他の靴下と厚さ比較
左からH&Mの5足セット、ユニクロのヒートテックチドリガラソックス、ユニクロのスーピマコットンカノコソックスです。
まずは、スーピマコットンカノコソックスとヒートテックチドリガラソックスの比較です。
(上がヒートテックチドリガラソックス)
夏でも履ける通気性のいいスーピマコットンカノコソックスと比較しても厚さはさほど変わりません。
次に、H&Mの5足セット靴下との比較です。写真ではあまり変わらないように見えますが、H&Mのほうが分厚いです。実際に履いてみても、H&Mは厚みを感じますし、暖かいです。
しかし、暑すぎると感じることもあり、普段汗をあまりかかない私でも靴下の中が汗でビショビショになってしまうことがありました。
(上がヒートテックチドリガラソックス)
また厚みがありすぎると、靴にフィットしないという問題もあります。革靴は季節を問わず年中通して履く方がほとんどのはず。夏と冬とで靴下の厚さに差があると、フィット感が違ってきて違和感があります。
ヒートテックソックスは保温性があり、かつ厚みを持たせない靴下なので非常に優秀だと言えます。
靴下は普段めったに見えないので軽視されがちですが、その分少しまわりと差別化をはかることでおしゃれになります。590円(+税)と安価なため、靴下にそんなにお金をかけたくないという方でも取り入れやすい商品です。
グレーやブルーのカラー展開があるので、スーツの色に合わせることができます。
メンズおすすめソックスまとめはこちらから↓