この冬一番ヘビロテしているアウターが、今回ご紹介するユニクロ×JWアンダーソンのツイードコート+Eです。どれくらいの頻度で使用しているかというと、週に3回は着用しています。
気が付けば、このコートばかりを着てしまうので、服へのケアとして1日着たら翌日は空けるようにしています。
なぜここまで着用しているかというと、パッと着て様になりコーディネートが簡単、しかも暖かいから。では、具体的にどこがいいのか、紹介していきます。
ブランド名:ユニクロ
商品名:ユニクロ×アンダーソン ツイードコート+E
色:ダークグレー
価格:7990円(+税)
トレンドの柄アウター
2014年に一気に広がり、今では市民権を得ている“ノームコア”。究極の普通と訳されるこのトレンドは、とにかくシンプルな着こなしで、いかにかっこよく自分を見せるかというものでした。
当時は、それが新鮮で、とにかく無地、モノトーンのシンプルなアイテムばかりでした。しかし、毎日ごはんと味噌汁ばかり食べていると、ステーキが恋しくなるように、シンプルな着こなしを続けると、人は逆の“装飾性”を求めるようになります。
今は、“ノームコア”から徐々に“装飾性”のあるファッションへ移行している過渡期です。そのため、シンプルから少し装飾性のあるものが今のトレンドということになります。
今回のアイテムは、ツイード素材の総柄、腰ベルト、袖のボタン止めなどでそれが表現されており、品良く、程よい装飾性のあるコートとなっています。
ユニクロと思われない高級感のある装飾
具体的に説明していきます。ユニクロの商品、特にコラボ商品では、「ボタンがもっと高級感があったらなぁ」「もっと生地が良ければ完璧なのに」といった素材やパーツのチープさから、商品の価値を下げているケースを良く見かけます。
しかし、このコートに関しては、一切不満点がありませんでした。
生地素材は、肉厚で高級感のあるウールのツイード素材。
ボタンは、JWアンダーソンの刻印入りの水牛様ボタン。安っぽさは皆無です。
また、袖のボタン止めや、腰ベルトなどツイード素材という装飾だけでなくパーツの装飾性もあるため、パッと着て様になるのです。ちなみに、この腰ベルトは、腰位置よりも少し上に位置しているため足長にみえ、装飾性のみならずスタイルアップにも貢献しています。
厚さのあるウールツイード素材で総裏地であるため、着脱しやすく、暖かいのも嬉しいところ。ちなみに、筆者は九州でかなりの寒がりですが、先日最低気温0℃最高気温8℃の日に、やや薄手のニットにこのコートとマフラーを巻いて過ごせました。
美しいAラインシルエット
このコートは見ごろと袖が分かれていないラグランスリーブで、ミドルからロングの中間程度の着丈、末広がりのAラインシルエットです。
しかも生地が肉厚のため、体型を隠すのにもってこい。華奢な体型でも、がっちり体型でも、おなかが出ていても着用可能で、美しいAラインを堪能することができます。
ボリュームのあるアウターのため、ボトムスは細身のものにすれば簡単にYラインシルエットが作れます。上記の通り、柄やパーツによる装飾性もあるため、インナーの工夫をしなくても地味なコーディネートにはなりません。
インナーを考えなくてもいいため、簡単にコーディネートが決まるため、ついついヘビロテしてしまうのです。
ややロング丈のツイードコートなので、スーツのアウターとしてももちろん着用可能。スーツはシンプルなものですので、装飾性のあるツイードコートは相性がいいのです。
その半面、街着として着用する際は、仕事用のコートを流用していると思われないように、またクラシカルなツイード柄のためおじさんくさくならないように、筆者は、ワイドスラクスやスニーカー、キャップ、リュックなどでそのイメージを打ち消すようにしています。
ちなみに、筆者の体型は、170cm、65kg、ガッチリ体型でサイズMを購入しました。
欠点はないのか
(唯一このコートの欠点といえば、写真のロゴ)
JWアンダーソンの下にユニクロマークが入っているのです。コートは、基本室内で脱いでハンガーにかけます。特に、食事に言った際は、同行した相手が気を使ってコートをハンガーに掛けてくれたりすることも多く、その際にユニばれしてしまいます。気にしなければ、問題ない点です。
逆にそれくらいしか、このコートの欠点はありません。
発売当初は、1万5000円とユニクロにしては高めの価格設定でしたが、現在は値下がりしており7000円台で購入できるので、気になる方は是非チェックしてみてください。在庫も少なくなってきました。
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