ユニクロのプレミアムリネンシャツはリネン界NO.1のコストパフォーマンス

僕のワードローブには常時20枚以上のシャツが収納されています。ビジネス用ではなく、プライベート用です。色、柄、形、素材、サイズなど、様々な種類を取り揃えていますが、20177月現在、特に好んで着ているのがユニクロのプレミアムリネンシャツです。

なぜ愛用しているのかと言うと、コーディネイトがシンプルで迷うことがないこと、デートスタイルに向いていることなどですが、何よりも大きな理由は他のシャツより涼しいことです。その涼しさのおかげで、カジュアルになりがちな夏のファッションの中で、気軽にドレス感をプラスすることができます。ドレス感があるアイテムとは主にスーツに使われるジャケット、シャツなどです。

パーカーやデニムジーンズなどがカジュアルアイテムになります。このドレスとカジュアルのバランスをおおよそ7:3に整えることがオシャレの近道(ドレスとカジュアルのバランスについてhttp://www.neqwsnet-japan.info/?p=1810)。Tシャツなどカジュアルアイテムが多くなる夏場には、涼しく着られるドレスアイテムの長袖シャツは貴重です。

リネンとは?

リネンとは亜麻から作られる繊維で、麻の一種。その中でもフランス北部で作られるリネンをフレンチリネンと呼びます。ユニクロの商品説明ページだと、ベルギー産のリネンも使用されているようですね。これも含めてフレンチリネンと呼んでいいようです。タグの表記では麻100%となっていますね。

特徴としては、生地が柔らかい、洗いに強く丈夫、などが挙げられます。さらに大きな特徴が吸水・発散性に優れていること。これが涼しい理由になります。また、繊維の中の空気がサーモの役割を果たし、冬でも暖かいそうです。ここから考えるとオールシーズン着用可能ですが、見た目にも涼感のある素材なので、やはり春から秋の入り口くらいまでが活躍しやすいでしょう。

また、リネン素材は光沢感があります。写真では伝わりにくいですが、実際に手に取ってもらえれば理解できるでしょう。特に濃い色のものがわかりやすいと思います。この光沢感はそのままドレス感に繋がります。

着用感

柔らかくサラリとしていて、肌触りは良好。シャツですが、着ているとリラックス感があります。そして何より素材の特徴通り涼しいです。5月~10月上旬くらいの期間、暑い日にはとても重宝します。僕自身、実際に7月上旬の蒸し暑い日にもこのプレミアムリネンシャツを着て、炎天下の東京で外出しています。長袖シャツですが、Tシャツ1枚なんかよりもむしろ涼しいです。

吸水・発散性に優れているので、汗を掻いても身体にべったりと貼りつくようなことがほとんどありません。ブロード素材のシャツが汗でべったり貼りついて、不快な思いをしたことがありますが、ああいったことが起こりにくいですね。インナーに速乾性のあるタンクトップなどを入れればより快適に過ごせます。

ただ生地が柔らかいとオックスフォードやブロード素材のシャツなどに比べ、体のラインが出やすくなります。例えばお腹が出ていれば、お腹のラインがそのまま出てしまい、隠しにくいです。洋服は硬い素材ほど体形を隠してくれます。柔らかい生地がデメリットとなることもあるでしょう。

あとは着ているとシワになりやすいこと。シワがあると、その分カジュアルになります。こちらに関してはシワになることを見越して、その他の部分でドレス感をプラスしてあげると良いでしょう

シルエット

ユニクロは店舗数・販売数が多く、万人向けの商品を作っているので、老若男女、誰でも着られるようにゆったりめの作りになっています。実際にSサイズで着てみると、164cm60kgでやや筋肉質の僕でも肩幅・身幅・アームホールに余裕があります。

着丈も長いので、Iラインシルエットを作るにはちょっとボリュームがある印象。Iラインシルエットとはシルエットの基本3種類の1つでIライン(上が細く、下も細い)シルエットのことですね。そのまま着てしまうとゆったりとしたシャツのシルエットが中途半端で野暮ったくなってしまい、おしゃれには見えにくいでしょう。でも着こなし次第でスッキリと見せることが可能。その着こなしとは、袖まくりです。

袖まくりをすることでトップスの面積を減らし、上半身で最も細い手首を露出することで、スッキリと見せることができます。夏でも袖まくりさえすれば長袖の暑苦しい印象をグッと減らすことができます。実際、僕が着用するときもほぼ100%袖まくりをしてきています。袖まくりのやり方については、以下の記事「袖まくりの正しいやり方は? 3種類の「袖まくり」、手順と効能を教えます」に詳しいです。

「袖まくりの正しいやり方は? 3種類の「袖まくり」、手順と効能を教えます」
goo.gl/ypQWo9

袖まくりをすると、手首の周りが寂しくなるので、腕時計などをつけることを推奨します。ヘアゴムなんかでも大丈夫です。

サイズ・カラー

カラー69:NAVYを購入しています。上の写真の通り、このプレミアムリネンシャツはボタンが同色で作られていますね。ボタンが変に目立たずに大人っぽさがありますが、その分やや地味とも言えるでしょう。袖口も同じです。

サイズは164cm60kgの筋肉質の体格でSを選んでいます。オンラインではXSの取り扱いがあり、在庫があれば僕はXSで購入していたと思いますが、残念ながら購入時点では完売していました。しかしSでも充分に活躍しています。

サイズ選びのコツは「自分は普段Sだから」というように決めつけずに、作りたいシルエットに合わせて、サイズを選ぶと良いでしょう。Iラインを作りたければ小さめ(袖まくり推奨)、Yラインを作りたければ24XLなど大きめのサイズといった感じです。Yラインは上が太く、下が細いシルエットのことです。

また透け感に関してですが、濃いカラーのもの(57:OLIVE68:BLUE69:NAVY)でしたら、透け感はほとんど気になりません。薄いカラーのものはやはり肌が透けます。気になる方はインナーを着ると良いでしょう。推奨するインナーは同じユニクロのエアリズムシームレスVネックT(半袖)です。

ユニクロ エアリズムシームレスVネックT(半袖)
goo.gl/38BMve

インナーは肌の色から遠い色ほど透けて見えますので、透けにくさを考えると肌色に最も近いベージュがオススメ。僕もベージュを愛用しています。これが本当に透けなくて便利。シームレスなのでインナーのラインもほぼ出ません。ただし、人前でシャツを脱いでこれが見えると、かなりカッコ悪いです。人前で脱ぐ予定がある方は、インナーは黒のタンクトップなどにしておきましょう。

前述していますが、速乾性のあるものがオススメです。若干は透けますが、シャツを脱いだ時の恥ずかしさは減少します。僕は濃い色のシャツでも、基本的にエアリズムのインナーを入れています。皮脂や汗が直接シャツにつかないようにするためですね。

あとはサイズというよりも、着丈の長さが気になる人はかなり多いようです。ユニクロの商品説明ページのレビューに批判的な意見として「着丈が長い」と多く寄せられています。ユニクロのプレミアムリネンシャツは本当に着丈が長いのか、無印良品のリネンシャツと比べてみましょう。下記のURLのアイテムです。

無印良品 フレンチリネン洗いざらしシャツ
goo.gl/iwdhQW

同じSサイズで、ユニクロの着丈は73cm、無印良品は69cmです。その差は4cm。確かにユニクロのシャツは着丈長めですね。タックインせずに着ると、確かに着丈の長さで野暮ったく見えることも。しかし着丈が長いことが良い方向に働くこともあります。それは腰位置を隠せることです。腰位置が隠れると脚長効果が得られます。

人間は見えない部分に対して理想を描くもので、その性質を利用して脚長に見せることができます。見た人が勝手に腰位置を高く想像してくれるわけですね。ボトムスのパンツと靴の色を合わせれば、なおのこと脚長効果を得られます。

それでも、どうしても気になる方は、街のお直し屋さんで着丈を詰めてもらうという手もあります。ユニクロをお直しに出すなんてもったいない、と考える人もいると思いますが、逆に低価格なユニクロだからこそお直しに出しても総額は安く済む、と考えると良いでしょう。

コストパフォーマンス

20177月現在の価格で、2990円(+税)で購入できます。フレンチリネン100%のシャツとしては破格と言っても良いですね。先ほど、着丈の比較で紹介した無印良品のリネンシャツと比べても1000円ほど安いです。素材のところでも書いた通り、リネンは丈夫で洗いにも強いので、長く使えます。

スタンダードな形のシャツは流行遅れなどの心配もなく、次の年も問題なく使えるでしょう。僕は来年(2018)も着る予定です。コストパフォーマンスは非常に優れていると言えます。

合わせるアイテム

濃い色のリネンシャツを、思い切って白いパンツに合わせると夏らしく爽やかになります。

もっとカジュアルなシーン、例えば家族で動物園に行く時などでも、ボトムスやほかのアイテムでドレスとカジュアルのバランスを調整すれば、活躍できるでしょう。色落ちの強いデニムに、足元を革靴にしてドレス感を調整しています。

またジョガーパンツなどで合わせてみても面白いでしょう。黒のジョガーだと少し地味になるので、柄の入ったバッグなどがオススメ。

街を見ると、夏の休日は、Tシャツやポロシャツ、半袖シャツの人が多く、カジュアルな印象です。そんな中で涼しげな素材のシャツを着こなしていれば、グッと大人っぽく洗練されて見えます。夏はこのプレミアムリネンシャツを使ったシャツスタイルで、簡単におしゃれを実現しましょう。