ユニクロのブロックテックパーカを凌駕するマウンテンパーカの実力とは?

ユニクロでは独自の防水・透湿素材を使ったド定番アイテム「ブロックテックパーカ」を展開していますが、それを凌駕するアイテム「マウンテンパーカ」をリリースしました。ブロックテックパーカは、いわゆるユニクロ版のゴアテックスパーカ。

今季はこれとは別に、デザインと素材違いの展開があり、見た目にも優れ、機能性も十二分にあるので、個人的にはストライク。詳細を見ていきましょう。

とにかく機能性が高く便利!

素材はブロックテックパーカがポリエステル100%であるのに対して、ポリエステル83%、綿17%と混紡素材を使うことでハリとマットなツヤがあり、マウンテンパーカながらスポーツ感は薄く、ドレスライクな印象です。硬めの素材なので、体型も拾いにくいです。

(マットな素材感)

この素材はどんなものなのかと思い、実験的に、やや雨風の強い日にこのパーカを着て10分ほど歩きました。雨風ともに抑えられ、それほど気にせず歩けたので防水・防風機能は十分と感じました。

公式サイトには、防風性について特に言及がなかったため、嬉しい誤算です。試しに霧吹きを15回かけてみても、撥水性があり、内部まで染み込む様子もありませんでした。

(霧吹きを15回吹きかけた様子)

また、左右中央に大きめのポケットがあり、片方に本や500mlペットボトルが収まる程の大きさ。スマホ、財布、タバコ、車のキーくらいの荷物なら、このポケットに十分収まります。加えてジップ付きで水が入りづらい設計になっているため、安全に持ち運ぶこともできるのも嬉しいポイントです。

(本がすっぽり入ります)

更に内側にもポケットがあるため、かなりの収納力を誇ります。ブロックテックパーカにはこの収納スペースがないため、収納力はこちらに軍配が上がります。

(内側のポケット。ちなみに裏地はメッシュで通気性がいい)

さらにサイドポケットがあるため、寒いときはここに手を入れて暖を取れます。このように悪天候でも使える上、収納力も高い優秀なアイテムになっています。

着こなしのバリエーションが増やせるギミック

(ジップとボタン)

前を閉じるときは、ジップか比翼仕様のボタンどちらも使えます。天候や着こなしによって使い分けるといいでしょう。

(上:閉めない状態、下:ボタンを締めた状態)

また、素材が硬く顔周りにボリュームが出るため、パーカで重要な小顔効果も十分にあります。一番上までジップを締めるか、ボタンをとめて着るのがおすすめです。

(袖のベルクロ)

袖にはベルクロがあり、閉めればスマートな印象になります。サイズを上げても袖を細くすると、スッキリした印象になるため、オーバーサイズでも使いやすい仕様になっています。

すでにサイズ欠けあり。今のうちに購入をおすすめ

サイズは上図のとおりやや大きめのサイズ感です。細身なシルエットが好みな175cm、66kgの筆者でMサイズを選んでいます。厚手のニットを着ても、十分着られるサイズ感です。着込めば冬も対応できそうなので、夏以外の3シーズンは使えるでしょう。

とりあえず梅雨時期は、これで凌ぐつもりです。カラバリはBLACK、BROWN、NAVYの3色展開で、5990円(+税)。オンラインストアでは執筆時点でサイズ欠けがあるため、早めのチェックをおすすめします。