ユニクロのシームレスダウン(レディース)は身長が低いメンズにオススメ。カスタマイズしてユニバレを防げ!

2016年からユニクロで展開されているシームレスダウンシリーズ。身長164㎝の筆者は、値下げされたレディースのジャケット(7990円+税)に注目しました。

あえてレディースを選ぶメリットとは

ホワイトの色展開がレディースのみであることに加え、シルエットがメンズに比べて細みで着脱可能なファーが付いていることが挙げられます。また最大のポイントである着丈の問題をクリアしているからです。

ショート丈のアウターは体型が悪目立ちするので、できればヒップがすっぽり隠れるくらいの着丈が欲しいのですが、メンズアイテムをサイズアップして着丈を長くしようとすると、当然、身幅も大きくなります。その点レディースであれば、もともと細身なので、着丈を伸ばしても身幅への影響が少ないはずです。

また、このアイテムはXL以上であっても袖丈が61㎝で固定されている点もポイント。着丈が大きくすると、袖も余ってしまうことがしばしばあるのです。

購入前の店頭での試着。サイズ感は……

ユニクロの店頭で購入できるのは、基本的にはXLまでです。それ以上のサイズはオンラインストアでの限定販売です。ユニクロは返品可能なのでサイズが合わなければ返品すればいいのですが、筆者は返品が面倒なので可能な限り試着をしてから注文しています。

いざ試着!   身長164㎝、体重63㎏の筆者がXLを試着したところ、インナーに薄手のパーカーを着た状態で若干キツめサイズ感でした。心配していたレディースのデザイン感も、ユニクロらしいシンプルなデザインのためさほど気になりませんでした。筆者はXXLか3XLかで迷ったのですが、着丈がより長く、厚手のインナーが着込めるよう、3XLで注文することにしました。

商品到着!   果たして現品は?

気掛かりだったサイズ感ですが、着丈はちょうどお尻がすっぽり隠れるくらいで筆者が狙っていた通りでした。

さすがに3XLだといくらレディースとはいえ細さは感じられませんでした。購入前は厚手のインナーを着られるようにと思っていましたが、筆者の体格であれば、XXLでもよかったかもしれません。

購入後に公式サイトのサイズ表を確認したところ、XXLの着丈が72㎝で身幅が61㎝、3XLの着丈が73㎝で身幅が64㎝と、着丈が1㎝しか変わらないのに対し身幅は3㎝も違うので、どうやら3XLは身長の高い人向けではなく、体格が立派な方用のアイテムだったといえそうです。購入前に調べればわかる情報は、ちゃんと押さえておくべきでした。

袖丈は狙い通り、ちょうど良い長さでした。ただし筆者の腕は平均よりも短いので、腕が長い方には向かないアイテムとかもしれません。

心配していたレディースっぽさは、ディテールがシンプルなため、全く問題ありませんでした。シルエットについては、メンズよりも若干腰回りが絞られているデザインとなっていますが、裾幅をドローコードで調節できるので、ある程度シルエットの調節が可能です。

フードのファーは、正直なところ高級感はありません。極端に安っぽいとも思いませんが、近くで見ればすぐにフェイクと分かるレベルです。ファー素材は、タグを見るとアクリル系78%、ポリエステル12%、アクリル10%となっていました。

素人にはアクリル系とアクリルの違いがわからなかったのですが、要は化繊ですね。個人的にはファーにもっとボリュームがあれば、インポートっぽさが出て良かったのではないかと思いましたが、まあそこはライフウェアのユニクロなので。ハイブランドと同じことを求めてはいけないでしょう。

ファーはホック留めになっているのですが、ファーを外した際にホックが露出しないよう、きちんとカバーが付いています。

生地の質感はさほどツヤ感も無く、高級感は特にありません。素材はポリエステル100%とのことですが、メンズの同シリーズに比べガサガサした感じは無く、柔らかい素材が使われています。筆者が購入したのはホワイトなので当然汚れが目立ちます。

レディースなのでガサツな妻が使いはじめてしまい、一回貸しただけでバッチリ汚されてしまいました。しかも女性が着用すると、首回りの裏地にファンデーションが付いてしまうというオマケ付き…… 結局筆者が購入したものは完全に乗っ取られてしまったため、もう一着購入するハメとなりました。

今度は汚れにくくするために、撥水スプレーを全体に塗布したところ、汚れの付着が減ったように感じます。中綿はダウン90%、フェザー10%です。

大変シンプルなデザインであるため、差別化の意味も込めてワッペンを付けてみました。特にユニクロのアイテムにワッペンを付けると、一気にどこのブランドか分からなくなるのでオススメです。

筆者が用意したワッペンはアイロンの熱で付けるタイプだったので、生地が熱に耐えられるか心配でしたが、一応耐えてくれました。一応というのは、中にダウンが入っている分柔らかいので、アイロンを当てた際にどうしても生地にシワが入ってしまい、それが残ってしまうのです。

ワッペンの取り付けについては、あくまで自己責任でお願いします。また、ワッペンを付けてからまだ時間があまり経っていないため、耐久性についてもまだ確認できていません。

肝心の防寒性は?

近頃カナダグースに代表されるような、寒冷地仕様の高級ダウンが流行っていますが、筆者は関東地方で普段使いするにはオーバースペックだと思っています。

ユニクロのシームレスダウンは、さすがにインナーはTシャツでも大丈夫なほど暖かくはありませんが、インナーを適度に着込めば、関東地方で寒い思いをすることは無いでしょう。実際に購入してみると、街で着ている女性をそこそこ見かけます。

しかし筆者は今のところ男性が着ているところを見たことがありません。発売時には1万2900円(+税)だった価格も、1月19日時点で値下げされて7990円(+税)になっています。抜群のコスパと同時に差別化もはかれるアイテムなので一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

いわし@短足神

この記事を書いた人

いわし@短足神

身長164㎝ 体重63㎏ 靴24.5㎝

物心付いた時から短足に悩み、日夜体型をフォローできるファッションを研究しています。40歳を超えたら若いと言われる頻度が上がったので、40代も悪く無いと思う今日この頃……。