オシャレエリート達の間で2016年から2017年にかけて一気に普及した感のあるワイドパンツ。レディースでは以前から定番でしたが、メンズにおいてもトレンドがマス層にも到達しつつあり、ユニクロでもワイドシルエットのパンツがちらほらリリースされています。
ワイドパンツを着用すると実感するのですが、いつものトップスに合わせても不思議とオシャレ感が強調されるものです。
この効果はとてもパワフルなので、初心者の方こそ試しに着用すべきアイテムではないでしょうか。どうせなら、お手頃価格のファストファッションで手に入れたいですよね。
今回は、ユニクロから夏にぴったりの軽くて涼しいシアサッカーを使ったワイドパンツを紹介します。
目次
しっかり太くて股上深めのワイドパンツらしいシルエット
このアイテムは、ユニクロが世界的有名デザイナーであるクリストフ・ルメール氏とコラボレーションして展開している「UNIQLO U」のもの。
ルメール氏はエルメスでもその手腕を振るっていた世界最高峰デザイナーであり、UNIQLO Uはそんな彼の携わったアイテムがユニクロの圧倒的コスパで手に入ってしまうという驚きの商品ラインなのです。
そのためユニクロの通常ラインでは見られないような意匠のあるアイテムが揃っており、こちらのワイドパンツもそのひとつとなっています。
シルエットはワイドパンツらしい太めのストレート。メンズのワイドパンツだと裾に向かって細くなっていくテーパードシルエットも多く見られるのですが、こちらのアイテムは裾まで太くて迫力あるシルエットです。そのため、ワイドパンツで狙っていきたいボトムスのボリューム感はしっかりと演出することができます。
また、股上は深めでウエストの位置が高めになっているので、足長効果を期待することができます。ワイドパンツは太めのシルエットのためどうしても足が短く見えがち。このようなハイウエスト設計はとてもありがたいものです。
最近ではトップスをパンツに入れるタックインスタイルも流行中ですし、腰位置を上げてスタイルアップを図るシーンで重宝するのではないでしょうか。
目立つディテールが多く、ややカジュアルな印象のデザイン
デザインはややカジュアルな仕上がりになっています。
本アイテムはウエストに小さなコインポケットを備えたデザインになっています。ポケットの数が両サイドとおしりの左右に加えて5つあり、これはファイブポケットと呼ばれるジーンズに見られるカジュアルなディテールです。
一般的に、装飾やステッチが多いデザインほどカジュアルな印象が強く感じられるものです。
スーツのスラックスなどドレスなデザインのパンツをご覧頂くと、縫い目はできる限り目立たせず、装飾は極力控えめにデザインされていることがわかると思います。本アイテムはサイドや裾のステッチがジーンズのように目立たせてあり、全体としてはカジュアルなデザインとなっています。
デザインはややカジュアルな仕上がりになっています。本アイテムはウエストに小さなコインポケットを備えたデザインになっています。ポケットの数が両サイドとおしりの左右に加えて5つあり、これはファイブポケットと呼ばれるジーンズに見られるカジュアルなディテールです。
一方で、おしりのポケットは目立たせないデザインです。ボタンが内側に付いているため表からは見えず、スラックス的な印象の後ろ姿になっています。カジュアルになりすぎない、大人っぽいバランスに仕上がっています。
”落ち感”のないシアサッカー素材はロールアップで裾に重みを!
素材は、サラッとした感触かつ軽い風合いのシアサッカーです。デコボコなところと平らなところを組み合わせて縦縞模様になる織り目が特徴で、こちらもカジュアルな印象に一役買っています。
シアサッカーはそもそも風通し良く涼しい夏向きの生地なのですが、特に本アイテムは薄手の素材感のため8月の猛暑日でも着用しうる軽さと涼しさです。
この素材感は、涼しさと軽やかさが得られる一方で、「落ち感が弱い」という弱点に繋がってしまっています。軽い素材のためにパンツが下に落ちづらく、ストンとしたきれいなシルエットが出づらくなってしまうのです。
この弱みを回避する方法のひとつが、裾上げの際にダブルに仕上げてしまうこと。こうすることで裾に重みがつくので、ある程度は落ち感を補うことができます。
ちなみに、筆者はあえて裾上げはせず、長いままの丈を三回ロールアップすることで裾に重さを作っています。
薄手の生地なので複数回ロールアップしても悪目立ちするようなことはありません。クッションが出ないくらいまでロールアップすると裾が重くなり、ちょうどよく落ち感が出てくるかとおもいます。オススメです。
また、きれいなシルエットで着用するために重要なもう一つのポイントがアイロンです。シアサッカーはアイロンをかける必要のないアイテムも多いのですが、本アイテムの場合は一日着用すればシワが目立ち、洗濯すればかなりクシャクシャになってシルエットが崩れてしまいます。
着用前にはしっかりとアイロンを当ててセンタークリースを付け直すことをオススメします。スチームアイロンなどで軽くシワを伸ばすだけでも大分印象が整います。
カラーはドレスな印象のブラックがオススメ
カラーはブラックとカーキの二色展開。カーキもアイテム単体で見るととっても素敵なカラーリングなのですが、着こなしやすさを考えるならオススメは断然ブラックです。
ワイドパンツはその太いシルエットがカジュアルな印象を与えるもの。カラーはドレスなイメージに繋がるモノトーンを選んでおくと、バランスが取れて使いやすくなるのです。
また、ブラックであればステッチも目立たなくなるのでカジュアルな印象が抑えられます。スラックスライクな後ろ姿も手伝って、夏ファッションの貴重なドレス要素としても活用できます。強くブラックをオススメします。
お手頃価格でワイドパンツにトライ
冒頭でも触れた通り、ワイドパンツは本当に簡単にオシャレに見えるものです。
まだまだ残暑厳しく暑い日が続きますから、トップとボトムそれぞれ1アイテムでシンプルなワンツーコーデになることが多いと思います。そんなときこそ、本アイテムは強力な味方になってくれると思います。
クッションが出ないようにくるぶしくらいまでロールアップしてすっきりと着用してみてください。いつものTシャツに合わせるだけでもこなれた印象を作ることができますよ。
定価3990円(+税)。それでも過激に安いのですが、今では値下げされており、なんと990円(+税)! オンラインストアでは既に完売状態ですが、一部の店舗にはまだ在庫がありますので、是非お近くのユニクロにお問い合わせしてみてください。
なお、購入の際にはいつものパンツサイズの前後も試して頂くのがオススメです。ウエスト位置が高いデザインなので普段と異なる適合サイズとなる可能性があります。
やせ型体型の筆者の場合、ワンサイズ下がちょうどよく腰骨でとまるサイズ感でした。是非参考にしてみてください。