ユニクロのスリムフィットダメージジーンズはダメージジーンズ業界に大打撃を与える逸品

メンズなら誰でも1本は持っているデニムジーンズ。ノンウォッシュやワンウォッシュのプレーンなデニムや色落ちしたデニムは持っている方が多いのではないでしょうか。デニムは、素材の凹凸や色落ちにより表情を与えているため地味になりにくいものです。

しかし、ダメージジーンズとなると持っている方は比較的少ないはず。長年履き込み続けて、膝に穴が開いたり、裾がすれてボロボロになる状態を、あえて加工で再現しているジーンズです。

その見た目から、「着こなしが難しそう」「チャラい」「若い時じゃないと履けない」などのイメージや先入観により敬遠されがち。

ファッショントレンドとして、ノームコアからタッキーに徐々に移行している昨今、ダメージジーンズは装飾性を持ち合わせており、かつ持っている人が少ないアイテム。だからこそ、人と差をつけることができるアイテムなのです。
ノームコアやタッキーについてはこちらをご参照くださいhttp://www.neqwsnet-japan.info/?p=6435

そして、きちんと理解していれば、合わせるのはそれ程難しくはないアイテムです。その理由と方法も後述します。

そんなダメージジーンズを良質な素材で、美シルエット、しかもチャレンジしやすい価格で提供してるのがユニクロ。

今回、ユニクロのスリムフィットダメージジーンズについてレビューすると共に、サイズ選びとちょっとした工夫でセレクトショップ並みのダメージジーンズにレベルアップさせる方法まで記載します。

ユニクロダメージジーンズは素材と細やかな加工が素晴らしい!

ユニクロのデニムの素晴らしさは、やはり素材。ユニクロのデニムといえば、セルビッチでおなじみカイハラ社による生地を使用していることです。こちらのスリムフィットダメージジーンズもカイハラ社による生地を使用しています。

カイハラ社といえば、日本で唯一、原綿から紡績、染色、織りまで一貫した生地作りを行える会社です。このジーンズで言えば、ストレッチが効いた履き心地の良さ、自然で嘘くさくない色落ちができているのもカイハラ社による功績といえるでしょう。

ダメージですが、前面に4か所施されています。両膝と、股関節が屈曲するポケット部分にダメージがあり、人の関節可動箇所に施されているため自然で違和感がありません。

また、4つダメージの形状が異なるため、デザインとしてもハイセンス。リアルでインパクトのあるダメージとなっています。

デニム生地は簡単に言うと、染色された縦糸と染色されていない横糸で織られており、使用していくと縦糸が切れて白い横糸が見えてきます。また、デニムは、アメリカの鉱山で働く鉱夫のための丈夫な作業着として作られた由来があります。

そのため、経年変化で縦糸が切れて出てくる横糸は丈夫な糸の方がよりリアルになるわけです。画像のようにダメージ箇所の糸が丈夫なため、リアルで安っぽくないダメージを再現できています。

このジーンズは、ダメージ箇所には当て布がつけてあります。そのため、破れているところから素肌を出すのに抵抗がある方にも抵抗なく着用ができます。また、秋冬の気温が低下する季節も風を通さず、体温も逃がさないため着用可能です。

裾やポケットのあたりも経年変化を再現しています。このジーンズは9分丈になっているため、個人の脚の長さにもよりますが裾上げをする必要がほとんどありません。そのため、裾上げで裾の加工がなくなることもありません。

お直しをすることでジーンズの価値が昇華!

このジーンズは物がいいのは分かった。じゃあ、履いてオシャレなのかというところですが、まずはこのジーンズをドレスとカジュアルのバランスから解説します。
ドレスとカジュアルのバランスについてはこちらをご参照くださいhttp://www.neqwsnet-japan.info/?p=1810

デザイン:ダメージジーンズ→カジュアル
シルエット:細身→ドレス
カラー:インディゴ→カジュアル

ということで、ややドレス要素はあるもののカジュアルアイテムに変わりありません。そこで、購入時のポイントですが、このジーンズできるだけ入るギリギリのサイズを推奨します。

なぜかというと、シルエットをより細くすることでドレス要素を高め、より合わせやすいハイブリッドな状態を作れるからです。また、こちらのジーンズ非常にストレッチが効いてます。そのため、履き心地が損なわれることはありません。

私は今回のお直しで、このジーンズの裾幅を1.5cm詰めました。ちなみに、私の身長は170cm、体重65kgでサイズ28を購入しています。サイズ28の裾幅は17cmでしたので、お直し後の裾幅は15.5cmです。

裾幅15.5cmとかなり狭いようですが、ストレッチが効いているため脚も普通に通りますし、タイツの様なパツパツ感にもなりませんでした。

左が裾直し前、右が裾直し後。このジーンズもともとかなり細身ではありますが、やはり万人向けに作られているためデザイン服のような裾まで細いシルエットではありません。

そのため、裾直し前は細身だけれども、どこか野暮ったい印象があるかと思います。しかし、裾直し後は、すっきりしていることがわかります。

こちらは、裾直し後の正面からの画像。お直しによる不自然さはなく、かなりシルエットがきれいなことがわかります。裾の印象を変えるだけでこのジーンズの価値はかなりレベルアップされたと思います。

お直しが面倒という方は、裾まくりでくるぶしをみせるだけでもすっきりしたシルエットにみせることはできます。シルエットを整えることでよりハイブリッドなアイテムとなり、合わせやすくオシャレ度がかなり高くなります。

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2019.01.10