仕事用の靴下といえば、スーツや靴と同系色がよろしいと、ものの本には書いてあります。確かに同系色にすれば、目立たず、足長効果も期待できます。逆に、派手な模様や色で、差別化、脱地味をしている方もいるかもしれませんが、例えば、赤は情熱的な色、モテる色だからといって職場で履いてしまうと、色や模様はカジュアルさと同義なので、場にふさわしいとは言えません。また、最近はショートソックスやベリーショートソックスが流行っているので、利用している人も多いと思います。足首が見えると色気がでるので、街着では問題なくても、いくらクールビズとはいえ、仕事用としては、これもまた場にふさわしいとは言えないでしょう。
さて、ビジネス用の靴下ですが、普通であれば踵からつま先と、踵から履き口までがほぼ同じの、通常のソックスを購入するでしょう。しかし、履き口がずり落ちて、ズボンの裾からたるんだ靴下が見えてしまうことがあります。かくいう筆者も、運動をしていたため、ふくらはぎが太く、必ずずり落ちて、ルーズソックス状態になってしまいます。もちろん、そのたびに上げればいいのですが、仕事中何度も靴下を直すのは面倒です。ソクピタ（靴下用糊）という秘密兵器があるものの、一度剥がれるともうつきません。
そして、素材です。綿のリブ素材は、太ければ太いほど、カジュアル感が強く、野暮ったく見えます。パイル地はクッション性がありますが、靴の履き口からはみ出て、かっこわるいです。綿は吸水性がよいので、履いていて気持ちがよいですが、ツヤ感がないので、革靴とは相性が悪いです。
ツヤ感であれば、ビジネス用の靴下はどうでしょうか。ツヤ感もあり、薄手なので、革靴との相性もばっちりです。しかし、薄すぎて、肌が透けて見えてしまいます。さらに、履き口が長いので、すぐにずり落ちてたるんでしまいます。
そこで、スーツのパンツや革靴に合う靴下として、オススメなのが、ユニクロのスポーツハーフソックスです。
まずは、色を見ていきましょう。オフホワイト、グレー、ブラック、ネイビーの４色です。この４色があれば、大抵どんなスーツやシューズにも合わせることが出来ます。要は、パンツや靴と同系色の靴下を選べばよいのです。ベージュのパンツや靴には何を合わせればよいのか。それは、グレーの靴下です。彩度があまり変わらなければ、グレーの靴下とベージュのパンツ、靴は結構違和感なく使えます。
地味だと思われる方もご安心を。履き口に一本ラインが入っています。それがちらりと見えるだけで、ほんの少しのおしゃれ感を感じさせます。また、脱いだときに、足の裏に細かいブロックのグラデーションがあるのも、脱地味です。靴を脱いだとき、このほんのちょっとの違いが気を遣っていると感じさせます。白と黒にはグレー、グレーには白です。筆者のお気に入りは、ネイビーに赤のラインとグラデーションです。赤ですが、面積が少ないので、仕事でも気軽におしゃれを楽しめます。
次に長さです。履き口は、くるぶしの上までの長さ。これが絶妙にいい長さです。くるぶしで引っかかるため、くしゃっとたるまず、形をキープします。通常仕事では、靴下は見えるけど、足首は見えない状態。座ると、ちらりとラインが見える。すねはぎりぎり見えない。ルーズにもならず、素肌も見えない。仕事に最適な長さです。
以前のユニクロのスポーツハーフソックスは、パイル生地の切り替えでした。これだと靴からはみ出て野暮ったさもあったのですが、今回はそれが伸縮性のある、足にしっかりフィットする素材になりました。その素材はナイロン、アクリル、綿、ポリエステル、ポリウレタンの混合なので、ツヤ感ばっちり、薄手だけど透けるほどではない、まさに仕事向きなのです。さらに、消臭、ドライ、抗菌機能もあるので、汗をかく季節にもぴったりです。
もちろんスポーツ用なので、つま先と踵は補教糸が入り、耐久性があります。さらに踵は立体構造のため、とても足にフィットします。
いいところばかり書きましたが、実は筆者が残念な点が１つあります。筆者の足のサイズは25.5㎝です。25～27サイズを購入して履いていますが、ほんの少し、踵の位置が長いのです。25㎝からと表記するのであれば、25㎝の人がぴったり履けるとよかったです。逆に足が大きい人は、オンラインストア限定で27～29サイズもあります。これからの仕事には、ユニクロのスポーツハーフソックス、おすすめです。390円（＋税）
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