ユニクロ×トーマスマイヤーのフライトジャケットはレディースがおすすめ!

今回は、これからの季節にオススメのスリムシルエットでかつキレイめデザインのフライトジャケットをご紹介します。

トーマス・マイヤーとユニクロのコラボ

ご紹介するフライトジャケットは、ユニクロとトーマス・マイヤーのコラボによるアイテムです。これまでもユニクロ・ルメールとのコラボに代表されるようにさまざまなデザイナーやブランドとコラボしてきたユニクロですが、今回はトーマス・マイヤーとのコラボ「tomas maier and uniqlo」をリリースしました。

トーマス・マイヤー氏は、現在、イタリアのハイブランド「ボッテガ・ヴェネタ」のクリエイティブ・ディレクターとして活躍するとともに自身のブランド「トーマス・マイヤー」を率いています。

メンズ、レディスどちらも出来が良いフライトジャケット

トーマス・マイヤーと言えばフライトジャケットが有名ということで、本コラボでもそのイメージを引き継いでいるのか、メンズ、レディスの両方でフライトジャケットがリリースされています。どちらも試着しましたが、両方とも魅力的な良アイテムでした。

以下それぞれを写真で紹介します。


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こちらがメンズのフライトジャケット+Eです。色展開は、グレー(実際は薄いカーキ)、ダークグリーン(濃いカーキ)、ネイビーの3色です。襟が高くミリタリーアイテムとしてはドレス度が高いイメージです。

ポケットは左右・上下で4つあり、下の二つは切りポケットとなっており、あえてパッチポケットとしないことでカジュアル度が抑えられています。


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続いてこちらがレディスのフライトジャケット+Eです。色展開は、白、グレー(薄いカーキ)、赤の3色で、メンズとはグレーのみが同色です。レディスはメンズのものよりもさらにドレス度を高めています。

ポケットはメンズと同じく4つですが、その作りが異なります。上のポケットはパッチポケットではあるものの、フラップをとめるボタンが表からは見えないように隠れています。

また下のポケットはメンズと同様に切りポケットとなっていますが、さらにレディスにはフラップがなく、当然それを留めるために必要なボタンもありません。服のデザインでは、デザイン要素は少ないほうがキレイ目でドレス度高めになりますので、レディスのフライトジャケットのほうがメンズのものよりもドレス度が高いといえます。

※ドレスとカジュアルについてはこちらから : http://www.neqwsnet-japan.info/?p=1810

レディスアイテムをオススメする理由

トーマス・マイヤーコラボのフライトジャケットはメンズ、レディスともに良アイテムですが、筆者はレディスのアイテムを選択しました。

決め手になったのは

①細めのタイトシルエット
②ウエストを紐で絞ることが出来ること
③夏に涼しげな白のカラーバリエーションがあったこと

の3つの理由です。
この3つの理由に共通するキーワードは“クリーンなミリタリー”です。この春夏にクリーンなミリタリーをお探しなのであれば、レディスがオススメです。先の3つの理由を引きながら説明します。


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まず、細めのタイトシルエットです。メンズ、レディスそれぞれの写真を比べていただくとひと目で分かりますが、レディスの方が細めになっています。ゆるいシルエットよりも身体に程よく密着するタイトなシルエットのほうがドレス度が高いため、レディスの方が、キレイ目でクリーンな印象になります。

つぎはウエストを絞るための紐の有無です。メンズにはウエスト部分には紐がなく、レディスにはウエスト内側に紐が通っています。この紐を絞ることによりウエストが絞られて、ボディラインを強調することができます。

ただし、もともと女性がウエストを絞るためについている紐ですので男性が紐を絞りすぎるとフェミニンな印象にもなりかねません。絞りの程度は、鏡を見ながら、さらには着画写真を見ながら最適な絞り位置を探しましょう。ウエスト部分の絞りは、最近トレンドのゆったりしたジャケットには見られないもので、これもドレス度を高める要素になります。

最後に白色についてです。レディスには「白」がラインナップされています。メンズのラインナップは、薄いカーキ(グレーという表記ですが実際にはカーキ)、ダークグリーン、ネイビーです。今回は夏でも羽織ることができるように軽やかなアイテムを探していたので、メンズフライトジャケットではダークグリーンとネイビーは候補から外しました。

残りは薄いカーキですが、カーキはほぼイコールでミリタリーアイテムのイメージが強く、土臭い印象のある色ですのでクリーンなイメージとは距離があります。メンズのカラーバリエーションに対しレディスは、薄いカーキは同じであるものの、白、赤もラインナップされています。

清潔感の代名詞ともいえる白はクリーンそのものであり、ミリタリーアイテムの土臭さを緩和させるためには強力な武器になります。

これら3つが大きな決め手となり、クリーンなミリタリーアイテムとして、筆者はレディスのフライトジャケットを入手しました。

サイズ感、素材、襟・袖口・ボタンなど

サイズ感です。身長165cm、体重57kgの筆者は、ユニクロのメンズアイテムであれば通常はSサイズがジャストサイズです。今回はレディスのM,Lの両方を試着し、Lを選択しました。Mサイズも着用することは可能でしたが、胸周りと腕がパツパツになってしまったのでMサイズはさけて、Lサイズにしました。

素材は綿98%,ポリウレタンです2%。生地にポリウレタンが混じっているために生地自体に縦・横ともに伸縮性があります。腕がかなり細身ですが、伸縮性があるため着用においてはとくに違和感はありません。

襟はかなり高めです。イタリアブランドの襟の高いシャツを彷彿とさせます。

ボタンで左右の襟を留めることができます。左右の襟をつなげると、いわゆるチンストラップをとめたような状態になります。

襟は寝かせることもできます。寝かせるとこのような形になります。

袖口はボタンで留めることができます。ボタンを留めるとレディスアイテムなのでかなり細めになります。

他のユニクロアイテムと同じくボタンは樹脂製で、残念ながらチープさが出ています。同じ樹脂ボタンでも、カーディガンではもっと高級感のあるボタンを使用しているため、この点はユニクロにはもう少し頑張って欲しかったところです。ボタンのチープ感がどうしても気になるという方は、ボタンをすべて取り替えるという方法があります。たかがボタンとお考えかもしれませんが、ボタンはかなり目立つパーツです。高級感のあるボタンに変更すると、まるで別アイテムであるかのように見違えることもありますので試す価値アリです。

後ろから見ても襟の高さが際立っています。ただ、それ以外はシンプルなデザインで特に目立つ特徴はありません。

洗濯は手洗いもしくはクリーニングになります。

クリーンミリタリーをお探しの方にピッタリのアイテム

今回ご紹介したアイテムは、ユニクロとトーマス・マイヤーのコラボによるフライトジャケットです。メンズ、レディス、両方がラインナップされており、どちらもシルエットが美しく良い出来です。特に襟が高いことが特徴でイタリアっぽい雰囲気を感じます。

レディスのフライトジャケットはメンズと比較して、①細めのタイトシルエット、②ウエストを紐で絞ることが出来る、③白の色展開があるという点で異なっています。この3点の差異によりレディスはより洗練されたクリーンなミリタリーアイテムとなっており、このようなミリジャケをお探しの方にオススメです。

お値段はレディス、メンズともに5990円(+税)。この価格帯としては、他には類を見ないコストパフォーマンスの良いミリタリージャケットです。まずは、メンズ、レディースの両アイテムを試着してみてください。そのシルエットの美しさに驚くことでしょう。

バラバシ

この記事を書いた人

バラバシ

身長165cm 体重58kg 靴24.5cm

イタリア的なファッションに惹かれつつもフランスもいいなとか多方面に手を出し被服費が家計を圧迫気味。最近はネイビーのアイテムに目がない。足が小さく服屋さんの靴ではサイズが合わないことが最近の悩み。