ユニクロ×トーマスマイヤーのマストバイは高級感抜群のスーピマコットンTシャツ

有名デザイナーとのコラボが続いているユニクロですが、今回はイタリアのラグジュアリーブランドであるボッテガ・ヴェネタのトーマス・マイヤー氏とのコラボです。本稿で紹介する「スーピマコットンTシャツ(半袖)」は普通の半袖カットソー。一見、コラボとしての面白味には欠けるのですが、ユニクロ通常ラインのスーピマコットンクルーネックT(半袖)とは明確に差があります。

首・袖のデザインと胸ポケットが存在し、生地のツヤが増しているのです。このツヤが通常ラインよりも濃く深い色合いを生みだし、非常に高級感のある表情になっています。素晴らしい出来であることは疑いようないので、早速詳細を見ていきましょう。

控えめなスウェット風デザイン

スーピマコットンクルーネックT(半袖)との決定的な差であるネックの汗止めですが、細かい部分ではあるものの、首元は目立つ先端部分。このデザインによって肌着に見られにくくなっています。

この三角形は布が二枚重ねになっており、首からたれる程度の汗であれば機能してくれるでしょう。コラボアイテムであってもライフウェアを提供するユニクロらしさが見えてくるデザインです。

クルーネックの開きは控えめですが、リブには伸縮性もあるため詰まりすぎて苦しいといったこともありません。同様のリブは袖にもあります。袖周りはスッキリした印象。フィット感が高いと腕が太くTシャツがパンパンに見えるため、日本人の華奢な体系を誤魔化せます。筆者が細腕であることも関係ありそうですが、締め付けられることはありません。試着の際ご確認ください。

左胸にはポケットがひとつ付いています。こちらも肌着に見られないためにあって損はないデザインです。物を入れるには不向きなため、あくまでもデザインと見ていいでしょう。とはいえポケットという意味のあるデザインは説得力を生みます。首元のデザインも機能的な意味があり、嘘くささはありません。

裏返すとチェック柄が出てくるチノパンを思い浮かべていただきたいのですが、機能的に意味は無く無駄なデザイン。子どもっぽく安っぽい印象になってしまいます。このアイテムはすべてのデザインに意味があり、安っぽさを感じませんね。裾左側にはヤシの木とユニクロのロゴが刺繍されています。

ベーシックなサイズ感

サイズ展開は店舗ではS~XLサイズ、オンラインストア限定でXS、XXL、3XL、4XLサイズがあります。167㎝、51㎏で痩せ型の筆者でジャストサイズのMサイズを選択しています。最近のアイテムであるユニクロUやアンダーソンコラボのTシャツは緩めのリラックスしたサイズ感でした。

ともすればルーズでだらしないと思われる確率も上がってしまいそうですが、こちらは比較的ベーシック。サイズチャートより、通常ラインのスーピマコットンクルーネックT(半袖)とほぼ同様のサイズ感です。

身丈はMサイズで筆者のお尻の半分が隠れる長さです。Lだとお尻が完全に隠れます。どちらも極端に長すぎたり短すぎたりすることはありません。XSで62㎝、Sで64㎝、Mで67㎝、Lで70㎝、XLで73㎝、XXL~4XLで76㎝。

骨っぽいですが肩幅が普通にあるため、Sサイズだと袖の縫い目が肩に合いません。Mでぴったり肩が合います。Lだと肩の位置が下がるため、ややリラックスした印象になります。XSで40㎝、Sで42㎝、Mで43㎝、Lで45㎝、XLで47㎝、XXLで49㎝、3XLで51㎝、4XLで53㎝。

身幅も緩すぎないサイズ感でスッキリ見えます。動いているうちにずり上がったり、裾に生地が溜まって不格好に見えると言ったこともありません。XSで44.5㎝、Sで47.5㎝、Mで50.5㎝、Lで53.5㎝、XLで57.5㎝、XXLで61.5㎝、3XLで65.5㎝、4XLで69.5㎝。

袖丈は肩幅のサイズによっても着用時のサイズ感に影響しますので、合わせてご確認ください。Mサイズ着用で二の腕の半分ほど隠れる長さです。Lサイズだと肘に届きそうな長さになり、二の腕は完全に隠れます。XS、Sで19㎝、Mで20.5㎝、Lで22㎝、XL~4XLで23㎝。

高級感あふれる圧倒的艶・深い色合いのスーピマコットン素材

スウェット風のデザインに目が行きがちですが、実は通常ラインのスーピマコットンクルーネックT(半袖)との最大の差は艶と色合いと筆者は考えます。素材の良さが活かされているため、一層高級感を感じていただけるはずです。高級感がまるで違います。

通常ラインはトレンドを反映させたため、ユニクロUに多く見られるスモーキーカラーの展開が見られます。そのため、あせたような霞がかかった印象です。

本体部分は綿100%。商品名にある通り高級素材であるスーピマコットンを使用しています。肌触りはサラサラで気持ちよく、やわらかく薄手のため快適です。首と袖のリブ部分は綿65%、ポリエステル35%混紡素材。機能的にはヨレ防止になります。

洗濯についてはネット使用、通常モードで他のものと一緒に洗濯しました。色落ちについて注意書きがありますが、特には感じませんでした。不安のある方は避けた方がいいでしょう。シワになりやすいため洗濯後はすぐに干しましょう。

繊維の付着によって白っぽくなってしまうのが気になるところではありますが、完全には防げないため、綿素材の特性上ある程度は仕方がないと割り切った方がいいでしょう。

ハズレなしのカラー展開


http://ur2.link/K84I

カラー展開はユニクロ表記で「00 WHITE」「07 GRAY」「09 BLACK」「59 DARK GREEN」「69 NAVY」の5色展開。通常ラインの半分の色展開となっていることに加え、表記だけみると新色はなくすべてカブっています。

いい加減Tシャツを作りすぎているためか、やる気の無さを感じるのは筆者だけではないはず。ただハズレの色は無く、通常ラインとは色合いが全然違います。どの色も筆者好みで購入する際悩みました。

「00 WHITE」「09 BLACK」はとにかくスタンダードに使いやすく、とりあえず選んでおいて損はないでしょう。しかしながら普通でありおもしろみはありません。せっかくなら他の色を選択してみてもいいでしょう。

「07 GRAY」はユニクロではあまり見ないお色味。定番アイテムによくある部屋着っぽい色のグレーではなく落ち着いた大人っぽさを感じます。すでにスウェットを模したデザインのため、色まで寄せてしまうと部屋着感を払拭できずオシャレにカッコよく着こなすことは難しかったでしょう。珍しい発色にしたユニクロの判断は正しいです。

「59 DARK GREEN」はミリタリーを想起させ、男らしさを感じます。とは言え土臭さや野暮ったさはなく、スッキリシルエットとツヤのおかげでクリーンなイメージ。こちらもいい意味でユニクロっぽくない発色です。

「69 NAVY」は清涼感あふれ、夏に黒以外のダークトーンを使いたいなら強くオススメしたい色です。パンツが黒くても真っ黒にはならず、かと言って派手な色を着たくない男性にもオススメできます。筆者もこちらを購入しています。

発色が見るからによくなっていることは先述した通りです。店舗でカラーを見比べてみてください。違いがすぐにご理解いただけます。価格は1500円(+税)で通常ラインよりも500円高いのですが、デザイン・ツヤ・発色の差も見られます。

コラボの恩恵を受けているとは言い難いのですが、同じスーピマコットンをお求めであればこちらを強くオススメします。アイテムとしては間違いなく「いいもの」と言えますので、市場にありふれた半袖カットソーであるからこそ、本稿が皆様のご参考になれば幸いです。

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TAKUMA

この記事を書いた人

TAKUMA

身長167㎝ 体重51kg 靴25.5㎝

オシャレになって見た目も中身も磨きたいアラサー男子。人に見られることに臆さず自信を持って、胸を張って生きて欲しい願いを込めます。細身のシンプルなコーディネートが好き。さあ「脱地味」しよう。