ユニクロUのボアフリースリバーシブルジャケットは、去年も秋冬で展開され人気を博したボアフリースジャケットがリバーシブル仕様となって発売されました。2019年も大きなトレンドであるボア素材を使用し、同じくトレンドであるリラックスシルエット。ユニクロの通常ラインとはっきりと差別化の図られたユニクロUらしいアイテムです。筆者はユニクロU発売日9月20日にユニクロU取扱店舗を3店舗まわりましたが、男性よりも女性の方がチェックされてました。メンズよりウィメンズが先行している現在のファッショントレンドを考慮すると男性より女性に選ばれるアイテムと言えるかもしれません。
ブラック・ベージュ・ブラウン・ダークブラウンの4色展開ですが筆者はカーキ色に近いダークブラウンを購入しました。サイズはLです。ちなみに各カラーとも裏返すと別カラーのナイロンジャケットになります。ダークブラウンは裏返すと青みのあるブラックです。価格は6990円(+税)とリバーシブル仕様を考慮すればユニクロUの中でも手頃な値段です。パタゴニアやノースフェイスなどアウトドアブランドはもちろんセレクトショップのオリジナルでも同じようなアイテムは発売されてますが、この価格でこのクォリティは驚異的。1万円以下でボアジャケットを選ぶ場合、ユニクロUの一択ではないでしょうか。
トレンド感のあるボアフリース、機能性抜群のリップストップが両立!
表地はポリエステル製のボアフリース素材。ポリエステル製といっても肌触りがよく適度な光沢感もあり、はっきりいってウール製のボアフリースとほとんど見分けがつきません。ケアの点を考慮すれば、ボアフリースはポリエステル製でもう十分と言えるかもしれません。
(リップストップ側の生地で細かい格子柄が見える
裏地はナイロン素材のリップストップ(rip=裂ける stop=止める)となっており撥水で丈夫な生地です。生地の特徴として生地表面が細かい「格子柄」となっていて一般的なナイロン素材よりも傷付きにくく、ナイロンの特徴である「軽さ」も兼ね備えています。リップストップはその機能性・実用性を高く評価され軍用に用いられている機能性素材で、ミリタリーアイテムではお馴染みの生地ですね。また滑りが大変良く、インナーがニットなど起毛性のある服でも袖通しが良いため裏地としても合格点です。そしてナイロン素材の中でも比較的固めで張りがあるリップストップを裏地として使用しているためシルエットが崩れにくいのも高ポイント。後述しますがこの素材感とオーバーシルエットによって体型が浮き出ることはなく体型の崩れを気にし始めた筆者のような中年男性には嬉しい仕様です。
ボア素材でトレンド感を楽しみ、天候によって裏返してレインジャケットとして使用可能と、トレンド感と機能性を両立させているという意味ではユニクロUを代表するアイテムといえるのではないでしょうか。
オーバーサイズで体型隠しには最適!
(腕回りは平置きで片面約30㎝、一周約60㎝と体型を問わないビッグシルエット)
(スタンドカラーの高さは約9㎝。首が全て隠れる程度の高さ)
シルエットはドロップショルダーで腕回りに大変余裕があります(上写真参考)。先述したように裏地にリップストップを使っているためか生地全体とてもガッシリしており体型が浮き出ることはありません。もちろんニットなど厚みのあるアイテムをインナーに使用しても着膨れすることはなく、寒さ厳しいシーズンもアウターして活躍できる息の長いアイテムと言えます。
また首元がスタンドカラーのため、冷気を防ぐという機能性とともに、顔や首といった外見でもっとも目立つ部分に立体感を加えることで小顔効果も。また首元を高く設定することでアイテム全体の縦の長さが強調され、身幅の大きい横幅とバランスがとれルーズ過ぎない印象にまとまっています。リラックスサイズのボアジャケットは下手なサイジングをすると建設現場の作業員になりかねませんが、さすがルメールといったところです。
大ポケット完備で鞄要らず!
(胸ポケットはiPhone11がちょうど入る大きさ)
(ビッグサイズのサイドポケットを計ってみた。縦26㎝、横28㎝)
またボア側リップストップ側どちらもサイドポケットが装備されておりますが、特にボア側のサイドポケットは文庫本が軽く入る程の巨大ポケット、ポケットの生地自体とてもしっかりしているのでポケットに小物を詰め込んでもシルエットが崩れることもありません。鞄を持ち歩きたくない方には嬉しい仕様です。
裏返すと滑りの良いYKKファスナーが良いアクセントに!
フロントジッパーや胸ジャケットのジッパーが滑りのよいYKKジッパーというのも高ポイント。そしてリップストップ側を表にして着た時、色違いのジッパーが良いアクセントとなっています。
家庭洗濯は可能?
取り扱い表示を見る限り、ネットを使用しての家庭洗濯可能です。ボアフリースという素材を考慮するとネット必須でしょう。またナイロン素材、ボア素材ともに乾燥機に弱いので生地を傷めたくないなら避けた方が無難です。
昨年に引き続きトレンドとなっているボア素材、セレクトショップやパタゴニア等のアウトドアブランドでボアジャケットを探すのも楽しいですが、まずは手頃な価格で挑戦したいならユニクロUのボアフリースリバーシブルジャケットをお勧めします。
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