2017秋冬ユニクロUの意外な狙い目「ダブルフェイスラップコート+E」

エルメスのディレクターを務めたこともあるクリストフ・ルメール氏がデザインチームを率いている「ユニクロU」コレクション。その2017秋冬コレクションが10/6に発売されました。

その中から、メンズにもオススメしたいダブルフェイスラップコート+E(レディース)を紹介します。サイズL、黒、14900円(+税)です。

ラップコートとは

ラップコート(英wrapped coat)はその名の示すようにwrap身体をラップする=包み込む形状のコートです。前面をボタンやファスナーでとめるのではなくコートの生地を身体に巻き付けるようにして着用し、ボタンの代わりにベルトで前面をしばるものが多いです。

前部分をボタンやファスナーで固定しないことから前面部分の生地の動きの自由度が高くこの部分のドレープが豊かな表情をつくるアイテムが多いことが特徴です。

ラップコートはレディースのアイテムでは見かけるもののメンズのアイテムは中々ありません。レディース用もふくめ探していましたが、レディースのものはいかにも形状が女性向けであったり、試着してみると袖が短めで7部袖のようになってしまったりで、メンズアイテムとしてのラップコートとしては良品に出会えませんでした。

2017秋冬のユニクロUではラップコートがラインナップされており、10/6に発売になりましたので早速ユニクロUの取扱店におもむき購入しましたので、以下で紹介します。

特徴的な前面のつくり

事前に公開されている写真では前面のつくりがどのようなものなのか想像できませんでした。現物を見るとそれはとてもシンプルなものでした。しかし、シンプルなつくりであるにも関わらずいくつもの着方でさまざまな表情を表現できることもわかり感嘆しました。

前面の形状を説明します。商品タグの図がわかりやすいので写真を掲載します。写真中のこの赤い長方形の部分が右の生地と左の生地が重なっている部分です。実際の形状もほぼ長方形になっています。

1枚目の画像が、着用した状態で左右の重なる部分の生地を広げてみたものです。2枚目、3枚目はコートを平置きして撮影したもので、それぞれ裏面から見たもの、表面から見たものになります。この全面の縦長の四角形の部分の生地が左右重なるつくりになっています。

ボタン、ベルト、襟

(左側コート内側のボタン)

(右側コート外側のボタン)

このアイテムには襟部分を固定するためのボタンが2つ付いています。一つは左肩の首の付根あたりでコートの内側に、もう一つは右肩の首根付け根あたりでコートの外側についてます。

一つ注意点です。このアイテムはレディースですので、コートのボタンを止めると女性用の右前になります。男性用の洋服ではシャツ、ジャケット、コートなどの前側は左部分が前面になるいわゆる左前が一般的です。

先程も説明したようにこのアイテムは前身頃と襟が一体化しています。こちらが左右両方の前身頃を開いて襟部分を撮影した写真です。襟の部分は立たせたり折り曲げたりすることができます。

ボタンのとめ方 × ベルトの締め方 × 襟を形状の組合せの形状を取ることができます。

ボタンのとめ方のパターンは、ボタンをとめない、ボタンを一つとめる、ボタンを二つとめるの3パターン、ベルトの締め方のパターンは、大きくはベルトを締めるかどうかの2パターンですが、さらに細かいバリエーションとしてベルトをきつく締めるかゆるく締めるか、ベルトを外してしまうか、ベルトを後ろで縛ってしまうかなど、こちらはかなりのパターンが考えられます。

さらに襟に形状としては襟を立たせる、折り曲げるがあります。本記事ではそれらの組合せのうちのいくつかをご紹介します。

さまざまな着用パターンの紹介

 

最初にご紹介するのはボタンをとめず、ベルトを締めず、襟を立たせたパターンです。この着用方法が前面の生地の自由度が最も高く、この生地部分のドレープを楽しむことができる着用方法です。

また前面が空いているため歩いたり風が吹くなどするとその部分の布がたなびく姿を楽しむことができます。襟を左右に開いた形状はトレンチコートを彷彿させます。

次にご紹介するのは、先程のパターンからベルトを締めた形状です。こちらは前面の下半身部分の生地の動きがほとんどなくなり、ドレープが襟元に集中します。下半身はほぼ固定されるためタイトな形状になります。

足下はシンプルにきっちりと見せ、動きのある襟元のドレープ感で優雅な雰囲気を演出できる着こなし方です。

次の紹介するのは、ボタンを一つとめ、ベルトは締めず、襟を立たせたパターンです。前面の生地は内側は固定され、右の表側が自由に動きます。片方の静のイメージに対し、もう片側が動のイメージを表わしており、左右パーツの表情の組み合わせの妙を楽しむことができる着こなしです。

最後に、ボタンを二つとめ、ベルトを締め、襟を折り曲げたパターンを示します。このパターンが各パーツの動きの自由度が一番少ない状態になります。この着用状態を最初に見たときは、なにか軍隊などの制服を連想しました。

無駄のないシンプルな状態がそのような固いイメージに結びついたものと思います。この状態では各パーツはほとんど動きませんのでドレープもほぼ出ません。相手にきっちりした印象を与えたいときにはこのパターンが向いています。

最初の動きの大きいパターンと、最後の動きがほぼないパターンの両方を比べるととても同一のコートが出す表情とは思えないほどに違いがあります。このような変幻自在性がこのアイテムの大きな特徴です。ここでご紹介した以外にも多数のパターンがありますので、新しいパターンにチャレンジするという楽しみもあるでしょう。

各パーツ、素材など

ポケットは左右に1つずつ、入り口はタテ形状です。大きさはヨコ14cm、タテ27cmです。容量としては手がすっぽり入る大きさです。このポケットに重いものを入れると前身頃のドレープ感に影響が出るかもしれませんので、ドレープを楽しみたい方はポケットにはなにも入れないほうがいいでしょう。

洗濯は不可でドライクリーニングが必須です。

材質は毛50%、ポリエステル50%です。ダブルフェイスという二重織りの生地になっています。試着での注意点です。このアイテムの襟部分が首の裏側に当たると首がチクチクします。

私は店頭での試着の際ワイシャツを着ていたので気が付きませんでした。タートルネックニットの首のチクチク感が気になる方は、特にこの点に注意して試着してください。

裏地やライナーはありませんので極端に寒くなる前から使用できます。その分、真冬の防寒性は低くなります。サイズがゆったりしているためインナーで防寒対策をすることで首都圏であれば、真冬でも着用可能でしょう。

身長165cm, 体重57kgの筆者でサイズLを選びました。Lは身丈が120cmあり、着用すると裾は膝下に来ます。いわゆる膝下丈のロングコートにあたります。

ロングコートに苦手感のある方は試着時に丈の長さも十分に確認してください。筆者はサイズMではゆっとり感が少なく真冬にインナーを重ね着することを考慮してすこしサイズにゆとりのあるLを選びました。

色は、黒、茶、紺の3色展開です。紺はユニクロU経験者であればおなじみのすこし緑がかった独特な色です。黒と茶はオーソドックスなもので、好みでどの色味を選んでも問題ないです。

定番コートではつまらないというあなたに

このアイテムは、定番のステンカラーコート、チェスターコートにはない独特のデザインです。前身頃のドレープ感を活かしたエレガントな着用パターンから前身頃の動きを抑えたキッチリ目の着用パターンまで、一着でさまざまなパターンを楽しむことができます。

メンズが着用できるラップコートはなかなか見つけることができません。ユニクロ価格でチョット変わりどころのコートが楽しめるのですから、これは絶好の機会といえるでしょう。

レディース品ですが憶することなく試着してさまざまなパターンを試してみてください。ラップコートの魅力に引き込まれることでしょう。

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バラバシ

この記事を書いた人

バラバシ

身長165cm 体重58kg 靴24.5cm

イタリア的なファッションに惹かれつつもフランスもいいなとか多方面に手を出し被服費が家計を圧迫気味。最近はネイビーのアイテムに目がない。足が小さく服屋さんの靴ではサイズが合わないことが最近の悩み。