2020年春夏ユニクロUのサマークルーネックセーターこそルメールデザインの真骨頂だ

ユニクロと元エルメスのデザイナーを務めたクリストフルメールとのコラボレーション企画ユニクロUからドライタッチサマークルーネックセーターが発売されています。

多湿高温になる日本において、サマーセーターなるものの需要は少ないように思い、当初は購入を見合わせていたのですが、これが大当たり。その理由を紹介していきましょう。

認識が変わった理由とは

筆者は先述したとおり、店頭では見向きもしていませんでした。事前にチェックしていたアイテムだけ購入すればいいので、色展開も購入直前までは把握していませんでした。ところが、現物をみて、「これは!」と思い購入に至りました。

まずは、個人的な事情で申し訳ないのですが、筆者手持ちの靴と同じ色味であったのです。というのも、ベージュという色は、大人っぽく人気がある色ですが、色合わせがとても難しい色なのです。

(ベージュにも色々ある)

例えば、上記の写真。カテゴリーこそ同じ「ベージュ」ですが、明度彩度がまったく異なるため、似ても似つかない色です。

ただでさえ生地の素材や織り方が違ううえに、同じ「色」であっても、発色の仕方が異なるうえに、ベージュは赤、白、黒、黄色の4色の配合によってつくられるので、近しい色を違うブランドで揃えるのは、ほぼ困難です。

それはたとえ同じユニクロであっても、さまざまなベージュがあるので、同じ明度彩度のものを見かけたら買うのが吉というわけなのです。

シルエットはドレス度100なジャストサイズをチョイス

素材はポリエステル65%、コットン35%とカジュアル感の強い素材、後述するデザインによるカジュアル要素多めなので着まわしやすいよう身長180cm67kgでジャストサイズになるLサイズを購入しています。

写真のようにラグランスリーブなので肩線が落ちずリラックス感のあるように見せづらいというのも理由の一つです。

しかし、リブがあってタックアウトの際、裾が上がりやすいのでもうワンサイズ上げても良かったかなと思いましたが写真のようにタックインしてしまえばあまり気になりませんでした。

目立つ先端にミドルゲージらしい編みのデザイン

パッと見た感じドレスライクなハイゲージにも見えなくもないですが、実際は手が透けて見えるほどの目の詰まり方で、ミドルゲージぐらいの感触です。顔周りと先端である首回り、袖先と裾に太い編み地を施しシンプルにならないデザインになっています。

この編み地は、デザイン面積としては少ないですが目立つ箇所にだけ配置して、最小限の意匠で最大の効果を生み出すあたり、さすがルメールは一流だなぁと感じました。価格は定価3990円(+税)。すでに1000円下がっているので、買うなら今がチャンスです。

シーマガラス

この記事を書いた人

シーマガラス

身長180cm 体重67kg 靴27cm

ロックから始まりモード、フレンチあらゆる系統に浮気しているが揺るがないのは人と違って褒められたいという初期衝動!