2018年秋冬ユニクロUのメランジクルーネックセーターは生地感と発色が絶妙な使えるニット

「ユニクロU」2018年秋冬コレクションから、ユニクロらしからぬ生地感と発色が魅力的なセーターをご紹介します。筆者は発売直後に購入したのですが、どうやら一般ウケはイマイチだった模様。値下げに値下げを繰り返し、今では欠けているサイズこそ多いものの、実にリーズナブルに購入可能です。ただ確かに、着てみないと良さを実感しづらいアイテムではあります。そこで今回は「着てみたからこそわかる良さ」をご紹介させていただきます。

セレクトショップで1万円超のニットに遜色のない生地感

このセーターの最大の特徴は生地感にあります。商品名にある「メランジ」とはフランス語で「混合する」という意味。複数の同系色で編み上げることにより、パッと見は単色でありながら、のっぺりとすることなく立体的な印象になります。

素材はナイロン49%、アクリル24%、モヘヤ17%、羊毛10%の混紡です。注目したいのはモヘヤが使われている点。モヘヤとはアンゴラヤギの毛で、光沢感があり毛足が長く、チクチクしないという特徴があります。ユニクロでもレディスのニットで使われることはありますが、メンズアイテムでモヘヤが使われるのはちょっと珍しいことです。

モヘヤ混紡の成果だけではないかもしれませんが、このセーターは風合いと発色が実に秀逸です。カラバリについては後述しますが、ラインナップされている4色は、いずれも魅力的な色合い。ユニクロのレギュラー商品ではお目にかかれない「ユニクロUならでは」の存在感があります。某人気セレクトショップで似た雰囲気のニットを見つけましたが、1万円以上の値付けでした。

なお、ユニクロ公式オンラインストアにおける本商品のレビューを眺めてみると、ポジティブな評価が多い一方で、ネガティブな評価がちらほら。その理由はほぼ1つだけです。それは「チクチクする」ということ。モヘヤの特徴として「チクチクしない」と上述しましたが、筆者も実のところ、このセーターを地肌に当てると「チクチク」を感じます。モヘヤ以外の素材の影響と思われます。ただ、インナーにモックネックのTシャツやタートルネックのヒートテックを着れば問題は解決です。首回りをすっきり見せたい方には不向きかも知れませんが、そうでなければ、着こなしの観点からも、モックネックやタートルネックと合わせることをオススメします。

余談ながら、2018年6月に南アフリカで南アフリカの牧場作業員がヤギを虐待する映像が流れたのを契機に、H&Mやザラなど、国内外のアパレル大手が相次ぎモヘヤの使用を中止する流れとなっています。ユニクロも2020年までにモヘヤの使用を中止するとのこと。倫理的な良し悪しについて、ここで筆者は言及する立場にありませんが、このセーターも2年後には、ある意味でレアな存在となっていると言えそうです。

ケアについてです。毛玉ができやすいため、摩擦に気をつける必要があります。筆者はこれまでに10回ほど着用していますが、両腕の肘より先、PCのキーボードを打つ際に下になる側だけに毛玉が生じています。生地自体に表情があるため、大きく目立つものではないものの、やはり不格好ではあります。

一方で、このセーターは自宅で洗えるのがうれしいところ。裏返してネットに入れて、洗濯機の手洗いモードで脱水を軽めにして洗ってみたところ、特に縮みもなく、リブの部分がよれたりすることもなく、コンディションは実に良好です。

ベーシックでありながら地味ではないデザイン

続いて、デザインについてです。商品名の通り、クルーネックのベーシックなセーターです。生地に個性がある分、スタンダードなデザインであることは、大人っぽい着こなしをする上でバランスが取れていると言えます。

ただ、ベーシックなデザインは、特に装飾性トレンドの昨今においては、しばしば退屈に感じられてしまうもの。しかしその点、このセーターは実によくできています。首回りの縦の編地がさりげなくもきちんと主張しており、退屈な印象がありません。これは平置きした状態で見ても、今ひとつピンと来ないであろう点です。是非店頭で試着してみてください。きっと実感していただけることと思います。

裾のリブ部分も、首回りと同様の縦の編地で、デザイン的にバランスが取れています。ただ、このリブはそこそこ締め付けが強いため、セーターに求められる本来的な機能である “防寒性”と言う点では心強いのですが、油断すると上にずり上がってくるため、オシャレの観点からは気をつける必要があります。

サイズ選びはシャツよりひと回り大きいものが基本

このセーターのシルエットは、デザインに負けず劣らずベーシックです。ドロップショルダーでもなければ、ビッグシルエットでもありません。生地感が個性的である分、デザイン同様にシルエットもベーシックに寄せて、大人っぽさを確保している、というところでしょうか。

身幅もシャツを中に着てちょうどよくなる程度。過度に広がっているわけでもタイトなわけでもありません。筆者はユニクロのシャツはMサイズを選びますが、このセーターはLサイズでちょうど良いです。

ただし、着丈が若干短めである点には注意を要します。いわゆる「ダボッと着てゆるっとした印象を楽しむ」セーターではありません。ユニクロのシャツは総じて着丈が長めですが、ユニクロのシャツをタックアウトしてこのセーターと合わせようとすると、シャツの裾が出過ぎて不格好に見えること必至。インナーのシャツはタックインしておいた方が無難です。

なお、アームホールは特に太いわけではなく、手首回りはリブでキュッと締まるため、野暮ったい印象はありません。そしてサイズ感が個々人の好みであることは承知していますが、このセーターに限って言えば、皺やヨレが無い方が本来のシルエットが活きてクリーンな見え方になるため、あまり大きめのサイズを選ぶのは得策ではないように思います。

いずれも魅力的な4色展開


http://ur0.biz/OJmy

カラバリは、ユニクロ表記で「10 PINK」「58 DARK GREEN」「69 NAVY 」「78 PURPLE」の4色。筆者が選んだのは「10 PINK」。ピンクなんて、いい年をした男性には厳しかろう、という方もいらっしゃるかと思いますが、そんな方にこそ是非一度ご試着いただきたいところ。このピンクは薄く黒が混じったようなくすんだ色合いで、ダークトーンに寄りがちなコーディネートの中にちょうど良い挿し色になるのです。モノトーンカラーのタートルネックと黒スラックスと合わせるだけで、実にサマになります。

その他の色も、それぞれに魅力的。「58 DARK GREEN」と「69 NAVY 」はオンラインストアでは既にSサイズ以外完売してしまっていますが、一方で最もサイズが残っている「78 PURPLE」も決して悪くありません。パープルという色が普段の選択肢に挙がることは多くないかもしれませんが、これも黒が入った悪目立ちしない紫なので、意外と違和感なく着られるのではないでしょうか。

このセーター、元々の定価は3990円(+税)でしたが、値下げを繰り返して、2018年12月25日現在1990円(+税)です。しかし色味的にも春先まで着られることを考えると、サイズが合うものが見つかれば、実にお買い得な逸品と言えます。

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EQ03

この記事を書いた人

EQ03

身長178cm 体重64kg 靴27.0cm

洋服を“食”と共に、「コミュニケーションを最適化するためのツール」と位置付けています。物産展マニア。国内外を問わず、地域・人に根差した物語性のあるモノ・コトに惹かれます。コーディネートはワイルドよりもきれいめを。