2017年春夏のユニクロUで人気だった「オープンカラーシャツ」。ユニクロでは珍しく追加生産がかかったアイテムでした。2018年春夏コレクションでは、無地とストライプの2種類が登場し、2017年モデルから生地やシルエットが大きく変化しています。
2017年のモデル同様に、一枚羽織るだけでサマになる「ツヤ感」と「ほどよいルーズなサイジング」を期待するのであれば、メンズではなくレディースの「オープンカラーシャツ(半袖)」のストライプ柄がオススメです。なぜか? 2018年のメンズのストライプ柄、そして2017年の無地のものと比較しながら見ていきましょう。
ストライプのツヤ感でドレスライクに!

2017年人気のモデルは光沢感があるサテン素材の「リヨセル」を使ってドレス感を演出していました。ところが、2018年のメンズは、無地もストライプもツヤ感をおさえた素材にして、リラックス感を強調した素材に変更されています。
※ドレスとカジュアルについてはこちらから : http://www.neqwsnet-japan.info/?p=1810
今回紹介しているレディースのストライプはサテン素材こそ使っていませんが、2016年ユニクロアンドルメールで人気を博したストライプシャツと同じ「コットン100%」ながら、特にストライプの柄部分のツヤ感を強くして、柄が入っても子供っぽさが出ないようになっています。
また、生地がコットンに変わったことで、手洗い推奨の2017年モデルに比べて洗濯の際の心配も少なくなったのもうれしいところです。
メンズより襟も小さくドレスライク!
(左から2018年の春夏のメンズ、春夏のレディース、2017年の春夏のメンズ)
次にデザインを見ていきます。2018年春夏のメンズは、2017年モデルより襟幅、身幅ともに大きくなって、スタイルもよりカジュアル感が増しています。まずは、3つのモデルの襟幅を比べてみましょう。
・メンズの2018年春夏モデル:前面の襟幅が80㎜、後ろの襟幅が40㎜
・メンズの2017年春夏モデル:前面の襟幅が55㎜、後ろの襟幅が40㎜
・レディースの2018年春夏モデル:前面の襟幅が70㎜、後ろの襟幅が30㎜
レディース版の襟は、2017年のメンズと2018年のものの中間くらいで、2017年のメンズと同様に「第一ボタンの反対側の襟にループ」がついています。

2018年のメンズ版の半袖には「ループ」がありません。オープンシャツは襟を左右対称に開くため、第一ボタンを反対側のボタンとめようとすると、長さが足りなくなって不格好な形になってしまいます。
しかし、襟裏にボタンとループが付いていると、襟の開いたカジュアルな着こなしだけでなく、通常のシャツのようにボタンをしめてドレスライクな着こなしをすることもできます。
実は、オープンシャツとしては、このパーツが付いているタイプが一般的。しかし、レディース版は商品タグにあえて「2Way」と明記しており、“キレイめな着こなしをすること”を前提としたデザインにしているようです。

2017年と同様のシルエットで、一枚でサマになる
(2017年人気のモデルとの比較。少し裾が広くなっています)
(2018年のメンズとの比較)
続いて、全体のシルエットを、2017春夏、2018春夏のメンズのSサイズと、2018春夏のレディースのLサイズを比較して見てみましょう。
重ねて撮影した写真でわかるとおり、ウエストと着丈が2017年春夏のメンズとほぼ同じ。ほどよいルーズなサイジングで着用することができます。さらに、2018年のレディースなら、縦長に見せてくれるストライプ柄が加わってスマートな印象に。着こなしの幅を広げてくれます
さらに、2018春夏のレディースは、裾まわりがほんの少し広くなって、サイドに深めのスリットが入ったデザインに。適度なリラックス感も出て、中年男性が気になるお腹のぽっこりもしっかりと隠してくれ、裾がパツパツにならないようになっています。
ドレスとカジュアルのバランスをとる工夫が満載!

(背面の縫製の比較)
背面にはサイドプリーツが入っていて、すっきりとしたシルエットでも、胸まわりがきつくならず、肩を動かしやすく、リラックスして着ることができるようになっています。
また、2018年の夏のメンズが縫製の糸を見せるデザインにしてカジュアル感を強めているのに対して、パーツごとに縫製の糸を見せる部分と隠す部分を計算して、過度にカジュアルによらないようにデザインがされています。
さらに、ボタンを見てみましょう。レディース版のボタンは、「65 BLUE」は青い生地に青のボタン、「10 PINK」はピンクの生地にピンクのボタンと同系色に。遠目にはフライフロント(比翼仕立て)のようにして、ドレスによせたデザインになっています。
(10 PINKの襟もと/黒に白の糸でピンクの方が少しカジュアルよりに)
柄や色を使いすぎると、いっきに子供っぽくなりがちですが、素材やデザインでバランスをとって着まわししやすく作られたレディースの半袖「オープンカラーシャツ」。
ぜひ、売り切れる前にチェックしてください。定価2990円(+税)です。なお、レディースアイテムのため、ボタンはメンズと反転、サイズ感もメンズとは異なる点はご注意ください。
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