ユニクロとクリストフ・ルメールのコラボライン、ユニクロU。 2018の春夏コレクション第1弾では初日に店頭から消えるものもあり、注目度の高さが伺えます。
今回は、最もベーシックな街着である半袖TシャツをユニクロUのものと通常ラインのもので比較してみました。
まずはユニクロU
2018春夏のユニクロのキーワードは「リラックス」。オーバーサイズとジャストサイズの中間とも言える少しゆったりしたシルエットが特徴です。
このカットソーもMサイズで身丈69㎝、肩幅46.5㎝、身幅53㎝、袖丈22.5㎝と、通常ラインの同サイズのものよりはすべてにおいて長く、ゆったりとしたサイズ感になっています。
とくに透け感もなく、夏場の男性の悩みである乳首の浮き透け問題は回避できています。柔らかい生地なので体のラインが出やすくはあるのですが、身幅と肩幅が広めにとられているので用途によっては1サイズダウンでも問題ありません。
身丈は通常ラインとほぼ同じなので、だらしなくなり過ぎることがないのは嬉しいポイントです。
(袖丈は大分差があります)
通常ラインのスーピマコットンクルーネックT
通常ラインのスーピマコットンTはMサイズで身丈68㎝、肩幅43㎝、身幅50.5㎝、袖丈20.5㎝です。こちらはジャストなサイズ感。身幅が2.5㎝細くなっていることで、リラックス感はありません。
また、柔らかい素材なので体のラインが出やすく、やや細身のサイジングなので、お腹ぽっこりが気になる方はワンサイズアップするといいでしょう。
着心地や手触りに違いはあるか?
スーピマコットンらしく、どちらも着心地は快適です。触った感じだとわずかにユニクロUのほうがツルツルとしていて、生地が薄いように感じました。
ただ、入念に触ってようやくわかるというレベルのものです。洗濯についてはネット使用が推奨されています。素材はどちらも綿100%です。
ユニクロUは襟元の折り返し(バインダー)が細いという特徴があります。バインダーが太いと男性的なイメージが強くなり、細いと女性的なイメージになります。ユニクロUのように、このくらい細いということは、リラックス感と適度に繊細なイメージを表現したかったのだと思います。
つまり、着心地だけでなく見た目にも柔らかい印象を与えたいという意匠の現れなのでしょう。同じユニクロUのクルーネックTとの差別化もできています。襟元の違いは好みが分かれるところですので、着画のイメージからご判断ください。
(ユニクロU。 Tシャツの下にインナーは着ていません)
(通常ライン。同様にインナーなし。腰の位置が分かりやすくなっているのはやや細身だからです)
値段について
(2枚重ねたところ。着丈にはほぼ差はなし)
ユニクロUのスーピマTは1500円(+税)、通常ラインのスーピマTは1000円(+税)です。筆者は当初ユニクロUの白Tを買おうと手に取ったのですが、隣の棚に通常ラインのスーピマTがあったので、白Tはそちらで問題ないと判断しました。
どちらも試着した体感ですが、特に白Tであればバインダーの与える印象は大差ないということと、一枚着ではなくジャケットなどのインナーとしての着用を想定したからです。一方でユニクロUのものも一枚購入したのは単純に通常ラインにはないカラーだったからです。
ユニクロUの展開カラーは00ホワイト・09ブラック・56オリーブ・59ダークグリーン・74パープルの5色。筆者は今回のユニクロUを象徴するカラーのパープルを選びました。
ちなみに通常ラインの展開カラーは00ホワイト・03グレー・08ダークグレー・09ブラック・12ピンク・18ワイン・41イエロー・58ダークグリーン・64ブルー・69ネイビーの計10色。
ホワイトとブラックに関してはユニクロUと通常ラインで全く同じ色となります。 同じ名称のダークグリーンに関してはユニクロUの59ダークグリーンはネイビーに近く、通常ラインの58ダークグリーンはオリーブに近い色味です。
どちらも質に対して十分安いのは間違いないですので、用途に合わせての購入を検討していただければと思います。
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