クリストフ・ルメール氏がデザイナーチームを率いて生み出されるコレクション「ユニクロU」、その新作2019年秋冬のコレクションから今回はワイドフィットタックテーパードパンツをご紹介します。
初心者でも履きやすいワイドテーパードパンツ
ワイドパンツは、数年前にノームコア＝究極の普通という極端にシンプルなスタイルのトレンドありました。
このときはスキニーパンツなどの細身のパンツが主流でしたが、トレンドの終焉とともに、幅が広いワイドパンツのトレンドが始まり、その後ワイドパンツは徐々に幅が広がってきて今に至ります。
細身のパンツに比べ、着こなすのが難しいアイテムです。特にストレートのワイドパンツはハードルが高いでしょう。そんな中、ワイドパンツ初心者でも履きやすいパンツとして、ワイドテーパードパンツがあります。
その名の通り、ワイドでテーパードしているパンツという意味です。テーパードとは「次第に細くなっていくこと」を意味し、パンツにあてはめると「腰回りがゆったりしていて足首に向けて細くなる」ということ。
イドテーパードの意味がわかったところで上のパンツの写真をご覧ください。股の付け根あたりが一番太く、裾に向けて細くなっています。これがテーパードパンツの形状です。
このパンツのシルエットをうまく表現した画像をユニクロのホームページから引用します。太もも上部ちょうど股下のあたりが一番膨らんでいて、そこから裾に向かって徐々に細くなっています。どうでしょうか。
太めではあるものの裾に向けて絞られているので、きれいなシルエットをしているように見えるのです。シルエットがきれいなので履くだけで様になります。トップスはゆったりサイズでも小さめサイズでも合わせることができるので、初心者にもおすすめできるワイドパンツです。
きれいなテーパード
後ろ側から見た写真です。前も後ろもセンタークリース（プレス）がくっきり入っています。このクリースでシルエットがきれいな形に保たれます。もしクリースが落ちてしまったらアイロンで付け直すことをおすすめします。
サイドから見たシルエットがテーパードの様子が一番わかりやすいです。股下あたりが一番太くそこから徐々に裾に向かって細くなっています。
今回ご紹介するワイドパンツに筆者の手持ちのスキニーパンツを重ねてみました。スキニーパンツは足に張り付くようにピッタリフィットする一番細身のパンツです。スキニーと比較することで、このワイドパンツの太さがおわかりいただけるかと思います。
パンツの細部について
フロント部分は左右それぞれ２本のタックが入っています。特に内側のタックが深く2.3cmの深さがあります（サイズ73のパンツで実寸）。
タックが入っていることによりウエストから腰回りに向けて大きく広がっていくシルエットになります。ポケットはスラックスのような形状で入り口に若干角度がついて斜めになっています。
フロントはボタンとチャックのオーソドックスな作りです。
ボタンは内側にもう一つあり、これによりフロント部分がしっかり止まります。
後ろ側にもポケットが左右それぞれにあります。フラップ（フタ）はないデザインです。
裾はたたき仕上げの仕上げになっています。裾幅は19.5cm（サイズ73のパンツの実寸）。太股部分の幅は一番太い箇所で34cmですので、34cmから19.5cmへとテーパードしています。
生地は厚手のコットン素材
生地はかなり厚手の綿100％です。見た目のとおりゴツゴツした触感です。
ご家庭での洗濯が可能です。センタークリースの付け直しのときなど、アイロンの際はあて布を使用してください。
できるだけ試着してシルエットの確認を
ワイドテーパードパンツは、ワイドの度合いがシルエット選びの肝になります。シルエットを確認するためにも試着してからの購入をおすすめします。色は、黒、ベージュ、ダークブラウンの三色です。
サイズは、70, 73, 76, 79, 82, 85, 88, 91とSML表記ではなくウエストサイズでの表記になっています。身長165cm、57kgの筆者が選んだのはベージュのサイズ73です。裾はちょっと足にかかるワンクッションぐらいだったため裾上げはしていません。
初心者でもはきこなせるワイドテーパードパンツをぜひお楽しみください。価格は3990円（＋税）
