2015年より「ユニクロアンドルメール」としてユニクロとのコラボを開始したクリストフルメールが手掛けるユニクロユー。エルメスなどのデザイナーも務めていた彼のデザインする洋服が、ユニクロの圧倒的なコストパフォーマンスで提供されるとあってファッショニスタの間でも人気のコレクションです。
そんなユニクロユーの2017年秋冬コレクションの中でもイチオシのアウター、ウールブレンドチェスターコート+Eをご紹介していきます。
秋冬のロングコートの有用性
チェスターコートとはテーラードジャケットの丈をそのまま膝上あたりまでのばしたような、フォーマルよりのアウターのことです。チェスターコートのようなロングコートは着用したときに目に入る面積が広いため、一枚でコーディネート全体の印象を大きく左右します。
秋冬にはPコートやダッフルコートなどのショート丈のアウターも選択肢としてありますが、まだ今年のアウターを決めかねているかたにはこのロング丈のチェスターコートがおススメ。
チェスターコートのようなロングコートは羽織ったときに膝上あたりまですっぽりと隠してくれるのでどんな体型のかたでもサマになりやすいです。
また様々なコートの中でもチェスターコートはフォーマルな要素が強く、カジュアルな洋服が多くなりがちなファッション初心者にとってもバランスのとりやすいアイテムなのです。
ウールブレンドチェスターコート

ユニクロユーのチェスターコートは上記でご説明した通常のチェスターコートとは少し違った面白いポイントがいくつかあります。
まずはそのサイズ感。ユニクロユーの他のアウターもかなりビッグサイズなものが多いですが、こちらのチェスターコートもかなりの大きさです。普段の自分に合ったサイズを選ぶと膝が隠れるぐらいの丈にはなるでしょう。
私は179cmで体重が75kgほどの大柄な体型で普段はL~XLサイズを着用することが多いのですが、このチェスターコートはMサイズでもまだ余裕があります。
このサイズ感でインナーにロングTシャツとデニムジャケットを着こんでも問題ありませんでした。Mで着丈103.5㎝、身幅59㎝、裄丈85.5㎝です。

さらにドロップショルダー仕様になっており、肩のラインが決まっていないので好みによって大きめに着てもジャストサイズで着ても違和感がでません。

また多くのチェスターコートはフラップポケットといってジャケットなどによく見られる雨蓋がポケットについているのですが、こちらのコートにはそれがありません。
この仕様がコートのカジュアル感を演出し、フォーマルな印象を少し和らげることによって着まわしやすさをアップさせています。
そして表地の素材は毛55%、ポリエステル45%と同じユニクロユーのウールブレンドジャケットに比べるとポリエステルの割合が15%多いですが、安っぽいテカリなどは見られません。
ここまでユニクロ製品としてはさすがコラボラインだけありデザイン性に富んだ面白いチェスターコートですが、注意ポイントもいくつかあります。

まず公式ページには防寒性抜群と書かれているのですが、ぶっちゃけると防寒性にはあまり優れていません。
体を覆ってくれる面積は広いのですが、いかんせんそこまで厚手のコートではないのであたたかくはないです。しかし、コート自体のサイズ感に余裕があるため、何か防寒性の高いインナーを中に着込めば関東圏であれば真冬でも十分に過ごせるでしょう。

そして首元の襟の裏にボタンがあり、これを留めると襟を立てて着こなしのアレンジができるようになっているのですが、これはよほど寒いとき以外はあまり使わないでしょう。
膝あたりまで覆っているコートなので、このボタンを留めると着こなしのアレンジというよりはもうこのコートだけしか見えません。着こなすとしてもストールなどの小物使いが必須になってくるでしょう。
最後の注意点としては色の展開です。このチェスターコートはネイビー、オリーブ、ブラウンの三色で展開されています。
そうです、ブラックではなくネイビーなのです。定番のブラックのアウターを持っているかたであればオリーブやブラウンの選択肢もありですが、やはりブラックは欲しいところ。
しかしこのネイビー、ぱっと見ブラックと言っても差し支えないぐらいの色味をしています。黒のパンツと合わせてもあまり色の違いがわからないぐらいなのでブラックとして着こなしても問題ありません。
ただ本当に黒のアイテムと並べてよくよく見るとネイビーなのかなという違いはあるので、かなりこだわりのあるかたは注意してください。
気を付けるべきポイントはいくつかありますが、それも調整可能な範囲内。
ユニクロユーのウールブレンドチェスターコート+Eはフォーマル感を適度に崩した大変羽織りやすいアイテムなのです。これが1万2900円(+税)で手に入るとなれば十分でしょう。
着回し

ユニクロユーのチェスターコートがカジュアル寄りだとしてもやはり色がこれだけ濃いネイビーであればフォーマル感の強いアイテムに変わりはありません。
ボトムスは黒の細身のパンツでYラインを意識しつつも、デニムジャケットを中に着込むことで決めすぎにならないようにバランスをとっています。キャップやスニーカーもかなりカジュアル感の強いアイテムですが、ここは色味をモノトーンで抑えることで子供っぽくなりすぎることはありません。
実はこのコーデ、小物とシューズを除けば全てユニクロのアイテムです。二万円程度でストリートライクなモード感あふれるコーデが組めてしまうのでぜひお試しください。
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