スーピマコットンが気持ちいいユニクロのウォッシャブルVネックセーターはサイズと色選びがポイント

今回ご紹介するのはユニクロの「ウォッシャブルVネックセーター」。薄手でコットン素材と、真冬の着用はオススメしづらいですが、春のコーディネートにはきっと役立つアイテムです。ただしサイズと色選びには若干注意を要するため、そのポイントを本稿にてご紹介します。

肌当たりは柔らかいものの、コットンならではの功罪に注意

ユニクロの強みのひとつに、素材の調達力が挙げられます。大量仕入れが可能なユニクロは、上質な素材を用いたアイテムを他ブランドより圧倒的にリーズナブルな価格で展開可能。それがこのセーターでも存分に活かされています。

このセーターの素材は85%がコットンで15%がナイロンです。そしてこの85%のコットンの全てかどうかは不明ですが、スーピマコットンが用いられています。スーピマコットンとは、ユニクロがその名をメジャーにしたと言っても過言ではない、アメリカ産の“超繊維長綿”のこと。

繊維が長い綿花は、しなやかな風合いと絹のような光沢感がある、つまり高級であるとされています。実際にこのセーター、とても触感が良い。肌あたりが柔らかく、伸縮性もあり、地肌にそのまま着ても心地よいです。ウールのようなチクチク感は全くありません。

しかし、コットンであるがゆえに、シワになりやすい点に注意を要します。そしていわゆる“落ち感”がないため、体の動きに応じて生地の“たまり”ができやすいです。上掲の写真は若干極端な例ですが、この“たまり”が無地のセーターに表情を与えることになります。

また、スーピマコットンは「絹のような光沢感」と上述しましたが、ユニクロにおけるニットの金字塔「エクセストラファインメリノウール」に比べると、そこはどうしても見劣りがします。ドレス感は若干乏しい印象です。それは後述する“色”によって、さらに顕著になります。
※ドレスとは? こちらをご参照くださいhttp://www.neqwsnet-japan.info/?p=1810

ケアについてです。商品名にも「ウォッシャブル」の名を冠している通り、普通に洗濯機で洗えます。乾燥機の使用はNG。ただ、同じユニクロの「エクストラファインメリノウール」のニットも洗濯可能であることを考えると、“洗える”こと自体をそんなに強調されてもピンと来ないな、というのが正直なところ。

もちろん、“洗えるニット”というのはとてもありがたいことなのですが。なお、洗濯機を使用する際は脱水をごく弱めにするのがポイントです。アイロンは「低温であて布推奨」となっていますが、いざそれを実践するとなると時間と手間がかかって仕方がないです。

最初からシワがつきにくい状態で洗濯を終えて、シワが残らないように干せば、完全にシワを除去することはできませんが、まず普段使いに問題ない程度には仕上がります。

生地が変われば数字が同じでもサイズ感は変わる

上述した生地の違いは、着用時のサイズ感にも影響を与えます。サイズを数字だけで比較すると、“エクストラファインメリノウール”のニットとほぼ同じ。着丈のみ、このウォッシャブルセーターの方が若干短い程度です。

着丈はXSで61cm、Sで63cm、Mで65cm、Lで68cm、XLで71cm、XXL、3XL、4XLで73cm。身幅はXSで43cm、Sで46cm、Mで49cm、Lで52cm、XLで56cm、XXLで60cm、3XLで64cm、4XLで68cm。

しかし実際に着てみると、エクストラファインメリノウールのニットよりも、このウォッシャブルセーターの方が窮屈に感じられます。伸縮性があるにも関わらず、です。それはひとえに、“落ち感”のなさが理由でしょう。

インナーにコットンシャツでも着ようものなら、生地同士の摩擦でニットが先端まで伸びず、結果的に寸足らずな印象になってしまいます。

身長178cm、体重64kgと細身の筆者は、ユニクロでは普段、ジャストサイズを目指す場合はシャツでMサイズ、ニットでLサイズを選択しますが、このセーターはXLでほぼジャストサイズです。特に裾を下に引っ張らずに自然に着た場合、裾の先端がスラックスのポケットを半分隠す程度です。

肩幅はXSで37cm、Sで38.5cm、Mで40cm、Lで41.5cm、XLで43.5cm、XXLで45.5cm、3XLで47.5cm、4XLで49.5cm。袖丈はXSで58cm、Sで59.5cm、Mで61.5cm、Lで63cm、XLで64.5cm、XXL、3XL、4XLで65.5cm。

XLを選んだ筆者の場合、シワがなくなるように袖をしっかり伸ばして着ると、手の甲が半分隠れてしまうほどの長さ。しかし特に何もせずに自然に着る分には、インナーとの摩擦で生地が腕に留まりがちなので、手首が隠れる程度で収まります。

Vネックニットのベーシックなデザイン

デザインは、Vネックのニットとしてはベーシックな作りです。ネックの前開きの深さはXSとSで16.5cm、Mで17cm、Lで17.5cm、XLで18cm、XXLで18.5cm、3XLと4XLで19cm。XLサイズを選んだ筆者が下にシャツを着た場合、第2ボタンが隠れる程度です。

裾はリブになっており、そこそこ締めつけられる印象があります。そして動いている内にずり上がってきがちなので注意が必要です。

袖は写真の印象では太めに見えますが、実際に着てみるとそんなに野暮ったい印象にはなりません。なお、袖口も裾と同様にリブになっています。

全9色展開。色選びにはご注意を。

https://goo.gl/ruqvP4

このニットは、ユニクロ表記で「01 OFF WHITE」「03 GRAY」「09 BLACK」「10 PINK」「14 RED」「42 YELLOW」「56 OLIVE」「68 BLUE」「69 NAVY」の9色展開。筆者が購入したのは「01 OFF WHITE」です。

色選びは多分に主観の世界なので、軽々に良し悪しを述べるのは不適切かもしれませんが、実際に全色を見た筆者の感想を書き添えますので、ご参考にしていただければと思います。発色は生地の特性が大きく影響します。

スーピマコットンはコットンの中では発色が良い方ですが、同じユニクロのエクストラファインメリノウールに比べるとどうしても見劣りします。その点で、「09 BLACK」「14 RED」「56 OLIVE」「68 BLUE」の4色は若干のチープ感が否めません。

また、「10 PINK」は明るいピンクです。黒が少しでも混じっていれば大人も着やすいのですが、例えるならお笑いコンビ「オードリー」の春日さんの着ているベストばりに明るいピンク。“かわいい”を積極的に採り入れたい方以外には積極的にオススメしづらい色味です。

筆者がオススメしたいのは「01 OFF WHITE」「03 GRAY」「42 YELLOW」「69 NAVY」。「01 OFF WHITE」と「42 YELLOW」は春らしい明るさを採り入れられるため。「03 GRAY」と「69 NAVY」はウールに負けないツヤが感じられるためです。1990円(+税)と、リーズナブルなこのセーター。

ご自身に最適なサイズと色を見つけていただきたいと思います。

メンズおすすめニットまとめはこちらから↓

【2018】メンズのおすすめニットを「買って」レビュー!【全32点】

2018.10.18
EQ03

この記事を書いた人

EQ03

身長178cm 体重64kg 靴27.0cm

洋服を“食”と共に、「コミュニケーションを最適化するためのツール」と位置付けています。物産展マニア。国内外を問わず、地域・人に根差した物語性のあるモノ・コトに惹かれます。コーディネートはワイルドよりもきれいめを。