ユニクロのウォッシャブルミドルゲージハーフジップセーターはトレンドとベーシックを併せ持つ良品

冬といえばニット。そして、手頃ながらも品質の良さに定評があるのはユニクロです。贅沢にエクストラファインメリノウールを使ったセーターやカシミア100%のニットなど様々なアイテムが展開されていますが、種類が多すぎて選べないという方も多いでしょう。今回はそんな数多く展開されるユニクロのニットの中から「ウォッシャブルミドルゲージハーフジップ セーター(長袖)」を紹介。こちら、ベーシックなつくりながらもちょっとした装飾性があり、ファッションアイテムとしても使いやすい良品です。

素材とゲージ

素材は綿 42%、ポリエステル 30%、アクリル28%。ユニクロの商品紹介ページにも「手触りの良いコットンに、暖かくてふくらみ感のあるアクリルとポリエステルをブレンド」と記載されています。「化学繊維」混紡というと安っぽく見えたり、肌触りがあまりよくないのでは、と思う方もいるかもしれませんがそういったことはありません。化学繊維特有のテカリなどはなく、触っても正直、化繊混紡とはなかなかわからない出来栄え。また綿素材が多く混紡されているからか、肌触りがよくチクチク感も感じられません。

ニットは編み目の細かさで呼び方が変わってきますが、こちらは名称のとおり、ミドルゲージ。編み目の細かいハイゲージと太くざっくり編みのローゲージのちょうど中間の編み目です。ハイゲージとなるエクストラファインメリノウールのようなキメ細やかなツヤ感などはありません。ただニット特有の編み目の凹凸は感じられます。カジュアル過ぎず、季節感の感じられるバランスの取れた編み方といえるでしょう。厚さもそこそこあるので防寒性もあり、冬の一枚として重宝しそうです。

このセーターの一番の特長は首から胸元にかけてのハーフジップ。キッチリと閉め切れば、ハイネック風の着こなしも可能です。ハーフジップでなにが違うのと思うかもしれませんが首元・顔回りは視界に入ることが多く、印象を大きく左右するポイントです。ノームコアのトレンドが終わり、ベーシック過ぎるとちょっと地味なトレンド感に移っている中、こういった自然なアクセントとなるアイテムはメンズファッションでは貴重でしょう。

またジップも悪目立ちしないように、ニット生地と同色に揃えられています。個人的にはアクセサリーのように目立つようなシルバージップも好みですが、上品に万人に合わせやすくするというユニクロの細かな配慮が見て取れます。袖や裾にはリブが付いています。特別きついわけではないですが、ジャストサイズで着ていると、特に裾のリブがずり上がってきてしまうと思うので、1サイズ・2サイズアップがオススメです。筆者はMサイズがジャストですがXLくらいでゆとりをもって着れるサイズ感でした。

カラー展開とお手入れについて

カラーはオフホワイト、ベージュ、ネイビーの3色展開です。どれも使いやすい色合いでしょう。今回自分はオフホワイトを購入しましたが、店頭でみたところベージュも季節感のある色合いで綺麗な発色でした。またウォッシャブルと表記がある通り、こちらはセーターですが自宅の洗濯機洗いが可能。表記はネット利用/洗濯機可です。こちら一度、洗濯で洗いましたが、とくに縮みもなく、また大きなシワも残らず、そのまま着られるような乾きあがりに。エクストラファインメリノウールの場合、キメが細かいため、若干シワが気になることもありますが、こちらは編み目が太くそういった心配も無用でした。こちら価格は2990円(+税)。気軽に家庭で洗濯可能で、コスパも〇。オススメです。

 

Nazy

この記事を書いた人

Nazy

身長170cm 体重65kg 靴26-26.5cm(コンバース・オールスターは26.5cm)

アラサーからアラフォーになりつつある、シンプル&ベーシック好き。 「地味過ぎず」「行き過ぎない」でどう差別化するのかを楽しく模索中。 人見知りの人好き。根はインドア。ファッションを好きになり、ちょっとアクティブになれたことに感謝している。