なぜスラックスか
日本人は欧米人と比べて、子供っぽい見た目と言われています。それは、顔だけでなく、体形にも言えます。
そのため、欧米人と同じ格好をしても欧米人より子供っぽく見えてしまう、逆にいうと同じ格好をしても欧米人の方がオシャレに見える傾向にあります。
では、日本人がオシャレに見えるためにはどうすればよいかというと、大人っぽい洋服を選ぶことが挙げられます。(詳しくはこちら:http://www.neqwsnet-japan.info/?p=1810)
つまり、パンツを選ぶ際は、色はモノトーンで、形は細身という条件を満たすものを選ぶのが好ましいと言えます。この条件を満たすのが、黒のスキニーデニムです。スキニーデニムであれば、日ごろからデニムやチノパンを好むカジュアル好きの男性でも手が出しやすいアイテムと言えるでしょう。
ただし、あくまでスキニー”デニム”です。大人っぽい洋服とはいえ、デニムですから限界があります。では、更に大人っぽくするにはどうしたらよいか。
それは、スラックスです。スラックスといえば、スーツというイメージの方も多いと思います。スーツと聞いて、子供っぽいと思う人はいないですよね。スーツと聞けば、大人っぽいとイメージしますよね。つまりスラックスを履くだけで、ある程度の大人っぽさが確保出来ることになります。
スラックスの利点
スラックスは仕事着として履くもの、というイメージの人も多いと思いますが、別にオシャレの為に履いてもいいんです。ここで、スラックスを勧める理由を挙げておきます。
まず1つ目は、簡単に差別化出来ます。
何故、簡単に差別化出来るかというと、周りの男性の服装を見てください。夏はショーツ、それ以外の3シーズンはデニムやチノパンで溢れています。つまり、スラックスを履いている人はほとんどいません。ということはスラックスを履くだけで他人と差別化が図れることになります。
オシャレとは、差別化を図ることとも言えます。つまり、スラックスを履くだけで、大人っぽく見え差別化が図れるので、オシャレに見えやすいと言えます。
2つ目は、1年中履けることです。真夏にスラックスを履くのは確かに暑いですが、夏でも履けるスラックスというのも世の中に沢山あります。
ちなみに、スラックス=ウール、ウール=冬用=暖かいというイメージを持っている人もいるかと思いますが、ウールは吸湿性が良く、一定以上の水分量になると水分を蒸気として放出させる機能を持っています。この時、気化熱で体温も奪っていくので、夏でも快適な温度を保ってくれます。
3つ目は、オンでもオフでも使えることです。中には、オフだけの為にスラックスを買うのはもったいないと思う人もいるかもしれません。そんな人は、オンでも使えるスラックスを選であげればいいんです。
ただし、オンでもオフでも使えると述べていますが、以下は主にオフでの場合について、書いていきます。
一押しはユニクロ
オススメは、ユニクロのストレッチウールスリムフィットノータックパンツ(オールシーズン)+Eです。
価格は5,990円(+税)と、高級素材であるSuper 110’sを使用しているスラックスとしては破格のお値段です。
また、ユニクロとしてもかなり素材をアピールしたいのでしょう。商品にこの様な商品タグがつけられています。
タグの通り、高級感が味わえます。セレクトショップで同素材のスラックスを購入しようとしたら、1万円では難しいでしょう。お試し用のスラックスとしては、若干高価ですが、このお値段で極上の1本が味わえます。スラックスで特に差が出る部分、高級感があると思われる部分は、ツヤです。
このスラックスは、表地はウール:98%、ポリウレタン:2%で、裏地はポリエステル:100%です。ポリウレタン混紡なので、ウールの光沢を確保しつつも、ストレッチ性があります。
これは、動きやすさを重視していると言えるでしょう。そのため、普段仕事でもスラックスを履かないような方でにも抵抗感少なく履くことが出来るでしょう。
ちなみに、写真は裾の部分を試しに伸ばしてます。かなり広がっているのがわかるかと思います。
デメリットは、スリムと言いつつ、控えめにしている点。恐らく、細くし過ぎると履ける人が限られるので、控えめにしているのだと思います。
実際にユニクロのHPでサイズを確認すると分かりますが、レギュラータイプと比べて、裾幅で1cmしか変わっていません。これはビジネス用途を重視した結果かもしれませんが、スリムタイプと謡うならばあと1~2cmは裾幅を細くしてもと考えています。
筆者はウエスト73cmを購入しましたが、裾幅は実寸で約18cmです。一般的なスーツのスラックスは裾幅20cm程度と言われていますので、細身と言えば細身ですが、オフ用として使うにはあと1~2cm細い裾幅の方が履いた時にきれいに見えるでしょう。
もし、もう少し細いスラックスを履きたいという人は、お直しに出してみることをオススメします。自分の好みの裾幅のパンツを一緒に持って行き、これ位にして欲しいと言えば、数千円で理想の裾幅に出来ます。
またもう一つのポイントとして、長さをくるぶし丈位にして、クッションが付かないようにしてください。これをするだけでより見え方が変わってきます。試着するときは、クッション有無で比較してみてください。
スリムフィットじゃ細すぎる方へ
筆者は、細身モデルであるスリムフィットをお勧めしてきましたが、スリムフィットじゃ細すぎるという方は、レギュラータイプである『ストレッチウールノータックパンツ(オールシーズン)+』が同じお値段、同じ素材で出ていますので、こちらを手に取ってみてはいかがでしょうか