ユニクロ×アンダーソンのエクストラファインメリノボーダー柄を徹底レビュー

何かと「デザイン」が目立つアイテムの多い、「ユニクロ×アンダーソン」コラボ。普段のユニクロでは見られない色や柄のアイテムが、洋服から小物まで多数展開されています。そしてついに、ユニクロが誇る傑作「エクストラファインメリノ」にもボーダー柄のタイプが登場しました。

「エクストラファインメリノ」にボーダー柄登場!

「エクストラファインメリノってなに?」という方もいらっしゃるかもしれないので、簡単な説明から。これはユニクロの通常ラインでも展開されているシリーズで、ニットの中でも編み目が細かい「ハイゲージ」ニットのこと。

「エクストラファインメリノウール」と呼ばれる、非常に繊維が細いウール素材を100%使用しており、生地には圧倒的なツヤ感が生まれます。とても低価格のニットとは思えない高級感があり、個人的にはユニクロの最高傑作と呼んでもいいんじゃないかとすら思うほどの逸品です。

※もう少し詳しく知りたい方は、以前こちらの記事で書いたので是非ご覧ください。https://fuku-labo.com/uniqlo-extrafinemerino-turtleneck

通常ラインの「エクストラファインメリノ」は人気商品なので、カラーバリエーションも豊富。しかし、ネックのタイプの違いはあれど、いずれも無地でした。無地のタイプももちろん良いのですが、少しデザインが入ったタイプを待ち望んでいた方もいるのではないでしょうか。

実は、今月の上旬にリリースされたイネスコラボでも、ストライプ柄の「エクストラファインメリノ」が販売されたのですが、そちらはなんとレディースのみ。

男性でもなんとかサイズを上げて着ようとしたのは、私だけではないはずです(笑)。しかし今回は、ちゃんとメンズアイテムとして販売されているので、サイズ選びに困る心配もありません。

「カジュアルなデザイン」でも「子供っぽい」印象にならない理由

それでは、ボーダー柄のエクストラファインメリノニットを見ていきましょう。私が選んだのは「19 WINE」というカラーで、ボルドーをベースに、「白」「黒」「青」のボーダーが入っています。

先ほど、「エクストラファインメリノウール」には「圧倒的なツヤ感」があると言いましたが、ここがポイント。ハイゲージのようにツヤ感が強いニットには「大人っぽい」印象があるので、このようにデザインを入れても、安っぽく見えないのです。

ツヤがあまりない、ざっくりしたローゲッジのニットで同じことをやると、一気に「子供ぽい」印象になってしまうでしょう。カジュアルなデザインですが、安っぽく見えない理由はここにあります。

印象的なカラーバリエーション、最も使いやすいのは?

カラーバリエーションはこの他にも3種類あり、それぞれボーダーの入り方が違います。この「19 WINE」はおそらく最も使いやすい色。ボルドーカラーがベースになっており、ボーダーのデザインも大人しく、他の色よりビビッドな印象が抑えられています。

一枚で着る場合も、難易度はそこまで高くないですね。他の派手目なカラーであれば、上の写真のように「インナー」として使ってやれば、真価が発揮されるでしょう。秋冬は地味なスタイルになりがちですが、一気に「脱地味」が進みます。

同コレクションでは、「ストライプマフラー」というアイテムが販売されていますが、カラーバリエーションはそちらと全く同じですね。「アンサンブル」での着用が想定されているのかもしれませんが、やや難易度は高いように思えます。

ちなみに、前回レビューしたマフラーと合わせてみるとこのような感じに。アンサンブルではありませんが、使われている色はどちらのアイテムも、「レッド(ボルドー)」「ブルー」「ホワイト」「ブラック」の4つなので、意外に喧嘩せずにまとまってくれました。かなり派手ですけどね(笑)。

サイズ感について

サイズ感は、普段トップスはMサイズを選ぶことが多い私ですと、「Lサイズ」がジャストでした。ニットは小さめのサイズ感で作られていることが多いので、基本ワンサイズアップしますね。

「Lサイズ」の寸法は実寸で、着丈69cm、肩幅42cm、身幅54cm、袖丈66cmになります。通常ラインの「エクストラファインメリノ」をお持ちの方は、それとほぼ同じサイズ感と思って良いかと。

そして通常ラインのニット同様に、家庭での洗濯も可能です。平置きで干せば何度洗ってもヘタらないのが魅力です。

ユニクロの通常ラインとの違いは?

まず生地についてですが、私にはまったく同じに見えました。通常ラインより1000円くらい高くなっているので、ちょっとしたグレードアップを期待していたのですが、変わらなかったですね(笑)。プラス1000円はデザイン料として見て良いでしょう。

イネスコラボのときのストライプ柄の「エクストラファインメリノ」では、もう少し厚手の生地が使われており、そちらも魅力的だったのですが、メンズで同じ価格で販売するのはやはり厳しいのかもしれません。違いが気になったのは、ネックの部分ですね。

比較に用いたのは昨年のモデルなので、現行モデルでは変わっているのかもしれませんが、アンダーソンコラボのほうがネックがやや細く、首の開きも大きかったです。通常ラインの「クルーネック」は、首が詰まりすぎているとよく言われますが、着る人の層がコラボより幅広いので、おそらくわざと詰まらせているのでしょう。

ただし、以前に今シーズンのモデルを試着したときは、首元が改善されていたような気もするので、通常ラインかコラボかどうかは関係ない可能性があります。

昨年の通常ラインと比較すると、袖や裾のリブもゆるくなっていました。もちろん、洗濯を繰り返しているので若干サイズ感が変わっている可能性は否めないですが……。

全体的なシルエットはあまり変わらないですが、通常ラインの方がリブの締まりが強いので、やや袖先が細かったですね。なかなか確証を持って言えず申し訳ないですが、昨年の通常ラインの「クルーネック」とは、少なからず「違い」があるのは明らかです。

ただし、今年の通常ラインではそれが改善されている可能性があります。昨年のモデルの「ネック」と「袖や裾のリブ」に不満があった方は試す価値アリですね。

おわりに

価格は通常ラインより少し値上がりして、3990円(+税)になります。極上の生地で、普段のユニクロではありえないデザインが楽しめるアイテムです。気になる方は是非チェックしてみてください。

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