皆さんテーラードジャケットは持っていますか? メンズファッションの基本であり、黒やネイビーの無地でシンプルなジャケットを持っている方は多いのではないでしょうか。
色落ちデニムと合わせて、簡単にオシャレになり便利なのですが、着るときにいつも思っていたことがありました。それは、着用期間が短いこと。
黒やネイビーのテーラードジャケットは、春秋に活躍しますが、春と秋のちょうどいい気温は意外と短く、年々短くなっています。冬のインナーとしても使えますが、アウターとのバランスを考えると、ドレス寄りになり過ぎる(ドレスとカジュアルのバランスについてはこちらをご参照くださいhttp://www.neqwsnet-japan.info/?p=1810)、色彩的に暗くなるなど、街着として使う場合、合わせることが難しいアイテムでもあります。
そこで、今回上記の問題点を解決し、他人と差をつけるジャケットを紹介します。
ブランド名: UNITED ARROWS
商品名: UDET ハウンドトゥースカット3Bジャケット
色:ベージュ
価格:2万7000円(税込み)
生地が薄いから着用期間が長い
こちらのジャケットそもそも春物の商品のため薄い生地を使用しています。綿69%ポリエステル31%で、触った感触としては、薄いタオルのような感じ。
この写真は裏返して背中の部分を撮ったもので、ご覧のように裏地がない「背抜き」です。そのため、短パンや通気性のいいパンツと合わせると、晩夏や夏直前でも着用可能です。
また、冬場はセーターの上に羽織り、コートを着用しても着膨れしません。つまり、真夏以外は着用できるため活躍してくれる期間が非常に長いのです。
筆者は九州在住のため、5月までしか着用できませんでしたが、関東以北であれば着用期間はもっと長くなるでしょう。「Tシャツだけでは肌寒い、でもジャケットを着るほどでもない」といった時期から使えます。
クラシカルなハウンドトゥース柄だから取り入れやすい
このジャケットはハウンドトゥース柄(千鳥格子)です。ハウンドトゥースとは猟犬の歯のことで、チェックを構成している柄が犬の牙のような形をしていることが由来となっています。
ワイルドな由来と反し、元来争いを避けるスコットランドの氏族のシンボルで、クラシカルな柄です。迷彩や花柄は抵抗があるという方でも取り入れやすい落ち着きがあります。
ファッショントレンドとして、ノームコアからタッキーに徐々に移行(ノームコアやタッキーについてはこちらをご参照ください。 http://www.neqwsnet-japan.info/?p=6435)している昨今、このようなクラシカルな柄なら装飾性を取り入れやすいかと思います。
例えば、このように一枚このジャケットを入れるだけで、柄がアクセントとなり、装飾性があるので、印象が変わります。柄ストールと同じ原理ですが、ストールが苦手という方にも取り入れやすいのではないでしょうか。
筆者は、この柄がよりハッキリするようベージュを購入しましたが、グレーのほうが主張は少ないです。
バランスのとれたアイテム
このジャケットはテーラードですが、素材が柔らかいためイージージャケットです。そして、カラーはベージュと黒のハウンドトゥースなので、カーディガン(カジュアル)とテーラードジャケット(ドレス)のハイブリッドアイテムとなります。
インナー、パンツ、靴のをドレスとカジュアルのバランスに従って考えればよく、ぱっと着てサマになるアイテムといっていいでしょう。
白Tシャツと黒スキニー、スニーカーでシンプルな組み合わせでも地味にはなりません。
メンズであれば誰しもが持っているインディゴデニムとスウェットに合わせても、カジュアルすぎないスタイリングが可能。クラシカルな柄のため、インディゴデニムとの相性は抜群です。
白Tシャツ、黒スキニー、スウェット、インディゴデニムなど、比較的どなたでも持っているアイテムを使ってコーディネートしてみました。その他、デニムシャツ+黒スキニー、ニット+ジョガーパンツ+スニーカーなどなど、ハイブリッドなジャケットのため合わせ方は多様で、コーディネートの幅が広がる楽しいアイテムです。
実際に着てみてどうか
筆者は、身長170cm、体重65kgで肩幅のあるがっちり体形なので、サイズは46を購入しました。
素材がカーディガンのような柔らかな素材のため、ゆったりした着心地ですが、ウエストは適度にシェイプしているためやや細みに見えます。重量は、440g(メーカー表示サイズ)のため非常に軽いです。
この写真は裏返して、前から撮った写真です。腕を通した時に手が通る箇所は裏地が付いているため、袖通しが良く脱ぎ着しやすいです。
袖は開かず裏地の滑りがいいため袖捲りはできません。また、袖に関しては少し長いように感じます。個人の腕の長さによるものなので、あくまで私の感想です。
素材の柔らかさと、軽さ、袖の裏地のため、動きやすく非常にリラックスして快適に着用できます。
まとめ
このジャケット着用期間が長いだけでなく、コーディネートの幅を広げてくれます。柄ジャケットと聞くと、上級者が着るものと敬遠しがちですが、実はとっても合わせやすく、初心者こそ手にして頂きたいアイテムです。
春物ですが、秋も冬も使えることは上記のとおりです。また、この執筆をしている8/18時点では、夏のセールで半額ほどで購入可能。秋物の先物買いとしても十分お得に購入できるかと思います。
秋冬は重ね着の季節。このジャケットでコーディネートの幅を広げて差別化を図ってみてはいかがでしょうか。