男心をくすぐるホワイトマウンテニアリングのソックスをレビュー

靴下専門ではないブランドで柄靴下を買う理由

今回、ご紹介する「ホワイトマウンテニアリング」は「服を着るフィールドは全てアウトドア」と定義している、アウトドア要素を取り入れた服作りに特化している国内のブランドです。

デザイン、素材、機能性に拘りがあるブランドなだけあって、洋服に使われている柄もアウトドアからイメージできる唯一無二の男らしいデザインになっています。その反面、クリーンさを気にしたい街着としては着用時に見える面積が大きいアウターやパンツなどは、生粋のファンではない限り、最初は手を出しづらい印象があります。

ですが、靴下ならばパンツと靴の間の少しの面積しか見えないため、無地の服装に組み合わせて使うと程よいアクセントになり地味さを払拭できます。

柄について

柄は「フェアアイル」を基調とした柄が使われています。「フェアアイル」とは、英国のスコットランドが発祥で、一般的には星や雪をモチーフにしています。暖かみがあるので秋冬の季節に靴下はもちろん、ニットにもよく使われる柄ですね。

この「ホワイトマウンテニアリング」の柄は、星や雪ではなく直線とダイヤのみで構成しており、ゴチャゴチャとしがちなモチーフを最低限にとどめています。柄を全体的に見たら細かいのですが、よく見ると約9割は直線で構成されているあたりが男心をくすぐります。

フェアアイルによくある子供っぽい印象はまったくなく、きわめて大人らしいデザインです。ただその分、柄としては寂しくなりがちなため、ボーダー状に柄を途切れさせて変化のあるパターンにしているのもポイントが高いです。

色の展開としては、他に青色とくすんだ赤色がありますが、筆者は地味にならない大人っぽい黒靴下が欲しかったので黒色を選んでいます。※他色の参考ページ goo.gl/tRXCXr

生地感と機能面

素材はアクリル80%、ウール15%、ナイロン5%となっています。秋冬の靴下としてはウールの割合が少ないかと思いましたが、フリースによく使われているアクリルが多く入っているおかげで暖かさは維持されていました。

見た目は、ウールのモフモフとした毛羽立ちは少なく、厚さはほどほどで少しツヤのある素材感になっています。

筆者は1度洗濯を行いましたが、朝から昼の時間帯の自然乾燥で約1、2時間ほどで乾きました。こういった機能面もアウトドア要素を取り入れているブランドらしい作りです。土踏まずの部分に入っている白いブランド名が、プリントで入っているため洗濯毎にかすれていきますが、靴を履いている際は見えないので気にしないでいいでしょう。

種類が少ない分、精鋭揃いのデザイン

上記の画像は同ブランドの靴下です。真ん中のオレンジ色が入っているタイプは山や樹から連想された柄が入っており、向かって右の黒と白の物は、ほぼ直線で構成されたロゴをいれた1ポイントとなっていてデザインが単純にカッコイイですね。

オレンジ色のタイプは、前のシーズンの物で取り扱っている店舗はもう無いかと思われますが、ロゴのタイプは発売中の物です。価格は全て2700円(税込)。靴下専門のブランドではないため、1シーズンに4つほど種類がある程度ですが、その分それぞれが他ではお目に掛かれないデザインとなってます。

今回、ご紹介した「フェアアイル柄」のタイプは、通販サイト上では既に完売してしまっている模様ですが、実店舗にはまだ残っている可能性があります。少しでもアウトドアライクなデザインが気になられた方は是非一度、手に取ってみてください。