ワイルドシングスのノーカラージャケットはトレンドライクで日常着としてオススメ!

ここ数年、ノーカラー、襟のない服が増えています。シャツやコートやダウンジャケット、テーラードジャケットなど、すっかりトレンドとして定着しています。「襟がない寒い」「首もとがさみしい」という先入観もあるかと思いますが、着てみるとそれだけで「今っぽく」なるアイテムです。今回はアウトドアの老舗である「WILD THINGS」(ワイルドシングス)が作ったノーカラーのフリースジャケットについてご紹介します。

ワイルドシングスとは

「WILD THINGS ワイルドシングス」はアメリカのアウトドアブランド。設立は1981年で、ザ・ノースフェイスが1968年、L・L・ビーンがなんと1918年設立ということを考えるとそこまで古いブランドではないのですが、アメリカ陸軍の全天候衣類システム、ECWCSを作るなどその実力は確か。20年ほど前に発売された、防水・防風性能のあるマウンテンパーカに、ダウンより暖かいプリマロフトという中綿が入っている「デナリジャケット」がとても印象に残っています。当時では他になかった機能性と無駄のないデザイン・ロゴマークが非常に魅力的でした。

大人気ということはないけれどもアウトドア寄りのセレクトショップなら必ず置いてあるという印象のWILD THINGSですが、今年はコラボや別注ものが多くよく見かけます。かくいう私も街でこのロゴをひさしぶりに見て、欲しくなりました。

生地感

商品名は「パイルフリース ノーカラージャケット」。ここでのパイルとは「表面を毛羽立たせている」という意味です。フリースにも色々な生地がありますが、その中でも特にモコモコしたもの、そんな感じの生地です。

表側の生地のアップです。毛足の長いフリースで、とてもやわらかく、さわり心地がとても気持ちいいのがなんといっても特徴的です。ノーカラーのフリースはトレンドなのでユニクロやGUでも発売されているのですが、正直なところ生地が硬すぎて私の好みではありませんでした。WILD THINGSのこちらは本当に心地よく、着ていると子供たちが「きもちいい~」とすり寄ってきます。

そしてなにより暖かい。同じような生地感・厚さのフリースジャケットと着比べて、あくまで体感でしかないのですが、着た瞬間からホカホカと暖かさを感じます。アウトドアブランドならではの「~の何倍の保温性・防風性!」みたいな謳い文句はないのですが、名門ブランドのロゴは伊達ではないと感じます。

裏側はこのような生地感です。裏地もなにもないフリースの一枚仕立てですが、裏表で質感は異なっています。毛羽の密度がうすく粗いのですが、肌に直接ふれても不快感はありません。表同様のやわらかさです。暖かくて肌ざわりが良いのは利点なのですが、反面摩擦が強く、コートのインナーに着ようとしたときに裏地がついていないものはかなり袖を通しにくいです。インナーとして着ることも想定されている製品ですが、組み合わせには注意が必要です。

素材はポリエステル100%。別布とは後述する前立て部分とパイピングのことで、ナイロン100%となっています。洗濯は可能であるマークがあります。ポリエステルなので毛が抜ける可能性もあるので、その点は注意が必要だと思います。

アメリカのブランドですが中国製です。定番商品ではなく価格も安いので、これは仕方ありません。

ノーカラーという名のとおり襟がないデザインです。襟はパイピング、つまりフリースではない生地(この服の場合はナイロン)で縁どりされています。そして襟からボタンのついている前立てへのラインが、角が丸くなっていますよね。ここが実はこだわりポイント。このパーツが角張っているものは選びたくなかったのです。

http://urx2.nu/ONEA

なぜなら、開けて着たときに角がペラペラ動くこと、リラックス感がないことが好みではありません。大したことではないように感じますが、実際に着てみると見ためにも着心地にも案外影響しますので、ぜひこういった細部にも注目して洋服を選んでみてください。

ボタンのついている前立て部分は裏表ともにナイロン素材です。ここもフリースにしてくれたらよりシンプルでいいなと思うのですが。こうなっている理由としては強度を保つということと、デザインの原型となっているライナーコートの影響であると考えられます。


http://urx2.nu/ONES

ミリタリーものは現代の洋服のモチーフとして多く採用されています。今回のノーカラージャケットも、上の写真のようなライナーコートが原型になっています。寒いときにインナーとして着るための製品です。原型はフリースではなく全面ナイロンのような滑りの良い素材ですが、前立てだけナイロン素材を残して「ミリタリーぽさ」を演出しています。


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この製品には他にオリーブとベージュがあるのですが、黒より前立て部分と本体の色の差が大きく、よりデザインとしての主張がありますよね。色の差がある=カラフル・多色使いとなりカジュアル度が増します。このあたりは使い方や好みですね。一番人気はオリーブだったようで、私が見た時点ですでにM サイズは売り切れでした。

(ボタンはプラスチック。高級感はないですが、まわりがフリースやナイロンですので違和感はありません)

(パイピングはそのまま裾までぐるっと覆っています。前立ての下部分も丸くなっていますね)

実はこのジャケットにはポケットがありません。デザイン的な理由なのかコストカットなのかわかりませんが、おそらくコスト面での理由なのかと推測されます。筆者がこのジャケットで唯一残念だと思うのがポケットがないことです。これだけ暖かい素材ですので手を暖めるためのポケットはとても役に立ちますし、手を入れるのは行儀悪いとは言われますが服のシルエットの調整には有効な手段です。身幅が広いので、ポケットに手を入れて「A」のような裾に向かって広がるシルエットを作ることができ、ビッグシルエットを強調したりすることができたのにと感じています。

(後ろ側。特に何もデザインは施されていません)

袖口もパイピング。伸縮性はほぼありません。広めにとってあるので手を通しづらいということはありませんが、腕まくりをしたときにすぐ落ちてきます。私は折り返してまくっています。

シルエットはゆるめ、いわゆるビッグシルエットです。Mサイズでも肩幅が57㎝あり、上の着用写真を見てもわかるとおり肩を落として着るように作られています。それでいて袖はそこまで短くしていないため、少し余して着ることになります。身幅は58㎝と肩幅とほぼ同じ。このおかげでつながりのあるシルエットになります。着丈は69.5㎝で、167㎝の私でおしりが少し出るくらいの長さです。Mでも十分大きいと感じます。Lサイズになると肩幅61㎝、着丈74㎝、身幅61.5㎝なのでかなりブカブカな印象になってしまうでしょう。

肩を落として着る服は、素材の硬さがとても重要です。あまり硬い素材ですと肩が落ちず、「デカい」という印象になってしまい着こなしが少し難しくなります。こちらは前述のとおり素材はとてもやわらかいのですがしっかり厚みがあるため、肩は「ストン」と落ちるのではなくなだらかな曲線を描きそのまま身頃へと続いてくれます。ちょっと襟も後ろにずらして着ると、無理のないリラックスしたビッグシルエットが完成します。

襟ぐり、つまり首まわりも広くとられているのがポイント。

このようにボーダーのシャツをインナーに入れるのが好きなのですが、このボーダーシャツは無印良品のもので「ボートネック」という横に広い襟のデザインのものです。それでもジャケットの方が襟が広くなっているのがおわかりいただけるかと思います。

同じく無印良品のシャツを入れるとこんな感じです。シルエットだけでなく、襟の広さでもリラックス感が演出されています。その分首まわりの防寒性は全くありませんので、タートルネックをインナーにしたりストールなどを巻いて調整することになります。1枚だけで暖かい!とはいきませんが、着こなしの自由度が高いのがノーカラーの特徴ですね。

筆者はこのような組み合わせで着ることが多いです。先ほどと同じ無印良品のボーダーシャツはLサイズを着ていますが、裾が出ないくらいの着丈です。このように一番上のボタンだけ閉めてインナーを下側だけ見せる着こなしがお気に入りです。裾が「A」のように広がるので、細みのボトムスをはけば簡単に「Yライン」(上が大きく下が細い)シルエットが完成します。

名門アウトドアブランドWILD THINGSの名前はついていますが、機能性重視ではなくリラックスした日常着として良いバランスに仕上がっています。価格は1万1664円(税込)。ちらほらセールにもなってきており、在庫は少なめですので気になった方はお早めにチェックしてみてください。定番品はないので今年限りの可能性が高いです。

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【2019】メンズおすすめアウターを買って着てレビュー!【全47点】

2019.02.09
三十路

この記事を書いた人

三十路

体重69kg 足の実寸25.5cm 頭囲60cm

37歳、2児の父。 体型に恵まれなくても、仕事や育児に忙しくても、いっしょに「おしゃれでカッコいいパパ」を目指しましょう!