秋冬のファッションはダークトーンになりがち
秋冬になるとコートやニットなどが着用できるようになり、コーディネートにもバリエーションが増えます。夏のファッションも悪くはないのですが、やはり秋冬のほうがファッションを楽しむには打ってつけですよね。
しかし、秋冬のファッションってどうしても黒やグレーのアイテムを選びがちです。その結果、家のワードローブはモノトーンばかりになり、着こなしもモノトーンやオールブラックのコーデになってしまいます。
街中でもスナップ写真のようなオールブラックコーデをよく見かけます。このようなオールブラックコーデでも十分にかっこいいのですが、少しキメすぎな印象となってしまいます。欲を言えばもう少しアクセントが欲しいですよね。
しかし、新たに明るい色味のコートやジャケットを買うにもお金がかかってしまいます。また、色味が明るくなると着こなしが難しくなるので着回しも難しくなります。
そこで、おすすめなのが派手な色の小物でオールブラックコーデにアクセントを加えるという方法です。この方法であれば今までに買ったダークトーンのアウターなどもそのまま使えるので新たにアウターを買い足す必要もありません。
例えば、スナップ写真2のようにオールブラックコーデに赤色のクラッチバックを加えるだけで、キメ過ぎな印象を払拭し簡単にオシャレ上級者にみせることができます(この女性はリップの色とクラッチの色を合わせているのでさらにコーデがまとまって見えます)。
試しに、スナップ写真2のクラッチバックの部分を指で隠してみてください。すこし地味でキメ過ぎなコーデに感じるはずです。
また、クラッチバックはリュックやショルダーバックのようにコーデ全体のシルエット崩すことなく使えるのでどのようなコーデにもすんなりと馴染みます。そのような点でもオールブラックコーデにアクセントを加えるという点では派手な色のクラッチバックを買うのがおすすめです。
クラッチバックのススメ
数あるクラッチバックの中でも筆者の利用頻度がもっとも高くおすすめできるクラッチバックがこちら、『Y-3 DOCUMENT POUCH』1万9440円(税込)。
Y-3とは日本のドメスティックブランドYohji Yamamotoとスポーツブランドのアディダスのコラボラインです。ファッションとスポーツを融合させたブランドであり、現在はストリートファッションブームということもあり街中でもよく見かけるブランドです。
このクラッチ、一見派手に見えて使いにくそうですが、色数は赤・青・ブラック・グレーの4色に抑えられており、インパクトのある赤と青が全体に占める割合は半分程度。クラッチバックはコーデ全体に占める面積は小さいので、このくらいのデザインであれば程よくコーデにアクセントを加えることができます。
柄としてはY-3独自の迷彩柄が使われております。また、この『Y-3 DOCUMENT POUCH』は同じアイテムでも一つずつ柄が異なるので、赤・青・ブラック・グレーの配置や割合が微妙に違うのです。たとえ同じ商品を買った人同士でもデザインがかぶることはありません。
前面と裏面で二度楽しめる!
迷彩柄の前面はコットンキャンバス地でその上にグラフィックをプリントしています。製法糸も目立たない黒色のものを使っており悪目立ちしません。
また、前面には「Y-3」と書かれたツヤのあるレザーのタグが縫い付けられており、高級感を感じるものとなっています。
(前面のレザータグ)
前面がコットンキャンバスなのに対し、裏面はすべて本革となっています。
(裏面)
このようにアップで見ても安っぽさは感じられないツヤのある革が使われています。また、前面と同様に製法糸は目立たない黒色のものを使っており悪目立ちしません。
裏側のレザーには「YOHJI YAMAMOTO」の刻印。このように裏面にもしっかりとした素材が使われているため、裏側を表面として利用すればレザークラッチとしても十二分に使える代物です。
つまり、アウターなどに主張の強い色のアイテムを用いる際は裏返すことでレザークラッチとしても使える2way仕様となっているのです。
(クラッチ裏面)
さらにファスナー部分やクラッチ内側もしっかりと作り込まれています。
(ファスナー部分)
(ファスナー取っ手部分)
クラッチのファスナー部分はジップが見えないように作られています。また、取っ手部分はレザーで作られており、よく見ると「YOHJI YAMAMOTO」の刻印が。このようにファスナーにもしっかりとこだわって作られており安っぽく見えないです。
クラッチ内側に使われているナイロンもしっとりとツヤ感のあるものが使われています。
(クラッチ内側)
また、内ポケットもしっかりと作りこまれています。レザー部分には「Y-3」「YHOUJI YAMAMOTO」「adidas」の刻印も。
クラッチバックとしてもバックインバックとしても
サイズは高さ22cm幅31cmとなっております。財布・メガネ・携帯・筆箱・イヤホンなどがちょうどすべて入る程度の大きさです。雨の日などは折りたたみ傘も入れることができます。
クラッチバックとしてはそこまで大きすぎず小さすぎないサイズ感のため、リュックなどが必要な大荷物の際は充電ケーブルやイヤホンなどを入れるバックインバックとしても使うことができます。
最後にこのクラッチバッグを使用した着こなしを見てみましょう
(黒のクラッチバック)
例えばこのようなモノトーンコーデ、悪くはないのですがクラッチも黒なため少しキメすぎな印象になります。また、スーツにスラックスに黒のクラッチバックとなると、いくら着崩していてもビジネススーツのイメージを払拭することは難しいです。
では、このクラッチバックを『Y-3 DOCUMENT POUCH』に変えてみるとどうでしょうか。
(柄クラッチバック)
いかがでしょうか、クラッチバックを『Y-3 DOCUMENT POUCH』に替えるだけでもかなりおしゃれに見えるのが分かるはずです。最後にこのコーデについて簡単に解説したいと思います。
《コーデ解説》
今回のコーデはスーツスタイルをおしゃれ着として着崩したスタイルです。どのように着崩しているかというと、まずはサイズ感。ジャストサイズで着てしまうとキメ過ぎになるので、ジャケット・スラックスともに緩めのサイズ感で着用しています。
次にレザーキャップ・ニットの下から見せている白カットソー・白スニーカーでさらにスーツスタイルを崩しています。ちなみに、カットソーとスニーカーの色を白で合わせることでコーデにまとまりを持たせました。
しかし、このようにサイズ感と小物で崩したスーツスタイルでも黒のクラッチを使ってしまうと先程の写真のようにスーツスタイルに逆戻りしてしまいます。そこで、黒のクラッチではなく『Y-3 DOCUMENT POUCH』を使うことでスーツスタイルをおしゃれ着として成立させているのです。
クラッチバックはコーデ全体に占める面積は小さいものですが、ここまでコーデの印象を左右するのです。つまり、手持ちのアウターやボトムスがブラックしかない場合でも『Y-3 DOCUMENT POUCH』を買うだけで全く異なる印象になり、コーデに幅をもたせることができます。
残念ながらこの『Y-3 DOCUMENT POUCH』は公式通販では売り切れとなっています。しかし、Y-3は毎年異なるパターンの柄クラッチバックをラインナップしているのでそちらもチェックしてみてください。