YArKAの歪7mmリングは手でこねたような凹凸が特徴的なシルバーリングです。メンズのシルバーリングはなかなか丁度いい装飾感のものがありません。あまりにもゴテゴテとしたリングはかっこつけているようで気が引ける。かといってシンプルすぎるリングだと印象が変わらないので意味がありません。そんななかでもこのアイテムは自然な着用感ながら主張もあるのでオススメです。筆者は特に小指につけるピンキーリングとして使っています。詳しくレビューしていきます。
デザインをチェック
7mm幅のシルバーリングですが、着けた印象としては太すぎず、細すぎずといったところでしょう。これより細いリングの場合着けたときに印象の変化が少なくなってしまいます。せっかく買ってみたはいいがあまり目立たないのでそのうち着けなくなる……それではもったいないので、シルバーリングを選ぶ際はある程度のボリューム感があるものを選ぶのがいいものです。
このアイテムに限っていうと、筆者は小指に着けてピンキーリングとして使用するのが最もしっくりと来ました。13号を購入したので若干直径が小さめというのもありますが、小指の細みの指に着けると対比で指輪のボリューム感をより感じることができるというのが大きな利点です。ピンキーリングを着けているメンズはなかなか見かけませんから差別化を図ることができるというものですね。
ディテールをチェック
歪リングというアイテム名の通り、手でこねたようにでこぼこと歪んでいます。このディテールの利点は自然に装飾感、主張が加わるということです。メンズの装飾はいかに自然にふるまうかが重要です。意味のない飾りがつくほどに嘘くさく安っぽい印象になってしまうもの。その中でこの手でこねて押し出したような見た目は作る過程でこねたり叩いたりした結果このような形状になりましたよ、といったような理由のある形状となっているので自然に見えます。これもやりすぎるとわざとらしくなるのですが、適度な凹凸なので安っぽさがないと感じます。
もう一点、この凹凸のおかげで得られる印象としては、光の反射がランダムに発生することでシルバー925のツヤと輝きがより強調されることです。想像してみるとわかりますが、つるっとした面であれば確かに光を反射はしますが、その質感は一様でツヤ感がわかりにくいということがあります。凹凸がある面にすると、光の反射が様々な方向に向くので、くぼんだところには影がおち、光の当たるでっぱりは白くハイライトが出ます。写真の一枚目を見ると特にわかりやすいかと思います。光が自然と模様を描いてくれるといったところでしょうか。
YArKAの歪7mmリングは8800円(税込)。素材がシルバー925でどんなコーデにも合わせやすく、なかなかコスパのいいアイテムと感じます。シルバー925製ということでデリケートなのが欠点ともいえます(硫化して変色したりする)が、筆者は気にせず使い込んで傷がつくのもまたいいかなあと思っています。でこぼこの手作り様なデザインなので傷がついていても自然ですからね。シルバーリング試してみたいと思われた方は是非チェックしてみてください。価格は8000円（＋税）。