目次
男性が気軽に使えるバッグとは？
外出時に財布・スマホ・キーケース程度の荷物しか持たない多くの男性にとって、リュックやトートバッグはオーバースペックであることがほとんどです。そのため最近は収納量少なめながら手頃なサイズのサコッシュやクラッチバッグが人気ですが、その2つのアイテムもそれぞれ不満があります。
まずサコッシュはアウトドアに出自を持つだけあり、その機能性とコスパが他のバッグにはない魅力ですが、ショルダー掛けのみという使用上の制限があります。また、クラッチバッグはドレスライクな印象を手軽に加えることができますが、手提げのみという使用上の制限があります。上記の不満点はサコッシュ、クラッチバッグそれぞれの機能性とデザインがトレードオフの関係であり、許容すべき特徴ではあります。
しかし天邪鬼な筆者は、使用法が制限されず機能性があり収納量少なめながら手軽に使えるコンパクトなサイズ感のバッグを探し求めておりました。そこで見つけたのがzattuのマルチマイクロファイバースエード 縦型スモールショルダーバッグ（CONCH/コンク）です。
革以外の素材「雑材」に由来するブランド名の通りzattu（ザッツ）はレザー以外の素材「マイクロファイバースエード」使っています。この素材は、防汚性・耐久性・耐水性を兼ね備えた高級素材で、本革の弱点を「超越した」ともいわれるフェイクスエードです。スポーツカーのシートなどにも使用されています。
カラー展開は、各パーツが一色で統一された単色バージョンが4色、また各パーツの色が異なるクレイジーカラーバージョンがあります。単色バージョンより若干値段は高いですが、派手すぎない絶妙な色の組み合わせに惹かれてクレイジーカラーバージョンを購入しました。
デザインをチェック 肩掛け、手提げの2way仕様
表面（タグが付いた面）
裏面
中
グレイの取っ手部分にブラックのハンドル部分を通すと巾着袋のように手提げで使用できます。収納物が財布、スマホ、キーケース程度と少ない時はこのように手提げバッグとして使うと便利です。筆者は主にこの使用法です。
本物そっくりの素材感と大人が使えるクレイジーカラーデザイン
まずコンクで使用されているマイクロファイバースエードですが本物のスエードとまったく見分けがつきません。質の悪いフェイクスエードはのっぺりと奥行きのない色合いですがコンクで使用されているフェイクスエードは違います。光の当たる角度によって色味が変わる起毛素材の特徴がしっかり再現されており奥行きのあるスエード特有の色合いが再現されています。
このアイテムは主に6色で成立しています。ブラウン（ボディ半面）、ブラック（ボディ半面、ハンドル部分）、グレイ（底面、取っ手部分、鞄中の仕切り部分）、ブルー、（肩掛け部分）、ホワイト（タグ部分）、チャコールグレー（鞄中の仕切り部分についたタグ）と多くの色を使いながらも、原色はブルーのみのため色同士がぶつかり合うこともなく見事に調和しています。
えてしてこういった多色使いのアイテムは色を多く用いることで個性を出そうとするあまり子供っぽい派手なデザインとなり大人が使うには躊躇するものになりがちですが、コンクはブラックとブラウンが大部分を占める落ち着いた色の構成とスエード特有の奥行きのある色合いにより、カジュアル感を適度に抑えた大人が使えるバッグに昇華されています。
収納量を確認 財布、キーケース、メモ帳程度ならまとめて持ち運び可能！
上記写真のような、メモ帳・長財布・カードケース・名刺入れ・プルームテックセット・筆箱と筆者がよく持ち運ぶものをコンクに収納してみました。
問題なく収納できました。容量に余裕があるのでまだアイテムを入れられますがバッグが重くなるのでこれぐらいの収納量が適切かと思います。
マイクロファイバースエードの耐久性は？
防汚性・耐久性・撥水性を謳うマイクロファイバースエードの実力を確認するため、コンクの表面を水道水でザブザブと1分間程度洗ってみました。耐水性をチェックするため中身には水が入らないよう注意しております。
表面がしっかり濡れた状態で中身を確認すると水の染み込みはほとんど確認できませんでした。財布などの貴重品を入れても濡れる心配はないでしょう。次に濡れた状態のまま室内にて自然乾燥させると２時間程度で完全に乾きました。更にもう一度洗って、タオル等で水分をふき取ってから自然乾燥させると30分程度で乾きました。特に染みが残ったり生地が毛羽立ったりすることもなく極めて耐久性が高く扱いやすい素材です。
価格は１万9440円（税込）と2万円近くと決して安くはない値段のため万人にお勧めできる商品ではありません。とはいえ、コンパクトサイズで手軽に使える、サコッシュやクラッチバッグには食傷気味、人と被らないバッグがほしいという方には大変お勧めのバッグです。
おすすめバッグのまとめはこちらから↓
