ザッツのサコッシュEMILは本革以上に使える逸品!

暑かったり寒かったり季節の変わり目は服装選びに難渋します。それでも手っ取り早く季節感を取り入れたいのがファッション好きの心情です。そこで筆者は、服ではなく小物から取り入れることオススメします。今回はスエード調のサコッシュです。

本物と見間違うスエード感と秋全開の色味

(アップ。表面の起毛感は本物ソックリ)

このzattuというブランドはマイクロファイバースエードというフェイクスエードのバッグが得意なブランド。今回紹介するサコッシュも同素材で見た目は本物のスエードそのもの。起毛の感じや裁断面をみても本革のスエードにしか見えないのですが、化学繊維でできているのでメンテナンスが非常にカンタンという優れものです。

色移りや汚れにも強く普段使いに適しています。重さも本革スエードよりも軽くできているので、軽く、汚れに強く、見た目は本革と、科学の進歩を感じさせてくれます。

(素材の断面。厚みもあるのでより本革感が出ます)

カラー展開は定番の黒、コンクリートやアルミのような色味のグレー、ぶどうの巨峰のような色味のパープル、秋の落ち葉のような色味のブラウンの4色展開。今回はスエード風素材の起毛感と色で秋をコーディネートに取り入れたかったのでブラウンをチョイス。

パープルも秋色としてありですが、秋を感じられるのはやっぱりブラウンです。もう一つ、パープルは少しトーンが暗めなので、黒やネイビーなどのダークトーンのアウターだと色が沈んで目立たなくなってしまいました。ブラウンはトーンが明るいので黒やネイビーでも主張をしてくれる色味です。

ちいさなサコッシュだけど持ち方は1つだけじゃない!

大きさは高さ18cm幅15cmマチが5cmでトートバッグを小さくしたような形で持ち手にはストラップがついています。持ち手部分は左右で長さが異なり、ストラップ用の留め具が巻いてあります。

そのため肩から下げると持ち手部分もストラップの一部になるようなデザインになっています。ストラップ部分はナイロン製で各色に合わせて近い色味のものが使われていて、長さ調整はバックルがついているので可能です。

(ハンドル部。持ち手の長さが左右で違っています)

(ストラップの取り付け部。本体と同じ素材で取り付けてあり、外すことはできません)

(内側。内張は無くポケットは直接縫い付けになっています)

口にはスナップボタンが一つありしっかりと閉じることができます。内側に縫い付けのポケットが一つあるので携帯やカードケースなどを分けて入れておくこともできます。

小さいので長財布ははみ出してしまします。筆者は二つ折財布なので問題はありませんでしたが、財布、携帯、キーケースを入れたらほぼいっぱいになってしまうので荷物の多い方はオススメができません。

(巾着型の持ち方。ストラップは本体にしまっています)

ストラップは最大142㎝なので、サコッシュとして肩がけするのが普通だと思います。もう一つの持ち方としては、ストラップを中にしまい長い手持ちを短い手持ちに通して巾着風にして手に持つこともできます。

この持ち方だとサコッシュ自体が変わった形状になるので手持ちでもコーディネ―トのアクセントになります。サコッシュとしても手持ちのミニバックとして使える2ウェイ仕様です。

オススメの使い方

オススメの使い方としてはロングアウターの内側からちょこっと出すように使うとコロッとしたフォルムとキレイな発色のブラウンがコーデの良いアクセントになります。手持ちの場合でもアイテム自体がブラウンのスエード風になるので夏っぽいコーデでも秋っぽさを取り入れることができるでしょう。

価格は1万0800円(税込)。サコッシュにしては高額で容量が少なく使い勝手もさほどいいわけではありません。しかしほかには代えがたい魅力があるので、筆者は高いとは思いませんでした。最近は秋服を着る期間が短くなってきていると思います。バッグなど小物から秋を積極的に取り入れてファッションで季節を感じてみるのもいいのではないでしょうか。

永田朋之

この記事を書いた人

永田朋之

身長169cm 体重70kg 靴27.0cm

シンプルでクリーンなファッションが好み。自分の体型をごまかす着こなしを日々考えている36歳。趣味は洋服のリメイク。