ズッカのムック本の付録「レザー調ビッグマルシェバッグ」をレビュー!

今回紹介するアイテムは『ZUCCa 2018:Celebrating 30 years』というムック本の付録です。レザー調のビッグマルシェバッグですが、2000円という安価な値段以上のものなのか? 「ブランドMook」として宝島社が販売しているレーベルは本当に使えるのかレビューします。

デザインはポイントが映えるシンプルさ

レザー調という名の通り合皮(フェイクレザー)素材のアイテムです。シボ加工を加えて本革っぽい高級感を出しているよう。さすがにツヤ感の強さは本物の革製品には及びませんし触るとわかってしまいますが、パッと見だけでは合皮かな?といった印象です。

裏地は表地となっている合皮の裏地そのままです。このバッグの造りは非常にシンプルで2枚の同形の布地を持ち手と底面、左右のマチで縫い合わせたものです。どの個所も特に補強材が入っている事もなく、縫い付けも別布で補強してありません。付録ゆえにコスト面との兼ね合いもあるのでしょうが、長期間使用には強度的にやや不安があります。

デザインらしいデザインは無く、潔いまでのシンプルさ。デザインが入りすぎるとカジュアル感が強くなっていきますが、このミルスペックを模したネームが刻印されているのみ。ミルスペックネームとは、アメリカ軍の軍用品調達規格の総称で「タフさ」という点をアピールしたもの。本体が黒色のためシルバーの文字が映える良いアクセントになっています。

サイズはやや大きめでA4クリアファイルが横向きでピッタリ収まります。寸法は横35cm×縦37cm×奥行19cm(最大)。ZUCCaのムックは浅めに入れているのですがファイルは底部までつけています。これだけでも結構深めの造りなのがわかるかと思います。

底部は底とじになっているので厚みはありませんが、本体が大きく袋状に膨らむため、収納力は高いです。

こちらですね。片側のマチだけでこれだけありますのでよほど固いものや大きいものでなければ難なく収納できます。

余談ですが、筆者はついつい手持ちバッグを肩掛けしてしまう癖があります。このバッグの持ち手の内周は直径15cm。筆者のアームホールは43cmほどなのでうっかり腕を突っ込んでしまうと窮屈な思いをしてしまうので、同様の癖をお持ちの方は注意しながらつかいましょう。

底部同様に持ち手部分も2枚の布を裁断したまま縫い付けたような処理になっています。こういう細かいところが整っていると綺麗すぎる印象になりそうですが、逆にこのような処理になっていると気取らない感じ(カジュアル要素)が顕在化してくるので個人的には好きですね。

驚愕のコスパ! 購入は書店で!

ムック本の付録であるため、書籍と合わせて税込で2041円と破格のコストパフォーマンスを誇ります。市場に流通する2000円前後のカジュアルトートというと、手ごろな値段に反してその多くは生地が薄手で実用性に難があったり、キャンバス生地のため秋冬は時期的に使いにくかったりといった難点が上がります。

逆に合皮や皮革は通年素材のひとつですが、秋冬こそが本領発揮。特に素材の持つ印象が強くなるシーズンですので、これからの時期に一つあっても良いかもしれません。

注意点として上げられるのは「どこで買うか」という点に尽きると思います。その理由としてリンク先はAmazonのリンクを掲載していますが、Amazonはほぼマーケットプレイスのみの取り扱いで販売価格もかなり上乗せされています。しかしこのアイテムはあくまで「雑誌付録」です。という事は、書店取り寄せや出版社直販を利用すれば出版社や問屋在庫がある間は正規価格での購入ができます。品切れ前に狙う場合はこちらの手段を用いましょう。

カジュアルデザインをややドレス寄りに仕上げたアイテムで特に秋冬のドレス感の強いコーデのカジュアルダウンに使える便利なアイテム。2041円(税込)と驚異的なコストパフォーマンスを持っているので、試しに一つ買ってみるという姿勢で手に取ることが出来るのも大きなポイントになります。購入時は上記の注意点には気を付けて、秋冬のオシャレに取り入れてみてはいかがでしょうか?

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2019.05.09
イッショー

この記事を書いた人

イッショー

身長:161cm 体重:67kg 靴のサイズ:26cm前後

アラフォーが近いアラサー雑貨店員。 低身長·短足という体型難が悩み。 日々勉強しながら、身の丈にあったオシャレをモットーにファッションを楽しんでます。