C○6203○即決 元禄13年 西暦1700年 江戸中期 観音開き 豆箪笥 箪笥 時代物

商品名
即決 元禄13年 西暦1700年 江戸中期 観音開き 豆箪笥 箪笥 時代物

※出品内容を必ずご覧頂いた上でのご入札をお願い致します。
※当該商品に関する知識が無く専門的なご質問にはお答え致しかねますので、ご了承下さいませ。

特長
底書きに達筆で「元禄13年」と明記された江戸時代中期確定のとんでもなく古い観音開き小箪笥です。江戸を元和(げんな)01年(1615年)から慶応04年(1868年)までとすると、西暦1700年は江戸期のちょうど真ん中よりも41年程度古くなる計算です。
画像のように外観は観音開きの豆箪笥で、左右角部や上角部など部分的な時代の擦れは激しく、縦横に括りつけられていたものと推測されます。多分旅のお供をしたであろうこの箪笥の歴史を物語っています。
中心部の錠前は手で助けてやらなくても今でも鍵でちゃんと解錠します。前面扉は以前は錠前上にある丸い金具の左扉裏側に丸い差し込み金具は残っており、内部に今は欠損している左扉固定用の細い固定金具があったことと推測できます。代わりに、素材が真鍮ですので後の時代に取り付けられたものですが、左扉の裏側下部に、底枠に差し込む固定用金具を備えており、左扉をしっかり固定できます。
右扉は中心部の錠前で左右の扉をカチッと固定できます。さらに上部の差し込み用のピンで完全に固定できる仕組みになっています。、
扉を開けると大小8本の引き出しがしつらえられています。引き出しは最下段のみ錠前付ですが錠前はフリーに加工されています。他の菊型の座金とは微妙に異なる形状から、下から2段目の引手座金は、かなり古い時代に交換されているようですが、オリジナル同様菊の台座で、言われないと気付かない程度の補修であると思われます。
引き出し内部の木は木種が判らないほど飴色に変色し、他に類を見ない非常に枯れた状態で、紛れもなく元禄期の工芸品であることを物語っています。この箪笥はインポート専門の箪笥業者様に譲っていただきましたが、社長が年号のあるものはすべてノートに記録されておられ、「これは今までで一番古い年号のものより40年ほど古いな」とおっしゃっていました。
大量の時代箪笥を扱うインポートの箪笥専門工房でも、過去において記録上最古の箪笥であり、日本最古の年号の明確な箪笥である可能性もある非常に希少なものと考えています。江戸期の箪笥は刀箪笥や薬箪笥はありますが、通常仙台や佐渡、米沢など時代箪笥は明治期が起源で、それより昔、庶民は「こおり」と称する箱に衣装を入れていたそうです。
詳細を見れば見るほど、江戸中期旅に同行した箪笥に知らず知らず思いをはせてしまう・・・そんな不思議な箪笥です。

仕様
幅540ミリ×奥行き370ミリ×高さ592ミリ(金具・ピン含む)
※素人採寸の為、多少の誤差はご容赦下さい。

状態
オリジナルからの変更箇所は
・下から2段目の引手座金は、かなり古い時代に交換
・左扉固定用の細い固定金具欠損（下部真鍮差し込み金具に変更）

その他修正箇所は無く枠組みもがっちり、枯れて味わい深い箪笥で元禄期のままです。詳細は写真にてご確認下さい。
※光の加減やPCの環境により、実際の色と微妙に異なる場合がございますのでご了承下さいませ。

付属品
鍵×1
上部差し込み金具×1
※お送りするものは写真にあるもののみとなります。

発送詳細
※配送業者のご指定はできません。

注意事項
オークション終了間際のご質問にはお答え出来ない場合がありますので、ご質問はお早めにお願い致します。
評価が著しく悪く当方の判断で不適切と判断した場合、入札を削除させて頂きます。
お取引期間はオークション終了後４日間とさせて頂きます。
土日祝祭日は対応が出来ませんのでご了承下さい。

管理コード：SWAVGC1700