盛上将棋駒 大竹竹風作 御蔵島産本黄楊 虎斑 菱湖書 ※桐平箱付【囲碁将棋専門店の将碁屋】

　駒の名匠、大竹竹風作御蔵島産本黄楊虎斑盛上将棋駒菱湖書です。材質は将棋駒の最高級材として定評ある御蔵島産本黄楊材ですが、高級駒の定番木地の虎斑木地です。造りは将棋駒の最も高級な盛上駒です。

　盛上駒は、駒木地を彫り、彫った個所に漆を埋めて平らにします。そしてその上にさらに漆を盛り上げている造りで、駒木地の面よりも字が盛り上がった造りになっています。丹精を込めて造られる盛上駒は、彫駒とは違い製作期間も長くかかります。

【大竹竹風（おおたけちくふう）】
　新潟県三条市在住の駒の名匠で、初代竹風は大竹治五郎氏、現在は二代目竹風大竹日出男氏。伊豆七島の御蔵島産本黄楊をしっかりと寝かせて駒を造られており、木地の成形とすべてが手彫りの味わい、また駒木地の仕上げも特徴で御蔵島産本黄楊の木感をふんだんに感じさせてくれるような手触りの良さと見た目の煌びやかさは御蔵島産本黄楊駒の中でも竹風駒あり、と云われる所以です。高級御蔵島産本黄楊材専門で、彫駒・彫埋駒から高級盛上駒まで味わい深い将棋駒を造られています。

【菱湖書について】
　菱湖書の源流は江戸時代後期の書家の巻菱湖（まきりょうこ）に求めらています。菱湖は越後国巻（現在の新潟県新潟市西蒲区巻）の生まれで、市河米庵・貫名菘翁とともに「幕末の三筆」に数えられた一人です。平明で端麗な書風が人気を博し、門下生は１万人を超えたと伝われています。菱湖書は現在でも将棋の駒においては銘駒と呼ばれる書体の1つで、タイトル戦などで使用される高級な駒などによく用いられています。菱湖自身が駒の書体を確立したわけではなく、大正時代頃に将棋の専門棋士で坂田三吉の弟子だった高濱禎が菱湖の書体を駒字に作りかえたものです。

こちらの将棋駒は桐製平箱が付属します。

※写真の現品をお届けさせていただきます

※パソコン環境などにより現物と写真の色合いに多少とも差がありますので予めご了承ください

盛上駒は極力椿油を使わないほうが良いです。駒木地と漆の間に椿油が過度に入り込むと稀に字の剥離につながることがありますので。椿油で磨くとしてもごく少量で

　将棋駒の中では本黄楊材が一番高級な材とされていますが、薩摩産本黄楊よりも樹脂分が多く、木目も良く引き締まっている御蔵島産本黄楊材の将棋駒は一目見た時の艶感と高級感が一味違い、永年のご愛用でますます醸し出す深みのある色合いと高級感も末永くお楽しみいただけます。

　こちらの将棋駒は御蔵島産本黄楊材の中でも貴重な虎斑木地（とらふ：虎の背中のような縞目の模様が特徴です）で、駒を手に持って頂き、光にあてながら駒を揺らして眺めて頂きますと駒の中の虎斑模様が動くようなキラキラとした独特の高級感ある木感をお楽しみ頂けます。

　菱湖書は高級駒でも最も人気がある書体の一つで、虎斑木地の煌びやかな木感と、上品ながらも躍動感ある菱湖書で贅沢に盛上げた漆の字体が相重なって、手にして頂いた時の充実感はより一層の逸品の銘駒です。

　将棋を楽しんでいきますと、将棋駒にこだわる将棋愛好家の方が少なくありません。還暦祝い・ご退職記念などの贈り物・ギフトにもお薦めの味わい深い高級盛上将棋駒。将棋対局の一局一局に高級感と充実感を増し加えてくれる、当店でも稀にしか入荷しない、新潟の駒師・大竹竹風作の貴重な虎斑の御蔵島産本黄楊高級盛上将棋駒菱湖です。

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