☆即納追跡可☆ イギリス 2021 クイーンズビースト コンプリーター 1オンス 金貨 【1枚】

2021年・エリザベス2世・クイーンズビースト・コレクション最終回「英国王室の十大守護獣」
1953年6月2日午前11時、女王陛下は全世界が見守る前で戴冠されるため、晴れ渡る英国の首都ロンドンのウェストミンスター寺院に到着されました。寺院内では世界各国から招待された高貴な賓客が、英国玉座に王手をかけようとする若きエリザベスの気高き姿を一目見ようと全神経を集中させていました。ここに空前の大帝国の女王エリザベス二世が降臨しました。そして英国はヴィクトリア朝以来初めて輝かしき女王の時代の到来を告げることになります。戴冠式当日、会場のウェストミンスター寺院西棟のエントランスの外には、古くから英国王室の紋章として歴代国王の治世を守護してきた十大守護獣の立像が建立され、新女王の戴冠に祝意を表するとともに、その後の栄光の治世を守護すべく威風辺りを払うが如くの様相を呈していました。それらの守護獣は英国王室の血統を現代に伝える重要な表象であり、この日戴冠したエリザベス二世こそがそれらを継承する権利を有し、英国君主の象徴として使用することを認められた唯一の正当な後継者であると見なされていました。そして英国王室数百年の歴史的象徴であるこれらの守護獣は、この記念すべき慶事に際し、その威容と象徴性を再び全世界に誇示する最大の機会を得ました。

大成功を収めた「クイーンズ・ビースト・シリーズ」の掉尾を飾るに相応しい2021年「英国王室の十大守護獣」の一連のコイン・コレクションは、カリスマ性豊かなデザイナー、ジョディー・クラークによる創意工夫の賜物である裏面の意匠によって永遠の生命を与えられました。若くして傑作「エリザベス女王の第5肖像」をロイヤルミントのために制作したジョディーですが、これら10の王室守護獣をコイン裏面に集結させ、それぞれの様式感と権威を表現し尽くした秀逸なデザインは最大級の讃辞に置き換えられるべきです。コイン表面には彼の代表作である女王の「第5肖像」が掲げられていますが、よく見てみますと裏面のコイン中央にも同じ肖像が刻まれており、これらの守護獣と英国王室の数百年来の友好関係を余すところなく表現しています。ロイヤルミントで最も若いデザイナーであるジョディーの天賦の才能は、この新たな傑作の創造によって熟期を迎えつつあるようです。

これら10の守護獣は英国王室の象徴であると同時に英国の国家のシンボルでもあります。中世から近世にかけて隆盛を誇ったプランタジネット家を始めとする英国の名家の紋章として生み出された由緒あるこれらの表象は、2種のライオン、雄牛、鷹、馬、グレイハウンド、そして神話上と伝説上の幾つかの生物から成り立っています。当コイン・シリーズは、永遠に愛されるべき英国王室の10の守護獣が一枚のコイン上に描かれたデラックス版として世に贈られる特別の記念品で、今後の世界的高評価は必至であると思われます。英国王室の過去と現在を代表する守護獣たちですが、この感動的なデザインのリリースによって英国王室の栄光の未来に無限の光を投げかけているようです。