ユニクロ×セオリーの感動イージーパンツは快適。裾上げ未対応な点が残念

今回はユニクロ×セオリーのコラボコレクションの中から「感動イージーパンツ(ウルトラライト)」を紹介します。夏の暑い季節、長ズボンではなく短パンなどを履きたいもの。しかし部屋着ならともかく、短パンが許されるTPOは限られ、かつカジュアルすぎる短パンはコーディネートも難しい。そんな中、夏用のボトムス(ズボン)でオススメできるのが感動イージーパンツです。快適でラクに過ごせつつ、しっかりと夏のコーデに使えます。

ちなみにセオリー(Theory)は、1997年、ニューヨーク発祥のブランド。定番アイテムにモダンな感性をプラスした「アーバン・ユニフォーム」がコンセプトで、現在はユニクロと同じファーストリテイリング社傘下のブランドです。今回も「定番を上品にアップデートする」という意味で両ブランドの強みが活きたコラボとなっています。

素材感と着心地

素材はポリエステル53%、複合繊維(ポリエステル)47%という混紡。綿などの天然繊維は使われておらず、すべて化学繊維でつくられています。感動イージーパンツという名前の通り、ユニクロのインラインで展開されている「感動」シリーズのコットンライクと同じ素材となっています。こちら、「超速乾、超伸縮、超軽量」と商品概要にある通り、東レと開発の高機能素材。

記述に偽りなく、手に持った瞬間に軽さがわかり、伸縮性も実感できます。かつサラリとした感触でムレず、夏場にぴったりの素材といえるでしょう。素材自体はこの商品オリジナルというわけではないので、インラインのウールライクの感動シリーズを知っている方は、それをイメージしてもらえば間違いはありません。

見た目に化繊ぽさは残るが、触り心地は良好

概要にコットンライクと謳われていますが生地に化繊特有の光沢がわずかにあり、正直、あまりコットンっぽさはありません。ユニクロが同じく展開しているEZYアンクルシリーズのコットンライク、ウールライクはそれぞれ、コットン、ウール感がキチンとあり、化繊っぽさは皆無。それと比べると感動シリーズは機能重視のためか、見た目的にはEZYシリーズよりも見劣りします。ただし、テカテカというわけでもなく、個人的には程よい艶感に感じられるので、好みにもよるかもしれません。

ただ光沢感から、ガサガサした「いわゆる化繊」的の風合いをイメージされてしまう方がいるかもしれませんが、そういった点は心配無用です。筆者も正直、見た目から勝手に風合いをイメージして敬遠していたのですが、着心地はサラっとしており、着心地は良好&抜群です。

ディティールと気になる点

カラー展開は、ブラック、ベージュ、カーキの3色。筆者は最初、ブラックを購入したのち、使い心地にほれ込んでカーキを買い足しました。ディティールは、ゆるいテーパードのかかったスラックスのつくり。インラインの感動パンツとの一番の違いはセンタープレスが入っていないこと。インラインはセンタープレスが入っているためどちらかといえばオン向け、こちらはオフ向け、といえるでしょう。しかしつくりはスラックスなので、職場によってはビジネスカジュアルに着用できるでしょう。サイズは、S,M、Lといった展開になっています。このあたりもセンチで選べるインラインと違いがあります。

また感動シリーズということでイージーケアなのも魅力。クリーニングの取り扱いが 洗濯機(ネット使用)とある通り、家庭でカンタンに洗えます。筆者も実際に洗ってみましたが、問題なく、またアイロン等も不要。そのまま履ける状態に乾きあがりました。汗をかく夏場に重宝できる仕様です。

一つ注意しておきたい点は、裾上げができない点です。オンラインでの注文時、裾上げを選択できず、また店頭で確認したところ、裾上げはできない商品ということでした。そのため、ウェストに合わせて購入すると、裾があまることがあると思います。その場合は、ロールアップをするか、個人的にお直し屋さんに出す必要があります。その前提でか、オンラインの着用画像ではロールアップの写真が載っています。この点は正直、対応してもらいたいところでした。ただ、夏にヘビロテできるスラックスということはまちがいありません。価格は3990円(+税)。

Nazy

この記事を書いた人

Nazy

身長170cm 体重65kg 靴26-26.5cm(コンバース・オールスターは26.5cm)

アラサーからアラフォーになりつつある、シンプル&ベーシック好き。 「地味過ぎず」「行き過ぎない」でどう差別化するのかを楽しく模索中。 人見知りの人好き。根はインドア。ファッションを好きになり、ちょっとアクティブになれたことに感謝している。