海外スナップから読み取るニット帽の最適解

秋冬のファッションを楽しむ上でほとんどの方が持っている帽子といえばニット帽ではないでしょうか? ニット帽はオシャレを楽しむという目的だけではなく防寒性も兼ね備えた優秀なアイテムです。
しかし、ニット帽を実際に被ってみると泥棒のように見えたり、病人のように見えたりとしっくりこない方もいるでしょう。ニット帽は意外とかぶり方が難しいアイテムなのです。
でも、ポイントさえつかめば大丈夫です! まずは海外スナップを例にニット帽のかぶり方について説明します。もっともわかりやすいのがこちらのスナップ。
(スナップ写真1)

左のカーキのニット帽をかぶっている人と右のブルーのニット帽をかぶっている方を見比べてみてください。カーキのニット帽の人のほうがカッコよく見えませんか?
これは帽子の色や服装によるところもあるかもしれませんが、一番の原因は帽子のかぶり方にあります。カーキのニット帽の人は帽子の先端が余っていないのに対して、ブルーのニット帽の人は帽子の先端が余っておりだらしない印象となっています。つまり、ニット帽の先端が余っているかいないかがおしゃれに見せる上で最も重要なのです。
だからといって先端が余らないようにニット帽を深くかぶればいいというものでもありません。
(スナップ写真2)

この写真のように高さがあるニット帽を深くかぶると、先端は余りませんが、やりすぎな印象となっていしまいます。普段着としておしゃれに見せるためには自然にさり気なくかっこいいと思ってもらうことが大事なのです。
つまり、ニット帽の最適解としては『浅くかぶっても帽子の先端が余らないニット帽』ということになります。以下の写真のように、眉毛がはっきりと見えるくらいニット帽を浅くかぶっても先端が余らないものがニット帽の最適解となのです(それにしてもこのスナップかっこいい)。
(スナップ写真3)

最適解はラカルのニット帽にあり!

ニット帽の最適解『浅くかぶっても帽子の先端が余らないニット帽』を満たし、値段もお手頃価格でおすすめなのがこちらの「ラカル STANDARD KNITCAP/ニットキャップ」4104円(税込)。
浅くかぶった際に先端が余らないものが良いのですが、浅すぎるとすぐに脱げてしまい帽子としての役割を果たしません。その点、「ラカル STANDARD KNITCAP/ニットキャップ」は浅めのニットキャップではあるのですが太めのリブ編みでフィット感があり脱げるようなことはまずありません。
(太めのリブ編み)

また、実際に他のブランドのものと比べてみるとかなり浅めに作られていることがわかります。今回はユニクロとカーハートのニット帽と比較してみました。左から順にカーハート,ユニクロ,ラカルとなっています。
(左から順にカーハート,ユニクロ,ラカル)

写真からも分かる通り一番右のラカルのニット帽が最も浅めの作りになっています。これは実寸値からも明らかで、カーハートとユニクロは高さが22.5~23cmとなっているのに対しラカルは20.5㎝となっています。この2cmの差がニット帽をかぶった際の印象に大きな影響を与えるのです。
実際に、カーハートとユニクロのニット帽は浅くかぶると以下の写真のように先端が大きく余ってしまいます。
(カーハートのニット帽着用画像)

(ユニクロのニット帽着用画像)

(ラカルのニット帽着用画像)

それに対してラカルのニット帽は浅くかぶっても先端は余りません。このように、3つの着画を見比べてみると先端の余らないラカルのニット帽が最もスッキリとした自然な印象となることがわかります
着画からも分かる通り、ラカルのニット帽はダグのデザインがついているので脱地味にも役立ちます。(タグが気に入らない人は外すことも可能です。)
(ラカルニット帽のタグ)

素材はアクリル70% ウール30%。
(素材タグ)

ウール100%のニット帽と比べると暖かさは劣りますが、アクリル70%ウール30%だからこそウール100%のように縮むこともなく耐久性も高いため長く使うことができます。また、ウールほど暖かくならないからこそ春や秋でも使うことができるというメリットもあります。
はじめはブラック一択!
(ブラック)

「ラカル STANDARD KNITCAP/ニットキャップ」はラカルの定番アイテムというのもあり、毎年カラーバリエーションが豊富です。今年はブラック,ダークグレー,ダークグリーン,ライム,ネイビー,マスタードなどたくさんのカラーバリエーションが揃っています(毎年少しずつカラバリは異なる)。
このなかでまず初めに選ぶべきなのはブラックです。ほとんどの日本人男性にとってブラックが最も使いやすいカラーと言えるでしょう。
理由の1つは日本人男性の髪色にあります。ほとんどの日本人男性は髪色が黒です。よって、ニット帽も黒にすることで髪と帽子の境目がぼやけ、違和感なく馴染むのです。
2つ目の理由はブラックが持つ色の印象です。ライムやマスタードと比べるとブラックはドレスライクな印象を与えます。よって服装が少しカジュアルよりでもブラックのニット帽だと。おしゃれに見えやすいのです。
つまり、初めは最も使いまわしの効くブラックのニット帽を買うべきなのです。
(ブラックのニット帽着こなし例)

《アイテム》
ニット帽(ブラック)/ライダース/シャツ/ジャージパンツ/革靴
《コーデ解説》
ライダースと革靴というハードな印象のアイテムをニット帽とジャージパンツで和らげたコーデです。また、カジュアルになりすぎないようにインナーにはシャツを入れています。
コーデ全体としてはモノトーンですが、ニット帽のタグとジャージパンツのサイドラインで脱字味を図っています。
二つ目は思い切った色に挑戦すべき!
(ワインレッド)

さきほど1つ目はブラックがおすすめと言いましたが、2つめは思い切った赤や青や黄色などの原色に近い色に挑戦することをおすすめします。ダークグリーンなどブラックに近い色も良いのですがそれだとブラックとあまり変わらないためコーディネートに幅をもたせることができません。
筆者は去年にブラックとワインレッドを購入しています。チェスターコートなどカッチリとしたドレスライクなコートの外しとしてワインレッドのニット帽を使うことが多いです。今年のカラーバリエーションだとマスタードがおすすめです!
(ワインレッドのニット帽着こなし例)

《アイテム》
ニット帽(ワインレッド)/コート/ロングシャツ/ジョガーパンツ/スニーカー
《コーデ解説》
コートとシャツのカッチリとした印象をワインレッドのニット帽で崩したコーデです。このくらいドレスライクなコーデのときにこそ明るめの色のニット帽が役に立ちますね。
着こなし例からも分かるように、「ラカル STANDARD KNITCAP/ニットキャップ」は浅くかぶってもニット帽の先端があまりすぎることもない理想のニット帽といえるでしょう。また、値段も4104円(税込)とそこまで高くないのでブラックとマスタードなどのカラーを2色買いすると、さらにコーディネートに幅をもたせることができるでしょう。