コンバースのオールスターは、スニーカーの大定番。学生やオシャレ初心者から芸能人、パリコレ参加のオシャレ上級者まで本当に様々な人達に愛されています。
なぜ、そこまで多くの人達が着用しているのでしょうか。オールスターには、ローカットとハイカットモデルがあり、オシャレ上級者ほどハイカットの着用率が多いように思います。このハイカットの存在こそ、オールスターの人気を支える秘密が隠されているのです。
目次
ブーツのように見せられるハイカットの魅力とは?
(モデルの梨花さん)https://goo.gl/FgtunK
(パリコレでの中条あやみさん)https://goo.gl/nffbUq
(海外スナップ)https://goo.gl/RjxZEm
その答えが、ハイカットはブーツの代替として機能するからです。靴のアッパーの身幅が細く甲も低くソールも薄く作られているため、ドレスブーツに近い作りだといえます。ハイカットであればサイズを0.5㎝〜1㎝サイズアップして、足首近くでキュッとホールドして履けば、さらにブーツに近い印象を与えることができます。この裏ワザは幅広の足の方にも有効です。

(オールスターとドレスブーツ)
「ワンサイズあげると歩きにくいのでは?」と思われた方もご安心を。足首付近を紐でホールドすることによって、足が靴の中で動いてしまうこともなく、意外に歩きやすいもの。細く絞られたアッパーはロングノーズの役割を果たすので、足長に見せることができます。要は、サイズアップはオールスターの優れたデザインを加速させるためのものなのです。
(紐でアッパーを細く)
紐を閉めることで履き口が極細になるので、まるでドレスブーツのような錯覚を引き起こします。スキニーのような細いパンツを履いた際も裾がもたつかず、足長に見せることができるでしょう。実際に裾幅14㎝のスキニーパンツでも綺麗なラインを保つことができます。
(履き口が極細)
ローカットも十分良い仕上がりなのですが、このブーツ感を想起させるデザインこそ、オールスターの醍醐味といっていいでしょう。
(ハイカット)
(ドレスブーツ)
(ローカット )https://goo.gl/vVUYRQ
オールスターのハイカットはスニーカーでありながら、ドレスブーツのような印象があるのでバランスが整っています。全体で見たときにドレスとカジュアルのどちらのコーディネートにも合わせやすいメリットもあるのです。※ドレスとカジュアルのバランスとはhttps://goo.gl/2dvWD6
また、ドレスシューズや革靴の場合、サイズ選びが難しい側面もありますが、オールスターであれば、少し大きめのサイズを通販で購入するもとも容易です。良心的な4,860円(税込)といった価格のため、怖がらないで一度サイズアップで購入してみて下さい。筆者もジャストサイズは、27.5㎝ですが、1㎝サイズアップの28.5㎝を着用しています。
オシャレ上級者はもちろんのこと、ファッション初心者やミニマリストに相性抜群!
筆者のオススメはオールブラックです。男性の服装は8割がダークトーン。当然パンツのカラーもブラックや暗めのトーンのものが多くなります。靴もブラックを選んでおけば、靴と足の境界線がぼやけて分からなくなり、足長効果が期待できます。
このオールブラックモデルは、ハトメやシュータン、ソールやシューレースといった靴の部品全てが、徹底してブラックだから効果は抜群です。また、カラーが入ったコーディネートをした際も、足元の靴がブラックであれば、不思議と安定したコーディネートとすることができます。
(ハトメ)
(ブランドロゴ)
そして、オールスターは実に様々なカラーを展開していますが、1部例外を除いては、どのカラーであっても子供っぽくならないような工夫が施してあります。ソールはホワイトかブラックが多く、ソールに施されるラインのカラーも極細で、アッパーのデザインやカラーを引き立てる構成となっています。
続いて、紐を通すハトメ。こちらもアッパーがどのカラーであっても、シルバーかブラック。刻印のようなオールスターのブランドマークでさえも、ホワイトベースのものかブラックのものしかありません。そして、アッパーに使われている素材は耐久性に優れたキャンバス生地で、ブラックなどのカラーは、少し艶のある素材感になっています。
(光が当たると艶っぽさがある)
オシャレ上級者は、イエローやレッドといった、少し派手なものもオススメです。また、筆者は、ワンポイントだけアクセントを持たせ差別化を図るため、靴ひもだけをホワイトにしています。
余談ですが、このカラーリングは、70~80年代に発売されたひと昔前のカラーリングに似ています。本物には敵いませんが、レトロな雰囲気で個人的に気に入っています。
3点の弱点のうち一つは克服可能
大きな弱点が3点あります。1点目は、指の付け根付近の軟弱さです。これは、靴の構造上仕方ないのですが、屈曲を繰り返すとアッパーのキャンバス生地とソールのゴム部分を接着している箇所がヒビ割れ、最終的に剥離してしまいます。
着用頻度にもよりますが、2年もすれば、この現象が現れます。アッパーとソールを縫って繋ぐのではなく、接着しているだけの構造なので必然的な現象です。高級スニーカーであれば、縫い付けてあるので、耐久性は大きく異なります。
(指の付け根)
そのため、筆者はキャンバス生地の1番安いオールスターを定期的に購入しています。一度、ハイカットのレザータイプを購入したことがあったのですが、経年変化を楽しむ前に、指の付け根部分が剥離し、役目を終えてしまったのです。それからというもの、筆者は、キャンバス一択です。
続いて、2点目。これは、履き脱ぎし辛いこと。一般的なナイキやアディダスのスニーカーと違い、シュータン部分に紐通しが付いていないことから、靴を履くときに倒れてきてしまうのです。細かいことですが、筆者はこれが結構嫌いです。
(シュータン)
最後に、3点目。これは、インソールが頼りないこと。靴業界のユニクロといっても過言ではないほど、驚異的なコストパフォーマンスを実現しているのですが、インソールはお世辞にもいいものを使っているとは言い難い。
テーマパークで半日も歩けば立派な「足が棒」状態の完成です。「オシャレは我慢」といった言葉もありますが、明らかな弱点といっていいでしょう。
(薄いソール)
実はこの弱点の克服法を筆者はあみ出しています。それは、クッション性のいいインソールを入れること。特にオススメなのが、筆者も愛用している、ビルケンシュトックのインソールです。
(ビルケンシュトックのインソール) https://goo.gl/xh5Lxp
このインソールを入れるだけで、足裏の疲れや痛さから解放されます。オールスターを買い替えした際や、複数色所持している場合であっても、このインソールは、載せ替えが自由で簡単なため、1つあれば様々な靴に載せ替え可能です。筆者は、クッション性の少ない革靴や少し大き目の靴などにも利用しています。
定番カラーを1足持ってる人は、期間限定版やセレクトショップ別注版を狙え!
筆者は現在2足のオールスターを所持しています。1足は、オールブラックのシンプルカラー。もう1足は、オールホワイトに真っ赤なブランドロゴを配した期間限定色のもの。この期間限定色は、地元のABCマートで2017年の冬3000円程度で購入しました。
ただでさえコストパフォーマンのいいオールスターですが、期間限定版は、季節の変わり目に大幅値引きになることがあります。カラーの切り替えが多い幼稚なカラーもありますが、筆者が購入したようなシンプルだけど、一味違うワンポイント入ったカラーというのは、合わせやすく地味な印象にもにもなりにくいため、特にオススメです。
(限定版オールスター)
「他の人と同じは嫌だ」といった方には、セレクトショップ別注モデルやUSAモデル、ALL STAR生誕100周年記念モデルがオススメです。とくに100周年モデルは、カラー別注もありますが、完全防水のゴアテックスコラボモデルといった機能面を強化したモデルも発売しています。
雨の日にもオールスターが履けるとあって、オールスター好きにはたまらないモデルです。また、ベビーやキッズの商品も販売されているため、お子様がいるご家庭では、親子でリンクコーデを楽しまれてはいかがでしょうか?
(ベビー・キッズシューズ)https://goo.gl/5QKDR4
1足4860円(税込)という驚くべきコスとパフォーマンス。5000円だしてお釣りがくるスペックには見えません。初めての購入は実店舗で試着して購入することが望ましいですが、2足目以降の購入は、Amazonや楽天などのネット通販が便利です。
サイズも22㎝〜30㎝まで、0.5㎝刻みで全て揃っています。購入を検討していたが、種類がありすぎて手が出せずにいた方。ローカットとハイカットの違いがわからずにいた方の購入の際の一助となっていたら幸いです。
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