夏真っ盛りですね!
この夏休み、お出かけの予定がある方も多いのではないでしょうか。海や山に遊びに行く時の必須アイテム、それがサングラスです。しかし世の中には色々なサングラスが溢れています。
そこで日本を代表するファストファッションであるUNIQLOと無印良品、そして押しも押されぬサングラスメーカー Ray-banのサングラスを徹底比較します!
そもそも何故サングラスをするのか?
最近は街中でサングラスをする人が増えていますよね。「外国人はいいけど日本人は……」「街中でサングラスをするのは抵抗がある……」という方もいるかもしれません。
確かに日本人は瞳の色が黒いので、眩しい日差しの中でもうまく物を見ることができます。逆に西洋人は瞳の色が薄いので、強い日差しの中では物をうまく見る事が出来ません。なので外国の人は多くサングラスをかけているんですね。
では日本人はサングラスをかけてはいけないのか?というと勿論そんなことはありません。むしろかけたほうが良いのです。
皆さん肌の日焼けのことはご存知ですよね?海や山に行く時に日焼け止めを塗る人も多いと思います。しかし、目も日焼けすることはご存じでしょうか。
紫外線が目に多く当たることで、将来的に白内障などのリスクが上がることがわかっています。また、目から紫外線が吸収することで身体のメラニンの生産量が増え、結果的に肌に紫外線を当てたのと同じ影響があると言われています。
もちろん、サングラスはファッションとしても大きな意味があります。言ってしまえば、かけるとカッコよく見えます。
「カッコつけてるみたいで抵抗がある」という方もいるかと思いますが、ここで紹介しているものはどれも日本人にもハードルが低いものばかり。日本人の顔に馴染みやすい形のサングラスです。
これでサングラスをかけるメリットがわかりました。しかし、ひとくちにサングラスと言っても様々なものがあります。
そこでRay-ban、無印良品、UNIQLOの定番サングラスを徹底比較しましょう!
3選手の紹介
まず、Ray-banのモデルは永遠の定番「wayfarer」です!
洋服や髪型には流行がありますが、wayfarerが古くなることはありません。今回のモデルは「wayfarer folding」。通常のモデルとの違いは折り畳んで携帯できることです。
そもそもwayfarerは「旅行者」という意味ですから、まさにトラベル向けのサングラスと言えます。現行の定番モデルはアセテートフレームに艶があるタイプです。定価は2万2680円(税込)と少々お高めです。
UNIQLOのモデルは「ウェリントンフォールディングサングラス」。
定番モデルをコピーするのはさすがUNIQLOといったところです。定価は1620円(税込)とそこもさすが。
無印良品のモデルは「ウェリントン型サングラス」。
こちらも同じくウェリントン型。UNIQLOと異なりフレームにツヤがあります。レンズの色は黒。定価1490円(税込)と地味にいちばん安いです。
形状を比較しましょう
正面から見た違いは、ほぼありません。
(左上:Ray-ban 右上:UNIQLO 中央下:無印良品)
Ray-banのものはリムが少し上向きかな?という程度。UNIQLOとRay-banの見た目は全く同じといっていいレベルです。おそらく街で違いに気づく人はまずいません。
ただ、細かく比較すると、Ray-banのものは一回り小ぶりです。
(左:Ray-ban 右:UNIQLO)
Ray-banが小さい理由は’インターナショナルモデル’だからです。
Ray-banはイタリアのサングラスメーカーなので、西洋人向けにサングラスを作っています。西洋人と東洋人の顔の違いで、異なる形のサングラスを販売しており、顔の形が異なるアジア人向けにAsian fit というモデルを出しています。
日本で販売しているものはほとんどがAsian fit。型番のFで見分けられます。
さて、UNIQLOのものは恐らくこのAsian fitモデルを元ネタとして作られている模様です。そしてUNIQLOのものはちょっと大きめな印象。Ray-ban同様折り畳めるfoldingモデルになっています。
無印はちょうどふたつの真ん中で、日本の標準的なサングラスの大きさのように思います。
ただ注意したほうが良いのは、案外鼻当ての大きさが小さいことです。装着時の印象として、UNIQLOよりもフィット感が強いです。ちょっと鼻が高い人向けかなという印象でしょうか。
(左:UNIQLO 右:無印良品)
大きく異なるのはレンズの角度で、UNIQLOと異なりレンズとリムの角度が鋭角になっています。
このことがフィット感を高めている要因ですが、その分頬にフレームが当たる人もいるかもしれません。
個人的な感想として、フィット感では「Ray-ban>無印>UNIQLO」です。
Ray-banは顔にフィットしてくる感触があります。無印はただかけている、という感覚。UNIQLOはフィット感があるのですが、少し大きめで、サイズの大きな服を着ているような感覚になります。
とはいえどれも歩いていてズレ落ちるようなことはありませんので大丈夫です。
機能面を比較しましょう
次に機能面です。サングラスでカットできる光は主に2種類あります。「紫外線」「可視光線」の2つです。
正直言って、紫外線に関して機能の差はあまりありません。全部紫外線99%カットです。ただ、違いがあるのは「可視光線透過率」です。
簡単に言うと、可視光線透過率が高ければ、視界が明るく見えます。暗いと暗く見えます。透明のサングラスなどは可視光線を通して紫外線だけをカットしているものです。そして、「可視光線透過率」+レンズカラーで視界の見え方が変わるわけです。
では比較してみましょう。
(左からRay-ban、UNIQLO、無印良品)
レンズを通した景色をiPhoneで撮影しました。実際の視界とは異なるかもしれませんが、ほぼ私の体感とは一致しています。
Ray-banのモデルはHPによると可視光線透過率が15%でした。少し明るめな印象です。とはいえRay-banにはレンズが何種類もあるので、あまり参考にならないかもしれません。今回のレンズは、「グリーンクラシックG-15」(https://goo.gl/ZFPZVa)という最も伝統的なレンズです。
対してUNIQLOは可視光線の記載はありませんでした。おそらく10%前後だと感じます。Ray-banより少し暗めです。レンズも緑なのでかなり緑色に見えていて、これも体感と同じです。
無印良品は可視光線16%で、最も明るめです。僕の無印良品のイチオシポイントはこの見え方の部分で、サングラスを通してもかなり自然に視界が広がります。これはUNIQLOなどの他のリーズナブルなサングラスと比較したときかなり強みだと思います。
見え方で比較すると、「無印>Ray-ban>UNIQLO」に感じます。
ただRay-banには異なる色のレンズや「偏光」というさらに見やすくしたモデルもあるので、一概に比較することは難しいです。UNIQLOもブルーライトを15%カットしているため、少し暗くなってしまっている部分があるかなと思います。見え方はある種の好みといえそうです。
総評
もしお金があるならRay-banを買えば間違いないです。今回は耐久性には言及できませんでしたが、手荒く扱わなければ今後3.4年は間違いなく使うことができます。
今回は紹介できませんでしたが、更に視界を見やすくする「偏光」レンズやミラーレンズなど様々なカスタム商品があり、そういった部分で個性を出したい方はRay-banがオススメです。
逆にそこまで個性を出したくない、もしくはサングラス入門として……という方にはUNIQLOや無印は最高の選択肢だと思います。基本的にはUNIQLOを選べば間違いありません。ただ少し彫りが深かったり、鼻が高かったりする人、もしくは視界に色が付くのが嫌な人は無印良品を使うといいかもしれません。
ただサングラスは目を保護するものです。そういう意味では、Ray-banのものはレンズの歪み補正・ブルーライト100%カットなどやはり値段に見合う価値は十分にあるものだと思います。最近はセールにかかっていることも多いので、是非おすすめします。
もちろん、いま全くサングラスをしていない人は、無印やUNIQLOのものをするだけでもかなり快適に過ごせるようになると思うのでぜひ試してみてほしいです。
みなさんもサングラスで快適な夏を送って下さい!