【レビュー】2年間アップルウォッチを使い続けて分かった7つのこと。

2015年に発売されたApple Watchを知らない方はいないでしょう。iPhoneと連携して様々なことができる時計のことです(詳しくはhttps://www.apple.com/jp/watch/をご覧ください)。

そんなApple Watchを2年間ほぼ毎日使ってみました。それでわかったことを紹介いたします。

・文字盤はカスタマイズすることでビジネス用にもプライベート用にも使い分けができる
・バンド(ベルトの部分)の正規品と非正規品の違いはそこまでない
・文字盤の足りない部分
・ガラスの強度は高い
・充電しなければ2日連続で使えない
・使えるアプリと使えないアプリがある
・重さと見た目と価格

公式ホームページでは伝えていない、2年間使い続けたからこそわかったことと共に、これから購入する方へのアドバイスをお伝えいたします。

Apple Watchでできること

 Apple Watchとは多機能な時計だと思ってください。一例としてあげます。

iPhone にメールや LINE、電話がきたら、Apple Watch が振動で教えてくれて、文字盤でメール・LINE の内容や、誰からの電話かを確認することができる
・地図の表示及び経路の確認
・音楽の操作
・1 日どれだけ運動したかを計測してくれる機能
・suicaを搭載することで電車に乗ることもコンビニで買い物もすることができる
・カレンダーで今後の予定を教えてくれる
・iPhoneの電波を利用してインターネット上から時間を取得してくれるので、時間がずれることがない

時計としてはもちろん、まるで秘書がそばにいてくれているような使い方が無数にあります。

ファッションとして注目すべき2点

まず、文字盤の選択。Apple Watchでは現在十数種類の文字盤が選択できます。シンプルなものから、ミッキーマウスが手で時間を教えてくれるキャラクターもの、自分のお気に入りの写真の上に時間を表示してくるものなど様々なものがあります。それだけでなく各文字盤もカスタマイズすることができます。

例えば長針の色を変えたり(約30種類の色があります)、日にちや曜日を表示させたり、数字を1〜12ではなく12・3・6・9だけを表示させたり、ミッキーマウスをカラーにするかモノクロにするかなど多岐にわたるカスタマイズができ、自分だけの文字盤を作成することが可能です。

僕は仕事の時とプライベートで使い分けています。仕事の時は、曜日・天気及び気温・カレンダー・アクティビティ(一日にどれだけ運動しているか)を表示させています。特にカレンダー機能は、一日分の予定を見ることができるので、仕事のアポイントの確認をスマートフォンなしでできるのは重宝しています。

仕事はスーツを着ていますが、スーツやワイシャツはシンプルになるので、秒針と曜日だけは青にして、仕事の中でも少し遊び心を持った文字盤にしています。

そしてプライベートでは何の機能も表示させず、シンプルな文字盤にしています。

スーツと違い、カジュアルな服装になるプライベートでは、なるべく文字盤をシンプルにすることでカジュアルになりすぎないようにバランスを保つようにしています。ただ針の色を白にするとシンプルすぎるので、青にすることでジャケットを着る格好でも、Tシャツを着る格好でも、どちらでもつけられるようにしています。

次に、バンドの交換です。Apple Watchの特徴の一つは、バンドを簡単に付け替えることができることです。

正規品ではスポーツ用のラバーのようなバンド、布のような肌触りのウーブナイロン、レザー、ステンレススチールと素材だけでも4種類あり、その中でもデザインを多数展開していたり、エルメスやナイキとコラボしたバンドもあるので、全部で数十種類あり、価格は約5000円~約5万円まであります。他にも正規品ではないバンドも様々なところで販売しています。

僕は正規品も非正規品も使用しましたが、見た目も材質も大きな差はないと感じました。最初購入した時は正規品のレザーバンドでしたが、1年ほどで汗のシミが消えなくなってしまったため、Amazonで見つけた非正規品のステンレススチールバンドを購入しました。長さの調整も簡単にできて、見た目もよく、価格も約3000円でしたので、とても満足しています。

後ろのボタンを押すだけで簡単に外れて、20秒ぐらいでつけかえが可能ですのでストレスはありません。仕事もプライベートもステンレススチールのバンドを使用しています。腕周りに何もないと寂しいですが、シルバーアクセサリーみたいなステンレススチールバンドの時計をつけていることでアクセントをつけています。

夏場に長時間つけて、ケアをしていないと手首がかぶれてしまうので、定期的にバンドの部分はハンドソープで洗うのが必要です(レザーは洗えないので注意が必要です)。スポーツをする時は赤いスポーツバンドを使用しています。

写真の上にある金具と下の穴の部分を繋げるのですが、少し硬めの材質なので慣れないとつけるのに時間がかかります。スポーツ用の時計で赤いバンドのものは多くないので、人とは違う目立つアイテムになります。

 Appple Watchの気になる3点について

 文字盤はシンプルなものからキャラクターものまでありますが、Appleが提供している文字盤しか選ぶことができないので時計としての魅力的な文字盤は少ないという印象があります。フランクミュラーのように数字が独特な形をしていたりする魅力的な文字盤が追加されたら最高なのですが。

次に、ガラスの強度はよく質問を受けるのですが、2年間ほぼ毎日使用していて傷はほとんどありません。何度か落としたり壁にぶつけたりしましたが無傷です。気になる方はカバーをされるといいと思いますが、個人的は神経質になる必要はないかなと思います。

そして、最後に電池のもちについてです。2年間使用して、現時点で一日(約14時間)使用していると電池残量は20%になります。使っている最中に電池が切れることはありませんが、1日充電を忘れると次の日は使えません。

充電は画面の裏側(腕に密着する部分)にマグネット式の充電器をつけるので、使いながらの充電はできません。

以前旅行の時に充電を忘れて、2日目は飾りで腕につけているだけという状態になりました。

ちなみに、LINEなど連絡を取り合うアプリは、時間がかかりすぎて使えません。カレンダーや天気など、連絡用のアプリでないものは気にならないのですが、LINEやメールなど連絡を取り合うアプリは、読み込むのに約7秒ほど時間がかかります。iPhoneの操作性に慣れていると、すごく待たされる感じがして結局スマホを見てしまいます。

今は、Apple Watchが振動したらiPhoneを開くというふうにして、Apple Watchで連絡用のアプリを使うことはほとんどありません。

これから購入する人へのアドバイス

Apple Watchは3種類あります。

・スポーツタイプはアルミニウムケース(34.2g)(3万800円+税から)
・通常タイプはステンレススチールケース(52.4g)(6万800円+税から)
・EDITIONタイプはセラミックケース(45.6g)(13万800円+別から)

画面サイズ42㎜の場合、重さも見た目も価格違います。僕は通常タイプを持っていますが、ずっしりと重さを感じるので、普通に使っている分には気にならないのですが、ランニングの時は結構気になります(バンドをつけると100gぐらいになるので)。

個人的には店頭で見る限り、アルミニウムケースでも高級感があるので、次購入するなら、スポーツタイプのアルミニウムケースを購入し、ステンレススチールのベルトを追加購入します。運動で使いたい人、少しでも費用を抑えたい方は、スポーツタイプを購入するのをオススメします。

総評

機械式や手巻きの時計と比べると見劣りしてしまう部分もたくさんありますが、普通の時計では体験できないこともたくさんあるので、僕は購入して良かったと思っています。また、話題性があるため、時計に詳しくない人にも「Apple Watchですよね?」と声をかけてもらえて、話のネタにもなります。

時計に強いこだわりがない人でしたら、選択肢の一つに入れてみるのをオススメいたします。

ブランド:apple
商品名:Apple Watch (初代) 42mmステンレススチールケース・サドルブラウンクラシックバックル
価格:約7万5000円
重量:100g(ベルト含む)

・見た目:★★★★☆
・重量:★★★☆☆
・文字盤:★★★☆☆
・時間の正確さ:★★★★★
・電池の持ち:★★★☆☆