GUのメッシュベルトは再生皮革で圧倒的なコスパ!

GUには様々な種類のベルトが展開されています。素材でいえば革製、布製、形でいえばプレーンベルト(ドレスベルトとも呼ばれています)、編んで作ったものメッシュベルト、その他にガチャベルトなどがあります。

プレーン、メッシュなどはビジネスシーンなどでスーツに合わせられますが、幅や色によってはカジュアルな場面でも使えるため、最近ではドレスベルトとカジュアルベルトの区別は曖昧になってきています。そして今回、私がご紹介するのは、素材が再生皮革のメッシュベルトです。

再生皮革とは?

再生皮革とはリサイクルレザー、ボンデッドレザー、レザーボード、などと呼ばれています。本革製品を作った時に出る端切れを細かくして接着剤で固めたもの。お肉でたとえるなら、サイコロステーキなどの成型肉といったところでしょうか。

ベルトの先端部分の顔料を少しめくってみました。普通に見れば革製品ですが、拡大してみて見ると薄い細かい革がいくつもの層になっていることがわかります。

(断面拡大図)

長所は、本革に近い風合いがあり、断裁革屑の再生利用品なので環境にやさしいエコ素材。加工効率がよく皮革と比べて価格が安い。表面に型押し、革染めができる。天然皮革では不可能な大きな一枚の革などが作れることです。

短所は、本革と違い馴染むことが無く、再生皮革は経年劣化でボロボロになってしまうので、その点は合成皮革と似ています。

サイズの長さ調整不要

サイズはMとL。Lのほうが9㎝長いです。色は白、黒、茶、濃茶の4色筆者はMサイズの黒を購入。ベルト幅は太くもなく細くもない3㎝。メッシュというベルトの形状上、仕方のないことですがバックルと本体は縫い付けてあります。

(像筆者は体重61kgの痩せ型。ベルト先端が余りすぎて少し長いです)

通常のベルトのように切ってサイズ調整ができませんが、メッシュベルトのよいところは、どの位置でもベルトが固定できますから、サイズ調整が不要なのは助かります。

使い心地、見た目

(裏側画像)

最初に使った感想はやはり当然ですが、本革のような柔らかさはありません。合成皮革と同じような固さです。ベルトとして締めるには少々硬さがあります。使っていくうちに徐々に柔らかくはなってきますが、やはり馴染むということはありません。ですが形状がメッシュですので、多少はのびます。

客観的な見た目、人と会話する距離(50㎝位)では本革と見分けがつきません。当たり前ですね。通常の革製品と同じ顔料塗装をしてありますから表面上は塗料の膜があるのでその下は革なのか布なのかは見えません。表裏横とすべて塗装をしてあります。

再生皮革の寿命は?

合成皮革の寿命は、使用頻度にもよりますが3年。経年劣化による加水分解によって、ボロボロ、ベトベトしてきます。加水分解とは簡単に言えば、空気中の水分が合成皮革の成型物、ウレタンと反応して分解されてしまうこと。スポンジなども使っていくとボロボロしてきます。

これと同じ現象です。合成皮革も再生するメンテナンス方法もありますが、ここでは省略いたします。本革はメンテナンスをしっかりと行えば、革の種類にもよりますが、50年。つまり一生涯もつといわれています。

こちらのメッシュベルトは合成皮革ほどたくさんのウレタン、つまり樹脂を使っていません。ですが、先ほど述べたとおりこちらも細かい革を樹脂(接着剤)で固めた物ですから加水分解は起こりますので、あくまで筆者の考えですが、寿命はおおよそ5年位。合成皮革よりは寿命は長いはずです。

ユニクロでは本革のメッシュベルトが2900円(+税)。ユニクロより安くて同じようなメッシュベルトがほしい方はGUのメッシュベルトを手にとってみてもいいかもしれません。本革ベルトのような使い心地はありませんが、見た目は本革そのもの。そして合成皮革のベルトよりも長く使えます。

この記事を書いた人

あゆ太郎

身長177センチ 体重61キロ 靴27センチ

シンプル、モノトーンばかりになってしまう40代。コーデの幅を広げ、レベルアップするため勉強中だが、うまく行かず迷走中。